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令和6年7月19日 知事定例記者会見質疑(全文)

最終更新日:

<目次>

1  新たな佐賀の日本一について

2  県立大学について(その1) 

3  九州新幹線西九州ルートについて(その1)

4  玄海電子力発電所について

5  九州新幹線西九州ルートについて(その2)

6  新型コロナウイルス感染症について

7  国民スポーツ大会について(その1)

8  九州新幹線西九州ルートについて(その3)

9  県立大学について(その2)

10   選挙ポスターの掲示について

11   SAGA2024全障スポについて

12   国民スポーツ大会について(その2)

13   唐津市沖の洋上風力発電について

14 九州新幹線西九州ルートについて(その4)

15 SAGA2024国スポ・全障スポについて

16 県立大学について(その3)

17 産業創出について

18 熊本県知事の就任について


 

1 新たな佐賀の日本一について

○STS

 今日の発表項目の1つで質問したいと思います。

 新たな日本一が見つかったということですが、今後どのようにこの件についてPRしていかれますか。

○知事

 まず、佐賀県民の皆さんに共有していきたいなと思っています。ですので、やはり佐賀県の皆さんが、多くの皆さんが国スポ・全障スポなどでお越しになったときに、何もなかやろうと言ってしまうと逆宣伝になるので、もちろんそれぞれの皆さん方がすばらしさはあると思います。文化や歴史や伝統だったり、自然だったり、食べ物だったり、そういったことをぜひPRしていただくのと併せて、結構面白いネタをいっぱい用意したいと思っているので、そういったことで様々な皆さん方が、佐賀の観光大使に県民の皆さんになってもらって、そして、県外に出ていった皆さん方も佐賀の応援団として、都市部に行っても、ということをやることが大事かなと思っています。なので、そういった意味で、まずは県内の皆さん方に知っていただくということをやっていきたいと思っています。


 

2 県立大学について(その1)

○STS

 ありがとうございます。

 もう少しいいですか。今日の発表以外の項目もいいですか。

○知事

 はい。

○STS

 ありがとうございます。

 まずは県立大学についていくつか質問をしたいと思います。

 4つぐらいあるんですけれども、今月、7月中に設置場所を発表すると知事はおっしゃっていましたが、場所はいかがでしょうか。

○知事

 今日はまだ発表できるような状況じゃありません。今、検討しているので、私は早く決めてステップを進めていきたいと思っているので、今月中に発表するように検討を進めていきたいと思います。

○STS

 ということは、まだ場所が決まっていないということですか。それとも、まだ発表できる段階にないということでしょうか。

○知事

 どちらかというと、まだ決まっていない。という、検討遡上だと。これはいろんな検討はしているわけなんですが、何なんでしょう、企業誘致とかで、お互いがいつ発表するかということで、すごく水面下でやって、それまで様々な──結論が出ていない段階というのはそういう状況なんですよ。だから、なかなか途中経過を言えないなということなので、あるところで決めて発表したいと思うので、そのときにはいろいろお答えするところもあるのかなと思いますが、そういうことでご了承いただけたら嬉しいです。

○STS

 今月もう2週間を切っていますが、大丈夫そうですか。

○知事

 まあ、はい。恐らく、その方向で何とかしたいと思ってやっているので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。


 

3 九州新幹線西九州ルートについて(その1)

○STS

 ありがとうございます。

 続きまして、九州新幹線長崎ルートの件でもお尋ねしたいと思います。

 こちら、3点ですね。与党検討委員会が間もなく開催されるということで、知事は欠席されるという方針が決められているようですが、いかがですか。

○知事

 欠席すると強い気持ちで言っているわけではなくて、6月の終わりぐらいだったと思うんですが、与党PTのほうかな、いわゆる国のほうから、7月24日か30日の午後で、あらかじめ出席者を登録してくださいという話があったと聞いています。今月、先ほどの話じゃないですけれども、まだいろんな不確定要素がいっぱいあって、24日、30日という決め打ちだと、私の登録というわけにもなかなかできなかったので、南里副知事。南里副知事はずっと一緒にこの新幹線問題もやっているので、基本的に発言していただく趣旨というのは分かっていらっしゃる方だから、30日に南里副知事が出席するということにしております。

