今日はちょっと風変わりな会見といいますか、SAGA2024について、総合開会式の直前会見ということで、セットさせていただきました。ぜひ皆さんリラックスして聞いていただけたらなと思います。どのぐらいお時間いただけるんですか。じゃ、平常ペースで。もし巻けということであれば途中で言っていただけたらいいかなと思います。
この国スポ・全障スポ、これからいろいろ始まるわけですけれども、実は佐賀県のSAGA2024は、会期前競技というのが多い大会ということでも特別でありまして、それは会期の期間の中に、特に宿泊の関係なんかもありまして、無理矢理収めて遠くから通ってもらうよりは、もうちょっと一つ一つの競技を楽しんでいただこうということもあって、会期前が非常に多いということが1つの特徴なので、この開会式の前に一度会見を開かせていただいて、記者の皆さん方にも状況を知っていただいたらいいのではないかと思った次第であります。
まず、いきなりこれかということですが、私がこれを予報したらいけないことになっておりまして、これを見ていただいたら、どうですかね、これ。まずまずと言っておきたいと思います。私もよく分からないんですけれども、この台風とは関係あるかどうか分かりませんけれども、週間予報は水、木、金が雨模様で、土曜日になるとそれが止むという予報がずっと出ておったので、そこの分析は気象庁にお任せしたいと思いますけれども、ということで、本当にみんなで様々な準備をしてきたので、何とか土曜日、開会させていただきたいなと思っております。福井の国体のときには、暴風雨の中で開会式をやったのを覚えておりますけれども、天気にも極力味方いただきたいなと思っておるところです。
改めてですけれども、佐賀の大会は新しい大会というふうに位置づけておりまして、佐賀県の独自のSAGAスポーツピラミッド構想というものを掲げながらの国スポとなっています。私もこのスポーツの関係、ラグビーワールドカップの組織委員会なんかにもいて、世界各地の様々なスポーツシーンを見てきたわけですけれども、明らかに日本と世界標準が違うというのが認識です。
例えば、これなんかはスペインのビルバオですね。マメススタジアムだったと思いますけれども、もちろん、チケットを買って試合の2時間前からみんな楽しんでいるというのもそうなんですけれども、そのスタジアムの周りにいて、みんな飲食で盛り上がっているわけですね。なので、そういうまちぐるみでスポーツを1つのきっかけとして盛り上がっているという、いわゆるスポーツホスピタリティという概念ですけれども、それが自然となっているところがあるわけですけれども、なかなか日本の場合は、試合自体に応援に行って、純粋に試合の応援に行くというスタイルが一般的で、それがずっと続いているということで、それはそれで価値はあると私も思いますけれども、せっかくであればスポーツを「する」、「観る」、「支える」という楽しみ方を、もう少し世界標準を入れて、そういったお金が回ることを通じて、それをアスリート、アーティストに還元するというシステムができあがってもいいのではないかという着想をしておりましたので、このスポーツピラミッド構想という、これ私個人の発案した構想ですけれども、知事になる前に考えていたものです。それを佐賀で実践しておりますけれども、トップアスリートを育てて、そのためには裾野を拡大するという、このピラミッドの形を拡大して大きく大きくしていくことが、選手にとっても新たなステージが指導者としてある。成り立ち得るわけでありまして、そして、県民にとっても自らトップ選手、トップアスリート、プロ選手がいるという環境が佐賀でできるというふうにしていきたいと思っているわけであります。
ですので、我々はこのSAGA2024というのはあくまで通過点というふうに位置づけて、むしろその先にどういうことが行われるのかということを目標として立てているということです。これがSSP構想ということでありまして、ここには針金みたいなマークが結構皆さんよく、どっか針金ないかな。
あ、これだ。このマーク(SSPのマーク)、これですね。よくいろんなところで見られる機会があると思います。
大体バルーナーズとかサガン鳥栖とか、レッドトルネードとか、どこかにこのマークがついております。
ということで、この国スポに関連して、佐賀は、いわゆる開会式会場に大屋根を造らなかったわけです。今までの先催県は観客席をおおう屋根を造っておりましたけれども、我々はそこは経費削減で、ずぼっとやめまして、そういった部分の経費をほかに、アリーナやアクアにということですとか、その先を目指してやっております。
