これまでスペインとは、世界料理学会、これは有田焼の400年記念のときに開催した学会ですとか、スペイン大使館、トレドさんとの覚書を締結したり、私がサンセバスチャンに行ったり、様々なことをやりながら交流を温めてきました。そして、「ムガリッツ」ですか、バスク地方の二つ星レストランのアンドニさんというシェフに交流大使を委嘱しました。その中で、実はコノシロって皆さん御存じですか。コハダというのは、いわゆる美味しいお寿司のネタ、あれは築地に行くと佐賀県民の皆さんも知っているんですけど、あれがもうちょっと年を取ると、ぶよぶよっとして、僕らがコノシロ、コノシロって佐賀県民が言っている、ちょっと大きく成長してしまうものになってしまうんですけれども、それを、アンドニさんは、マリネというか、オリーブオイルでぴちぴちに若返らせたわけです。
私も食べたんですけど、コノシロってどっちかというとぶよぶよという感じなんだけれども、これはオリーブオイルでしめしめにしていると、しゅっと食べるとね、何と表現していいか、ぴちぴちというか、いわゆるコハダに戻ったような、若い頃に戻ったような、そんな食感なんですよ。なので、そのレシピを頂戴と言ったら、アンドニが、いいよ、じゃ、名前はサンセバスチャン風コノシロのアドバルでいこうということで、僕らはこれを「コノバル」という名前にして、8月1日からSAGA BARで試し売りをしたいと思いますので、ぜひ県民の皆さん方一度食べていただいて、また佐賀県の名物になったらいいなと思っています。コノバルでした。