○STS

 南里副知事にはどのように発言をしていただこうと今考えていらっしゃいますか。

○知事

 これからですけど、もともと筋が違うという話をさせていただいているというふうに思っているので、これまでも南里さんとは何百時間もこの話は議論しておりますので、南里さんが自分の考えで話していただければいいのかなと思っております。もし出席の前には意見交換をすると思います。

○STS

 関連でもう一点なんですが、サガテレビの取材で長崎県の知事も欠席をされるのではないかという話が出ているのですが、こういった委員会に両県のトップが出席されないことについてどのように思われますか。

○知事

 長崎のことは今初耳なんですけど、どっちにしても、地元で話すことは大事だと思っているので、それは大切に。与党PTのほうで呼んで、どういう仕切りをされようとしているのかというのが我々には、佐賀県には分からないのでということがありますので、私からは何とも言えないということす。

 それで何か北陸とか2倍になったって報道があったんですけど、やっぱりああいうのを見ていて、佐賀県もこれまで新幹線で必ずずっと高く高くなるって言ってきたことで、新鳥栖-武雄温泉間、1,400億以上、大体あれは1.6倍で計算しているんですけど、なので、そうなるよなと。だから、何というんでしょう、やはりこの問題は慎重にやっていかないと、そのときの勢いとかで禍根を残すような決断というのはしてはいけないなと改めて思いました。


 

4 玄海電子力発電所について

○STS

 ありがとうございます。

 最後の質問です。昨日、九電の社長が訪問されたと思います。その中で、原発を視察したいと知事は発言されていますけれども、どういった目的とかがあるのか、どういうところを重点的に見たいとかあればお願いします。

○知事

 そうですね。私も再稼働の前に、たしか2回目だったと思うんですね。それからだいぶたったなというのはずっと意識していました。で、その間、コロナがあったわけですけれども、特重だったり、緊急対策棟とか、様々な整備が行われて、今どうなっているのかなというところはいずれ自分の目で確認したり、それから、そこで働く皆さんに声をかけたりしたいなと思っていたので、それがたしか2か月ぐらい前、5月だったと思うんです。担当部局にそろそろ行くからねって。ただ、日付とかは言わないけどねと言っています。実は、私が視察に行こうとしている日というのはもう決めてあるんですけれども、それで準備、スケジュールをちゃんと組んであって、ちょうどこの前、昨日か、池辺社長が来られたので、さすがに近々なので、お話ししておくことがマナーかなと私は思ったので、近々そういう話をするから、社長さんがおられなくても、行くときは急だからという話しなんです。なので、その日は決まっているので、いつか、ここで発表したらそれこそあれにならないので、できるだけ決めないで行ったほうが、抜き打ちとはいかないんだけれども、そのほうがいいかなと私は思っているので、その日程が発表されたら、報道関係がどうなるか分かりませんけれども、対応させていただきたいと思います。


 

5 九州新幹線西九州ルートについて(その2)

○時事通信

 私からも何点か質問させていただきたいんですけれども、先ほど新幹線の整備に関して、やっぱり地元で話し合うことが大事とおっしゃられましたけれども、これまで佐賀県と長崎県、両県の副知事同士でお話をされたり、JRも交えて三者のトップでお話しされたりしてきたかと思います。その辺りの枠組みでまた新たに話し合う予定など、現在ございますでしょうか。

○知事

 そうですね。今回、このPTが終わったらいろんな機会に話をしたいなと思いますし、特にJR九州さんのいろんな思いもあるでしょうから、JR九州さんとまた今後の展望も含めて様々な面で意見交換をする機会をつくっていきたいと思います。

○時事通信

 特に決まったものはあるんでしょうか。これから話し合いたいというふうにおっしゃられる展望のほうにも関係あられるのか。

○知事

 そうですね、まずPTが終わってからかなと思います。というのも、特に感じるんですけど、やっぱり私の身は一つしかなくて、佐賀県は非常に懸案が多くて、それぞれに対して私が対応するところをうまくスケジューリングしているんですけど、様々な機会を利用してそういった様々な政策を前に進めるべく調整していきたいと思います。

○時事通信

 もう一つ、国との幅広い協議に関しまして、先日の議会のほうでも一度クローズでやってみてはどうかというふうに国交省さんのほうにお伝えしたということで、その後、何か今後の日程ですとか話し合いたいというふうなお返事はあったんでしょうか。