こういったスポーツクライミングなんかにも投資をして、レスリング会場とか、こういったことにしておりまして、さらに環境充実ということで、トップチームの強化合宿を行ったり、県内就職支援ですとか、それから高校生のアスリート寮を整備していったり、女性アスリートの健康を守るような女性外来をつくっていったりというようなことを通じて、アスリートの皆さんの人生に寄り添うという、佐賀から世界へ新たなスポーツシーンを切り拓こうということで取組をしている途中であります。
ですので、今回頑張って、今、様々な選手が佐賀に集まってきていただいているので、できるだけ佐賀に残っていただいて、さらなる育成をしていただきたいなと思っております。
ということで、国体は1946年ですから昭和21年ですね。戦後、これから日本が復興していこうというときに、国民に希望と勇気をということで、まずは教育、身体の鍛練というところで始まって、ずうっと77回か、続いてきたわけでありまして、非常に大きな役割を果たしてきたわけですけれども、そういったところ、ある部分、教育としてスポーツを位置づけて、体育として位置づけてきたというところと、伝統がずっと守られてきたという部分のいい面と、逆になかなかスポーツとして、もっとこう、それを楽しむという部分については、なかなかそれが思うようにいかなかったところもあったのかなというのが、これは私としての見解であります。
ですので、私はこの国体から国スポへというものを、単なる名前の変更に終わらせてはいけないというのはJSPO、日本スポーツ協会にさんざん申し上げてきたところであります。ぜひスポーツの力をみんなの力に変えていく、国民の皆さん方にそれをもっともっと味わっていただいて、明日への活力になって、希望になるような形に、このスポーツの力をいかしていきたいと思っているわけであります。ですので、初めての国民スポーツ大会が佐賀で行われるというふうに、私も知事になってその気配を察したときに、何という天の配剤かなと思ったわけですけれども、国体が、鹿児島が2020年できなかったときに、23年の初めての国スポが、1年鹿児島に入っていただくという打合せの中で、譲れない一線として、やはり最初のスポーツ大会は佐賀からやらせてください。鹿児島の大会は国体としてやってください。それはなぜなら、我々にしかこの初めてのスポーツ大会の意義を具現化することはできないからだというふうに申し上げました。
そういったことで、それは認められまして、2024年に今年初めての国スポは佐賀から行われるということになったわけです。
言うまでもありませんけれども、スポーツには生きていくための原動力となる本質的な価値があります。本当に自由にやっていいんじゃないか、そして、喜んでいいんじゃないか、みんなで感動して、楽しいとか。みんなで我慢というのがどうしてもですね。皆さんどうでしたか。みんな僕よりも若いんですけれども、僕らのときは、小学校の体育というと、まず、器械体操が多くて、マット、鉄棒、跳び箱、ほとんど球技はなくて、ゲームとか。鍛練をしていきましょうというところがあって、何となくあまり好きになれなかったところがあったんですね。なので、たまに年に1回ぐらい何かゲーム大会とかポートボールとかがあるとすごい喜んでいたことを思い出しますけれども、何かもっともっとみんなで体を動かすことを喜べるような、そんなような環境がつくれたらいいなと思っています。
ですので、今回のSAGA2024はスポーツというものが、結果が分からない。うまくいくこともあれば、もちろんスポーツは残酷ですから、幾ら努力しても報われないこともあります。今回の大会でも、いろんなところでそういう涙を見てきましたが、だから、感動があるのかなというふうに思います。この大会の運営自体も新しい着想で挑戦していこうと、もう四、五年前から考えていたわけです。
いろいろ我々として企画したものがここに網羅されているわけですけれども、いよいよ土曜日に自由で楽しさあふれるパレードのような選手団入場ということでありまして、皆さん方はリハとかを見ていただいているから分かっていらっしゃると思いますけれども、中央からせり上がるような形で入場して来ます。それぞれの県がどういうパフォーマンスをするのかということに関しては、リハでは出てきていませんので、当日のお楽しみということであります。
