最後に、唐津市沖の洋上風力発電について、国に法定協議会の設置を要請することといたしました。洋上風力発電というのはこういった形で、佐賀県も再生可能エネルギーの導入はもとより推進しておるわけですが、これまでも様々な地元にも意見があったので、無理しないように、みんなで意見交換をしながら進めようねということで進めてまいりました。
今回は、候補海域がこのエリア、約140平方キロメートルということになります。海上に風車を設置して風の力を利用して発電するということで、非常に今大きな発電ができるということでありまして、例えば、この海域に洋上風力発電が仮にできるとすれば、例えば、佐賀県、この洋上風力発電だけで、佐賀県内の家庭用電力8割ぐらいは賄えてしまうという、非常に巨大な発電ができるわけであります。
ということなので、こういった発電が陸上よりは風が安定しているだとか、陸上よりは海ですので騒音リスクが少ないとか、大型化が可能と、そういったこともありますので、検討を進めていたわけです。唐津市沖は洋上風力発電に適した海域ということだと思います。
じゃ、これまでどうだったのかということでありますけれども、唐津市だとか市議会だとか、玄海漁協からは早くやってくれという要望は出てきたわけですけれども、これまで小川島の漁協さんが関係者ということで、法定協議会に入っていただく段階だと我々は認識しているんですが、同意というところまで至っていなかったわけなんです。なので、みんなでいろんな話合いをしていったところ、今回、小川島の漁協のほうで法定協議会の参加を議決いただいたという話があったので、佐賀県が考える全ての利害関係者は同意が得られたという段階になったので、国へ法定協議会の設置を要請することといたしました。
ここから先は国が出てくるんですね。国が法定協議会をつくって、こういった有望区域に指定されたら協議が行われるということになっていくわけでありますので、我々の方とすると、メンバーはみんな同意していますから有望区域でどうでしょうかという話になっていくということです。
ちょっと、この先はまだまだ未知数でありますけれども、今日はそのご報告を皆さんにしたということです。
そういうことで、これまでもですけれども、引き続き丁寧に進めていきたいと考えています。