○知事

 今、調整中ということです。もともと国交省、鉄道局さんもクローズドがいいと言っていたような気がするので、最初の頃ですね。なので、それは何か実現しそうな気がするんですけれども。ただ、日程についてはまだ調整中ということです。


 

6 新型コロナウイルス感染症について

○時事通信

 あともう一点だけ。現在、新型コロナの感染者数が今週の発表数が先週から今週がちょっと2倍近くに増えて急に拡大してきております。5類移行も佐賀県は感染拡大の備えとしていろいろ対策は打ってきたと思うんですけれども、現在の対策状況などを教えていただけますでしょうか。

○知事

 これは今、部対応になっています。そして、何というんでしょう、最初の頃のコロナ対応というところまではもうする必要はないと思います。そこはやっぱり危機管理、濃淡が大事なので、今回のコロナが影響という、いわゆる強さですね、感染症の強さとして大きな課題になってくる兆候が見られたら、そこは迅速に対応したいと思いますが、今の段階では、もちろん増えてきたな、増えているなということもありますけれども、ウイルス自体に対するいわゆる危険性というものに関してはそこまで至っていないという判断をしておりますので、そういった兆候が見られましたら、また別途対策を打つべく、全庁的な体制を取ることになろうかと思います。


 

7 国民スポーツ大会について(その1)

○朝日新聞

 先ほどちょっと発表事項の中で、国スポについて、もう手挙げ方式でやったらいいんじゃないかというふうにおっしゃったと思うんですけど、これは何か知事のほうから具体的に、例えば、全国知事会というか、意見を出されたりとかしたのかという、その辺の、何でそれをお考えになったのか。例えば、知事会の中で具体的にそういう議論があったのか、あるいは県内の担当部局の担当の方との話合いで、それは佐賀県として提出していくべきじゃないかみたいな話になったのか、その辺は……。

○知事

 全く個人的な見解で。

○朝日新聞

 個人的な見解。

○知事

 うん、何でかというと、すごくやりたくない県があるのかなって思ったんです。やりたくないのに無理やりやるのって、県民にとっても不幸かなと。みんなで盛り上がってやってよかったねってするために、そういう大会にするのはとても大事だろうと僕はスポーツ関係者としても思うので、だから何か、えっ、お金かかるからやりたくない、やりたくないけど順番回ってきたからって、何かすごく違和感があるんですよ。なので、やりたいところがやる気を持って、これ国スポ・全障スポじゃなくて、ほかのやつは結構手挙げが多いんじゃないかなと思うんですよ、全国的なイベントね。だから思った次第です。ですので、別に県の中で何かまとめたとか、佐賀県がそういう意見を提出したということではなくて、私の考えということです。

○朝日新聞

 それは何かどこかで、今この場以外でとか、そういうことを知事会みたいなところで、今副会長さんでいらっしゃるじゃないですか。何か提案されるみたいな、そういうお考えはないですか。

○知事

 私もね、各都道府県どういうつもりで言っているのか分からないから、いや、本当はでも回ってきたらもうちょっと財政的に緩和されたらもっと楽しいのになと思っているのかもしれないし、だから何というか、そこまで自分が集約してまとめて何かを動かそうというところまでは至っていなくて、なぜかというと、今この国スポ・全障スポの新しい大会をどういうふうにやっていこうかということで頭がいっぱいで、やっぱり新しい機軸での大会を今回やるので、いろんなところで失敗もすると思うんです。でも、スポーツと同じで、その失敗を次の滋賀なり青森が、そして宮崎がどう生かしていくのかということも、この大会の新しい大会の価値だと思うので、まずはそこに全力を尽くしたいと思います。


 

8 九州新幹線西九州ルートについて(その3)

○朝日新聞

 もう一点あります。新幹線の関係なんですけど、与党に副知事がご出席とのことですけれども、ヒアリングは基本的にはQA方式というか、だと思うんですけど、ただ、佐賀県として主張したいというか、訴えたいとか、言いたいことというのを、プレゼンじゃないですけど、ペーパーで出すみたいなこともできると聞いているんですけど、それは何か、特にその場で佐賀県の立場として、与党のヒアリングの場で特に言いたいというか、主張したいみたいな、そういったお考えは今、南里副知事にこういうことを言ってもらうという。