それから、意外と評判がいいのは競技動画の配信をやっているということで、特に実況解説つきの部分も非常に多くて、全障スポでは初めてです。やはりスポーツを観る人にとってみると、そういった実況を見ながら、そして解説がつきながらというのは非常に楽しいものでありまして、私もいろんな試合に行くときに、これでチェックをしながらその会場に向かって、リアルにすぐ入っていけるというところがあります。
剣道は昨日だったっけ、団体男子は神奈川県とベスト8をかけて戦ったわけですけれども、本当に大将戦にぎりぎり間に合いましたけれども、それまで1-0で勝っていて、強豪だったもんですから、それがずっと画像でチェックしながら本番の会場に行けますし、全国で配信しておりますので、本当にスポーツ関係者も大いに喜んでいただいております。
Sagantier!(サガンティア)もですね、皆さん方に見ていただくと分かるように、たすきみたいなデザインで活動していただいております。(手話の人のTシャツを見る)これですね、非常に評判よくてですね、特に審判の方とかは紫が入っているんですけれども、何か喜んで街をそれで歩いている方もよく見受けられます。いい感じで、むしろ、サガンティアはゲームズメーカーです。例えば、お二人とかも手話で参画していただいているわけで、この方々がいないと試合が成り立たない、まさにゲームズメーカーということです。
そのほかですね、あとメダルも非常によかったですね。
ということと、あとは、今回初めてやったのが、「The Good Player of SAGA2024」というのを創設しまして、これはそれぞれの競技団体に決め方を考えてもらっているんです。今までで言うと、例えば、MVP、剣道だと優勝したチームの監督に自分のチームのMVPを決めてもらったりとか、それから、カヌーだと、2種目制覇をした人たちに、賞、佐賀牛を進呈するとか。それから、ライフル射撃だと、新記録を出した──これは水泳もそうでしたね。そういうような、それぞれの種目ごとに個人表彰をするという新しいコーナーを設けて、そこに市町や県の特産品をプレゼントするというようなことは今まで全くなかったので、基本的にはこの表彰状というか、都道府県単位の表彰状というのがメインの表彰ものであったので、そこががらっと変わって、本当に雰囲気が出てきたなという感じです。全障スポなどは前から説明しておりますが、伴走者、ランプオペレーターなども一緒にメダルを渡すことにしていますので、これも盛り上がるんではないのか。
あとは、リアルアスリート・ピクトグラムという、これは非常に、またこれがスポーツのすばらしさを表現している。それから、ガイドブックですね。なかなか、プロの皆さん方でつくると難しくなって、どんな競技をしているのか分からないところを、もっと分かりやすいところから解説をするということを心がけて、各会場などで配布しております。
それから、ナイトゲームは今回初めてということであります。この中で、例えば、バレーボールなどについて言えば、初めてアルコールも販売するということもありますし、このナイトゲームがこれからうまくはまれば、盛り上がっていくと思いますし、やはり昭和の時代と違って、皆さん本当に大勢の方が今、昼間、働いていらっしゃるので、ぜひ夜、一緒に家族で見に行っていただくということも可能となっております。
そのほか、開・閉会式にはウェルスポエリアということで、様々なスポーツ体験ができるコーナーを設けたり、さらにアスリートレシピの開発ということで、今回、スポーツ栄養学のエキスパートによるレシピ集ができております。これですね。(実物を示す)実際は、ネットで見ていただくと、これが載っておりまして、普段、本当においしい料理が並んでいます。ぜひこれ、記者の皆さん方も試してみていただいたらいいと思います。
今回、でも、実際弁当がうまいと言われていますね、いろんなところでアスリートの皆さん方に。ということで、佐賀の食材を陳列するというよりは、アスリートの皆さん方に喜んでもらうということをメインに。それから、あんまり油というか、カツみたいなやつ……揚げ物を入れないとかですね。それと、試合前だとうっとくるので、とかですね、いろんなことを気遣いながらできているので、皆さんもぜひ召し上がっていただきたいと思います。
ここにいろいろな人たちの声が届いておりますけれども、これは何となく見ていただいたらいいと思います。意外と、私もたまたま出会ったんですけれども、宿泊施設にご飯がついていなくて、新潟の選手が困っていたから、ご飯を差し入れしたり、店を開けて、そこで今、佐賀の食材でご飯を作ってあげているとか、いろんなことが行われているようです。
