「公益社団法人日本柔道整復師会 第51回九州学術大会佐賀大会」が開催されますことをお喜び申し上げます。
九州各県よりご参加いただきました皆様、ようこそ佐賀にいらっしゃいました。心から歓迎いたします。
皆様が、柔道整復を通して様々な現場で地域医療にご尽力いただいていることに、深く敬意と感謝の意を表します。
佐賀県では「SAGAスポーツピラミッド(SSP)構想」を掲げ、県民がスポーツに「する」「育てる」「観る」「支える」のいずれかに何かしらの形で関わり、スポーツ文化の裾野を広げることを目指しています。
最近はその中の一つ、競技環境を整える「支える」働きに注目して、例えば、女性アスリートの健康問題をサポートするための専門外来の開設、官民連携で整備を進めたアスリート寮など、アスリートに寄り添った佐賀らしい取組を行っています。
長きにわたりアスリートの怪我を治療し支えてきた柔道整復師の皆様もまた、SSP構想の実現のためになくてはならない存在です。
今年の秋には、いよいよSSP構想の大きな通過点であり、飛躍の時でもある「SAGA2024(第78回国民スポーツ大会・第23回全国障害者スポーツ大会)」が開催されます。
大会ではアスリートの皆様が最高のパフォーマンスを発揮するとともに、観る人支える人も含めてすべての皆様に心から楽しんでいただけるよう準備を進めています。
佐賀県柔道整復師会の方々には、全障スポにおいてコンディショニングルームでのアスリートのケアにご協力いただくこととなっています。
ともにアスリートの方々を支えていけることを嬉しく思います。
1953年に日本柔道整復師会が発足して71年の時が過ぎた今、ここ九州で多くの柔道整復師の方が活躍され、日々の治療の中で、症状に応じ、患者に寄り添った施術をされておられることを大変頼もしく感じています。
皆様お一人おひとりが地域のスポーツや医療を支える大切な“手”です。
これからも、確かな技術で怪我を癒し、信頼を重ね、患者と向き合っていかれますようお願い申し上げます。
大会開催県として、この2日間でさらなるスキルアップに繋げていただければこれ以上の喜びはありません。
結びに、本学術大会の成功と皆様のご健勝、ご多幸を祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。