○知事

 佐賀県の考え方はこれまでだいぶ主張というか、発言をさせていただきましたし、私自身も与党PTでお話もさせていただいておりますし、様々な機会でお話ししているので、それをまとめてもう一回言うかどうかというのはまた南里副知事と相談しますけれども、基本的には我々としての新幹線との向き合い方ということをお話しさせていただくのかなと思います。

 ただ、やっぱり先だっての報道でもミスリードがあったりして、もともとフルなのに、うちが合意しないから暫定開業で武雄から先ができたという報道があったりして、それは全く違うので、そういうのは、いつの間にかそうやって話が違うところで展開されるというのは非常に恐れます。なので、あれはあくまでもフリーゲージがもっと遅れるということで、暫定的に先に行くかどうかというときに、長崎さんがどうしても先に向こうだけを、フリーゲージが開発されるまでの間、先に向こうをフルだけで先行したいというので、そこで合意しただけの話なので、それをもともとフルで、うちが外したから向こうだけ先に行ったという報道とかされると、何かすごいせつなくなるので、さっき別の件でも言いましたけど、ぜひファクトを大事にしていただいた上で議論を積み重ねていくべきだと思います。

○朝日新聞

 そこは具体的に佐賀県からこういう形の法改正をしてもらいたいとか、何かそういった与党というか、政府・与党、国会議員がいる場だからこそ出せる要望みたいなことは今回は していないと見ていいのか。

○知事

 毎回申し上げていますけど、我々が打開する話じゃないと思うんですね。今の鉄道環境は佐賀県は悪くない、いいと思っているので、その交渉の主体に我々がなってということではないと思います。その環境をつくっていくというのは、我々ではなくて、ほかの主体だと思います。


 

9 県立大学について(その2)

○佐賀新聞

 県立大についてなんですけど、これは発表するときは知事が臨時会見を開いて説明するみたいなイメージでしょうか。

○知事

 どういう形がいいでしょうか。

○佐賀新聞

 会見がいいです。

○知事

 会見でいいですか。会見予定は今月まだあるんですか。

○危機管理・報道局長

 今のところは予定は入っていないので、発表のタイミングで会見を開くことはできます。

○知事

 じゃ、臨時会見でいいですか。皆さんいいですか、来ていただいて。じゃ、臨時会見にします。


 

10 選挙ポスターの掲示について

○佐賀新聞

 あと、別の話なんですけれども、東京都知事選で選挙の掲示板の使い方が問題視されていたと思うんですけれども、鳥取県では条例を制定する動きもありますけれども、知事としてまず選挙掲示板をどう感じたかということと、あと、何か対応を考えられるのか。

○知事

 私も周りの人に聞いたら、やっぱり選挙の掲示板あったほうがいいねって、やっぱり選挙の雰囲気全くないからねと言う人もおられたりするんだけれども、これはポイントは結局地域によって違うんですよね。

 だから、東京都だと、あれだけ都会の様々なところにポスター掲示場ができて、それこそ鳥取県と同じ供託金300万円でいろんなことができるわけじゃないですか。だから、そういったことってどうなのかなって、地域によって違うので、例えば国がルールをつくるにしても、地方税法にしても公職選挙法にしても、ある程度、地方に裁量を与えるというやり方もあるのかなと思うんですよ。だから、東京は例えばポスター掲示場は採用しないとかね、いや、佐賀県は採用するとか、何かもうちょっとこう柔軟な、枠法にしても、もちろん公職選挙法だから国会議員とかの選挙のルールについてはかっちりやるべきだと思うんですけれども、地方選挙については、大枠を決めた上で地域の実情に応じて、それこそ条例で決めるところがあってもいいのかなというのは思いますね。

○佐賀新聞

 佐賀県としてはどうですか。

○知事

 今の段階では、特に我々のほうからポスター掲示場とか政見放送とか、今、問題になっているものについて、何か条例をつくる考えはありません。


 

11 SAGA2024全障スポについて

○毎日新聞

 全障スポについてなんですけれども、伴走者の表彰とか、新たな試みをまたやられるということで、その全障スポについての知事なりの新たなコンセプトみたいなものをどうお考えかというところを教えてください。

○知事

 今回全障スポをやってみて、とってもうれしかったのは、今までなかなか佐賀県で全障スポって出られないんですよ。出られないので、今回は全てストリートインで出られるから、団体スポーツとか全種目出ようぜって、みんなで決めて、仲間を募って始めたわけです。