ですので、なかなか佐賀のお店がいっぱいいっぱいで入りきれないなんていうこともあっているらしくて、いろいろそこはみんなで工夫しながら、そういったこともあっていいのかなというふうに思いますし、ピクトグラムが格好いいとか、あとはやっぱりSAGAアリーナがアクアと並んで全国の選手たちから見るとすばらしいと。世界基準の大会みたいだということで評価が高くて、いつかこういうところでまたやりたいななんていう話がよく聞かれました。総じていえば、今のところ競技団体の主催の皆さん方に大変佐賀の評判が今いい状況が続いているので、これから本大会になってもそういうふうになっていけばいいなと思います。
ぜひ記者の皆さん方もいろんな声を届けていただきたいと思うし、いろいろ課題もあるんだと思います。ぜひ課題も集めていただいて、これからの国スポというのがこれから続いていくわけでありますので、そういったいろんな佐賀の状況についても、いいところも悪いところも、これから滋賀、青森、宮崎につないでいきたいと思っています。
一応これまでの歩みを解説させていただきたいと思います。
まず、アーティスティックスイミングは初めて佐賀は参加したんです。基本的に国スポで開催県というのはどういうことかというと、全ての競技、直接出られるという特典があります。ただ、出られるというだけだから、それで国スポの点が入るわけじゃないんです。そこが一つのポイントで、だから、我々にしてみると、九州ブロック大会を勝ち抜く必要はないんだけれども、この国スポの大会で勝たないと、団体で言うと例えば、ベスト8、個人もベスト8ですね、上位8位に入らないと点が入らないので、ただ出ているだけということになるというのが大きな国スポなんです。だから、開催県がかなり上に来るのも、それなりに努力を積み重ねているということをみんなでまず知っていただきたいと思います。
ですので、初めてアーティスティックススイミングに出ました。たしか18位だったと思いますけど、それでも本当にみんな感動で、こうやって初めて出る競技というのも国スポの価値を高めていると思います。
そして、体操は過去最高、成年は男子2位、女子4位、そして鳥栖工業の少年男子は5位ということで、インターハイのときには予選落ちしていたのが、こんなにいい、感動の競技になりました。
伊万里で行われたオープンウォータースイミングでは、渡辺選手が5位と。この少年男子の水球はすごい期待していたんです。もうみんなで激しく力向上してきたんですよ。これもう不思議なもので、くじあるんですよね。3チームでのくじで、強豪の山口と京都の組にはまってしまって、かなり善戦したんですけれども、結局1勝できず、こういう競技はあんだけ強化しても0点なんですよね。なんだけど、だから、本当にいいチームだったなという、ここの組でなかったらなんて僕はずっと思っていたんですけれども、仕方ありません、抽せんということで。
トランポリンはSAGAアリーナで行われました。杉原さんが、鹿児島国体は12位だったんですが、今回佐賀で出ていただいて、4位ということで。ちなみに、鹿児島国体は杉原さん熊本の選手で出たんですけれども、今回、めでたく佐賀の人と結婚したということで、佐賀の選手として出たら4位に入っていただきまして、5点ゲットしていただきました。
大体、一人種目だと、1位だと8点、8、7、6、5、4、3、2、1とポイントになると思っていただいて。それが競技によって3倍で、24、21、18という競技と、一番大きいのは8倍になって、64、56、これはサッカーとかラグビーとか、15人ラグビーとか11人サッカーになると8倍競技とか、そういうふうなイメージで見ていただくと分かりやすいと思います。ですから、4位だと5点入ったということですね。
例えば、こっちの男子だと、2位だと5倍だから、40、35、30の35点ということになるわけですね。それの積み重ねで総合順位が都道府県によって決まるということで、分かりやすいですか、何となく。ありがとうございます。
ビーチバレーは、本当に最後の最後まで、勝って点が入るところまで行っていたんですけれども、ベスト8決めの前の試合で両方とも、男女とも負けてしまったので、これは0点だったということなんですが、怖いもので、ほぼ勝ちを手中にしていたんですけどという競技でした。