 最初は、素人集団で何にもできなかったのが、ああ、何かすごい楽しいねって、少し点が取れたり、たまには1セット取れたり。だから、ああいう姿って、やっぱり必要だなっていうことを改めて感じさせられて、今、佐賀県の障害者も、家にいたきりの障害者が非常に多い中で、そうやって、まず、君出てきて、必要なんだよ、人が足らんからさ。そういう仕掛けってすごく大事なんだなっていうふうに思ったし、もうどんどん、今生き生きとみんなしてきているから、ああいう大会ってとっても大事だなと思ったわけです。

 ただね、全障スポって、3日間の大会で出場者限られるわけですよ。だから、九州ブロック大会とか見ていると、1つしか出られない。佐賀大会来れないから、何かすごい、ほかの県からすると、なかなかそうやって上に行けない大会なんだなって思います。

 なので、ただ、いいところは3日間だけど、参加したみんなが閉会式にほぼ全員参加するという、これは国スポとまた違うすばらしさがあって、そこをもっと多くの人が全国で参加するような大会にして、それでみんながもっともっと、生きがいだったり、やりがいだったり、社会参加だったり、障害者のみんながそういう気持ちを共有できるような形になればいいなと思うので、ぜひ今回も全障スポの映像を全国配信するので、多くの障害関係の皆さん方に、そして障害者の皆さん方に見ていただいて、元気を与える大会にして、あの佐賀大会よかったなって思えるようなものを目指したいと思います。


 

12 国民スポーツ大会について(その2)

○読売新聞

 先ほど、国スポの手挙げ方式のやり取りの中で、知事が、ほかの県はすごくやりたくない県もあるのかなという個人的な見解というお話だったかと思うんですが、そういう財政がきついとか、そういう他県のお話みたいなのを聞かれた上で、そういう感想を抱かれたのかと、その辺りはいかがでしょうか。

○知事

 いや、私は何人かの知事とは話しましたけれども、あまり知事会のこの全体としての集会に参加していないので、だから、それぞれどういう思いなのかなというのはありますけれども、基本的には、この在り方を見直そうと。場合によっては廃止もというふうな、村井会長もおっしゃったわけですよね。私はそれに非常に違和感を感じていて、何か、やりたく──僕らはやりたいわけですよ。何か今すごくうきうきとしているし、なので、それを無理くり、順番だからということじゃなくても、むしろ、もうよかよって、じゃ、また準備ができてからだよということでいいんじゃないかなというふうに思うんです。

 なので、無理をなさらないほうが。それも別に知事の意向だけじゃなくて、県民全体としてそういう意見があったって、それはそれで一つの考え方だし、こんな多様化した中で、何か順番だからといって、一定のルールの下でということではなくて、逆に、国のほうもこの国スポ・全障スポは、もっと都道府県に自由度を持たせて、いろんなことをしてもらったらいいと思うんです。その中で見えてくるものというのはあるので、だから同じやり方をずっと順番こに回していくという、そういうこと自体が何か昭和的な考え方じゃないかなと思います。

 ということで、ぜひ47都道府県の知事には、SAGA2024には来ていただきたいなと。これだけいろんなお話をしていただいているわけですから、今度の大会がどういう大会なのかということを改めて検証する上でも、ぜひ47都道府県の知事さんたちには、佐賀大会に来ていただくことを望みたいと思います。


 

13 唐津市沖の洋上風力発電について

○西日本新聞

 唐津の洋上風力発電のことで教えていただきたいんですけれども、これが実現すればかなり大規模な電力を生み出せるということで、県内で原発もあって、最終処分場の話も進んでいる中で、知事としてこの洋上風力発電に対する思いですとか、期待することを教えてください。

○知事

 かねてより、私は再生エネルギーで電力を賄えたら、これほどすばらしいことはないなとずっと思っています。ただ、現状において、やはりまだ不安定さがあったりとかするので、私は玄海原発はしっかりと稼働させながら、そして、技術の伝承も必要だから、廃炉もしっかりやらなきゃいけないし、そういったことで、再稼働の道を選んで、そして、そこに安全性には気を遣いながらやっていると。ただ、できれば、再生可能エネルギーを広げていきたい、シェアを広げていきたいと思っていました。ただ、これも海の中に40本ぐらい立てるわけだから、やっぱりいろんな意見もこれまでもありましたし、景観の問題だったり、それこそ漁協さんの懸念の声とかあったから、これは無理して進める話じゃないよということは職員にもだいぶ言っていて、ただ、かなりこのところ丁寧に、一つ一つ進めた中で理解が進んだということだから、じゃ、みんながそうやって一つの方向を向いたなら、もとより、再生可能エネルギーを普及することというのはすばらしいことだから、今回は法定協議会を国に要請しようねということになったわけです。

 なので、これから先、またこれは国が、利害関係者というか、それをどういう範囲にするのかとか、いろんな意見が他県でとか、いろんな方がまだおられると思うので、これから先は分かりません。だから、法定協議会ができるのかどうなのか。できた上で、それがそのまま進むのかどうかというところはまだ未知数なんだけれども、そういった再生可能エネルギー自体を推進したいという佐賀県として、これを1つ前に進めるということにしたわけです。


 

14 九州新幹線西九州ルートについて(その4)

○西日本新聞

 もう一点なんですけれども、新幹線のことで伺います。

 先ほどPTが終わったら地元合意の意見交換をされたいというお話があって、その中で特にJR九州と、思いがあると思うのでお話ししたいということだったんですけど、どういった観点からJR九州さんとやり取りをしたいというふうにお考えでしょうか。

○知事

 これまでは国と話をしたり、長崎県と話すことか多かったんだけれども、JR九州さんがどういう思いで、どういうことだったら事業の採算性も含めて考えられるのかなというところを根詰めて話したことがあまりなかったので、JR九州さんも、この国って新幹線を公共が整備して、その上を走るという役割じゃないですか。だから、直接当事者じゃなかったんだけど、だけど、実際に運行するのはJR九州なので、そこの経済効率性って彼らは考えているでしょうから、その中でどういうお考えがあるのかというところはやっぱり聞いておくということは今後に利するのではないかなというふうに思ったので、そうお話しした次第です。


 

15 SAGA2024国スポ・全障スポについて

○NHK

 国スポ・全障スポで1点質問なんですが、今回、ニュートピックで新しい表彰制度のお話がありました。この中、内訳を見てみると、例えば、新記録、個人成績等々は目に見えて評価できるかなと思うところはあるんですけと、例えば、MVPですとか、あとは特別にどこを基点にとか基準にというか、何かそういう評価みたいな、特別に専門員というか、そういう方を新たに設定するとか、これはどこまで考えられているんですか。

○知事

 これはどういう表彰がいいかというのは、各競技団体と相談して決めているんですよ。なので、MVP方式を取るところだったら、例えば、ホッケー協会なりハンドボール協会がそれぞれそういう選考を、スタッフを入れて決めていくとか、それぞれ違うと思いますけれども、そんな形になっていくんではないかなと思います。だから、この方式は取らないよという協会もあったし、こういうのがいいとか、これもそれぞれいろんな形があっていいのかなと思うので、ここを選んだところはそういう形かな。

○県職員

 はい。あとは監督推薦とか。

○知事

 監督推薦。勝った監督が選ぶとか。。

○知事

 それぞれあるんだと思います。

○NHK

 ありがとうございます。まさに佐賀から提案する新たな国スポの大会の形、新たなモデルになればいいなと僕も取材者として感じているところではあるんですけど、今後それぞれの、今、項目、対象の競技が列挙されているんですが、これは今後増えたりとか、何かその辺りはあるんですか。取り入れる競技とかは決まっている状況ですか。

○県職員

 もうこれで決まっています。

○NHK

 あ、決定。

○知事

 そうね、もうあと1か月ちょっとで始まるので、はい。こんな形で進めていきたいと思います。

 この、こういうやり方も、別にこれは佐賀大会がこうするといって、後続の大会から続ける必要もないので、それぞれ個性があったら、今度はどんな大会かなとみんなわくわくするのかなというふうに思います。何か右へならえで続けていくのはいまいちじゃないですか。なので、国スポ・全障スポはそういうそれぞれの県でそれぞれ考える祭典だったらいいなと思います。


 

16 県立大学について(その3)

○NHK

 ありがとうございます。

 すみません、あと一点だけ、県立大学についてなんですけど、知事のご説明の中で、以前、囲み取材等々のときも発言としてあったのが、設置場所と拠点の場所、この辺りを使い分けされていらっしゃるんでしょうか。例えば、サテライトですとか、メインとサブキャンパスみたいな、その辺の使い分け。