カヌーは矢澤亜季さんが2冠ということで、カヌーというのは川で基本が15のやつと25のやつ両方優勝したので、矢澤亜季さんは2冠ということで、8点を2個取ってくれた16点ということになりますね。佐々木優さんは、これは男のほうですけど、2位だったということでございました。
そして、飛び込みですけど、うちの神田新君が高飛込で3位に入ってくれてということです。嬉しかったのは、荒井祭里さんは高飛込の選手なんですね。だから、パリオリンピックにも出て、一番高い10メートルから飛び込む選手なんです。どーんとコンクリの上から飛び込むやつ。なんだけれども、佐賀の点数を増やしたいからといって、普段やっていない飛板飛込って分かりますか。3メートルぐらいのところからビヨンビヨンビヨンという、あれを挑戦してもらいまして、何とオリンピック選手が1位と4位だったので、3位に入ってくれたという、とんでもなく快挙を達成いたしまして、本当にうれしいことでありました。
競泳はほとんど東京に、関東勢と大阪にやられまくったんですけれども、それでも少年男子Bというのが、Bというのは高1、中3、中2というか、少年Aが高3、高2で、Bというのは高1、中3とかというところですから、高1の子に負けてしまったけれども、中3で2位ということで中学新記録を更新した。
ローイングは、舵手付きクォドルプルという5人で、國元さん、佐賀の子ですけど、國元さんの引退試合に近いような形だったけれども、3位に入っていただいたということ。
サッカーも少年男子で過去最高の2位ということで、これまでベスト8が最高だったんですけれども、今回、サガン鳥栖U-15の子たちとかが中心になって頑張ってくれました。ということで、これはすごい試合、サッカーの少年女子ですけれども、今まで勝ったことがなかったんですね、国スポで。この試合、私も行って、最後、みんなで喜んでいる写真なんですけれども、相手が初戦は北海道だったんですよ。北海道のシュートは、前後半合わせて22本、佐賀はシュート1本、ずっと0-0で頑張っていたんですけれども、後半に1点取られて、シュートはずっとゼロだったんですけれども、たった1本のシュートが入りまして、1対1に追いついて、ペナルティーキック、PKで勝ったという試合で、何か超感動的な試合で。だから、スポーツって怖いなと。この子たちもほとんどゴールポストの前で守っていたので、1回だけ向こう側にスタスタスタと行って入った1点で勝って、本当に恐ろしいことだなと思いました。逆にいえば、この子たちは1回勝ったことでベスト8に入りまして、12.5点を獲得ということになりました。次の試合は大体想像どおりですけれども。
ということで、テニスは成年の女子が5位に入りまして、大前さんと緒方さんのペアが準々決勝惜しかったんですけれども、5位から8位の中では最高の5位になりました。これが今のところ一番すごい結果で、新体操については、少年男子、少年女子ともに金ということで、それぞれ40点ゲットということで、佐賀は合わせてここで80点の大量ゲインをしたということであります。特に男子の新体操は久しぶりの国体種目、国スポ種目復活だったので、我々にとってみたら、本当に神埼清明のみんなはよく頑張ってくれたなということと、新体操女子は、佐賀女子と佐賀北というライバルの学校が一緒になって国スポは出れるんですけれども、新体操というのは一緒にハモらなければいけないので、なかなか難しい、そこを挑戦してくれて、ライバル校同士が1つのチームになって、感動の優勝ということで、みんな大変感動しました。
ソフトテニスはちょっと厳しい状況でしたけど、成年男子が3位に入ったということで、クレー射撃ももうちょっと上を目指していたんですけれども、脇屋さんが頑張ったりして、スキート団体で8位になったと。
それから、ライフル射撃については、これは大分の由布市のほうで行われましたけれども、井浦さんが50メートルで2位、そして、野田朋花さんが(10メートルで)1位になったと。これは報道されたばかりです。
そして、剣道は非常に輝かしい成績を収めまして、少年男子が1位、女子が3位、これも準決勝、ぎりぎりだったんですけど、代表選で福岡に負けまして3位。それで、昨日行われた成年の男子は準決勝で千葉に負けましたけれども、3位決定選で埼玉に勝ちまして3位。そして、成年の女子は堂々の優勝ということで、剣道は非常に大量の得点を出しました。