○知事

 まず、できるだけ早くスタートしたいとは思っているので、そんなに広くなくても、まず、拠点性があるところであればという趣旨で拠点と言っていて、ただ、そのときにも、フィールドは全県にしたいなと思っていて、学生さんがその拠点についているということではなくて、いろんなところでフィールドワークをできるようにという意味で、全県的に様々な連携する施設があってというのが一点と、これはまず、スタートしたいんだけれども、それこそキャンパスは、例えば、長崎県大は2つか、佐大も3つか、西九州大も3つ。ということで、複数あるわけです。それで、佐賀県立大はもっとあってもいいのかなと思うので、あくまで一つの拠点として、あとは、様々な市町に学部を増設するときとかは広げていくとか、いろいろなことがあっていいのかなという意味がどう伝わるかなと思って、拠点と。

○NHK

 ありがとうございます。

 となると、今度の臨時会見で発表される内容のその設置場所という認識としては、メインのほう、拠点というところですか。

○知事

 はい、その拠点について説明することになるかと思います。

○NHK

 ありがとうございます。



17 産業創出について

○日刊工業新聞

 唐津の洋上風力のことで隣の玄海の原発やエネルギー産業といったところがあって、今、県内で流れがまとまったような形かと思うんですけど、順調にいけば、例えば、新産業の創出といったところで、経済だったりとか人の動きは今後流れてくるのかなと思います。ただ、多久であったりとか、人口密度のところで県央地域のところの全部過疎ところもちょっと気になっているところで、こういったところで産業の創出、多久であったりとか、太良とか、そういったところでの産業創出だったりとか、何か人口をもっと増やしていくといったところのお考えであったりとか今あればお伺いできるかなと思います。

○知事

 本当に今おかげさまで、工業団地があればすぐ売れる、特に東部地域についてはそういう状況なんです。今回、厳木の新産業エリア、唐津の、あそこは地盤がしっかりしているということで、今回、佐賀鉄工所さんが来ることになって、だいぶ内陸の県央のほうまで話が増えてきました。なので、大きな課題としては、特に佐賀県東中部地域にいかに良質な産業団地を創出できるのか、やはり九州は非常に拠点性がそれこそあって、TSMCの半導体の問題もあるし、それ以外の産業も意外と佐賀の立地ということに対する関心が集まっているのをひしひしと感じるので、そこを連携していきたいなというふうに思うのと、そこに大切なのは電力と水なんです。なので、今回、まさに水上風力の話がさらに進んでいくと、さらにそこに対するパワーが上がっていくということにもなりますし、これが仮に事業化されることになると関連産業ということで、唐津港だったり、伊万里港だったり、様々なところにも波及があると思うので、そういった意味で、産業面という意味では様々な可能性がさらに増してきたというのが感想です。


 

18 熊本県知事の就任について

○日刊工業新聞

 あと、雑談ベースみたいな感じになってしまって、4月に就任した熊本の木村知事、同じ総務省の出身かなと思うんですけど、お話であったりとか、熊本に行くと半導体産業といったところが一つ大きな話題かなと思うんですけど、何かそういったところの連携だったりとか、お話があればお伺いできればなと。

○知事

 木村知事は、ああいう昔、それこそ上司と部下の関係であったし、鳥取でも一緒だったので、本当にナイスガイだと思います。船出のときはいろいろあって苦労したみたいだけれども、非常にハートの熱い、本当にいい知事になろうかというふうに思います。なので、熊本は特にこれからTSMCの関係も含めて非常に難しい、ある部分楽しみだけれども、難しい課題をいっぱい抱えているので、九州全体のことも考えながらやっていくことが一つ大事だろうというふうなアドバイスをしております。もちろん、みんなが九州というのは支え合いながら、熊本地震のときもそうでした。我々も一生懸命やったし、お互いそういうこれから様々な人の動きも出てくるけど、九州全体の繁栄ということも含めて議論していきたいというふうに思います。

 全国の中で九州知事会ってすごくそういった意味でみんなの意見を出し合いながら、それぞれの個性を大切にしながらも連携しているというのが強みだというふうに思うので、これから九州の成長の中で、熊本県というのは非常に大きな役割を果たすので、木村知事に大いに期待したいと思います。


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