それで、今日まで行われていたセーリングですね。ヨットですけれども、唐津で行われておりましたけれども、オリンピアンの岡田選手が入った岡田・田中丸組が1位ということ。それから、南里君が2位ということで、そのほか少年少女、ウィンドサーフィンなども優勝していただいているということで、結構な種目が会期前に12競技が行われているということで、今盛り上がっている最中ということです。
それで、これはジャーンという形で出すべきだったかもしれません。今の現状を解説していると思います。こういう解説をあまり今までの国スポはしたことがないんですけれども、どんな感じなのかなと関心を持っていただくために、今回はあえてつくりました。ちなみに、こっちがかごしま国体、去年の順位です。現時点、昨日までの順位で今こうなっています。
ぼくらがどんなことを考えていたかというと、これはもともと最初、一番最初は冬季大会ですね。冬の大会、スキーとかスケート、アイススケート、そこから始まるんです、国スポって。そのときには、当然、北海道が1位で、東京都が4位で、佐賀県はこれは毎年ですけど、参加点をもらうだけという、そんなスケートとかスキー、きついですからね僕らは。入賞はなかなか難しいんです。大体もう決まっていて、北海道や青森や長野とか、北国秋田とか、そういう人たちが点を持っていくので、こうなるんです。だから、まだ少しその感じが残っています。北海道が今6位にいたり、長野が9位にいたり、青森が17位にいたり、ずっとこういう形で、佐賀県は32位タイというのは、ほとんど佐賀以下は全部32位タイです。冬のスポーツは点が入らないから。そこまでよかですか。
それで、その後に会期前が始まるわけですけど、東京は何が強いかというと、競泳が、簡単に言うと、平泳ぎ、背泳ぎ、100メートル、200メートル、1位になるたびに8点、8点、8点、8点と入っていくわけですね。佐賀とかはほとんど決勝まで出られないので、たまに入っても1点とか、さっきの野中君みたいにある種目で7点入ったりとかするわけだけど。ということで、どーんと突き放されていきます。ということで、様々な競技で東京都が優勝するのでこういう形になっていくということで、佐賀県もこうやって頑張って追い上げて、32位からずこずこずこと上がってきて、17位、16位あたりをうろうろしていたんですけど、そこから今、ここのところ、新体操とか剣道のおかげでがっがっがっと上がって、この辺にいたのがぽんぽんぽんと来てここまで来ている。開幕をこういう形で迎えるということなので、これからあと27競技でどうなるのかというところに関心を持っていただきたい。
それから、去年の開催県鹿児島はこんな形で終わったわけですね。でも、佐賀も頑張って11位でした。今年はここからどこまで上に行けるのかということです。つかまらないことはないけれども、東京との戦いというのは縮まると引き離される、その連続になる公算が強いので、それでも様々な種目で──これは途中経過は出ているんだよね。毎日出ているんです。ただ、クリックして、だいぶ後ろのほうに行かないと出てこないので。でも、ぜひそういったことにも関心を持っていただいて、そうすると、応援に熱が入るかもしれないなというふうに思っています。
なので、佐賀の大会から──鹿児島大会はですね、閉会式で8位以上を発表したんです。なので、佐賀はもうちょっとだったのにとずっと思っていたので、佐賀の大会からは閉会式で16位から発表します。滋賀県とか青森県も16位から発表するようにと連絡事項に申し伝えることにしていて、そうすると、このぐらいになるとですね、8位だと明らかに都市部しか入らないんです。知事会の議論と一緒で。それって何かなと僕らは思っていて、いろんな意味で様々な県が入ってくるところがまた国スポのよさでもあるのかなと思うので、これからこういったことについては改革が入っていくのかなと思いますけれども、なかなかこういう解説はされたことがないので、今日はちょっと時間をいただいて、皆さんに国スポの点数というものについての解説をさせていただきました。
いろいろ県対抗でやることに意味があるのかという知事も結構おられますけれども、ただ、実際、取材してみると、普段とは違う都道府県という団体を背負って団体種目を戦っているというのは、スポーツという意味では意義があるのかなと。普段は個人個人で戦っている選手たちが県代表として戦っているというのがこれからジャパンという国を代表するとか、いろんなところで僕は生きてくるんじゃないかなというふうに思っているわけです。
ということで、これからあと5分ぐらいで終わります。27競技、これだけまだ残っているので、大量得点する可能性があるのは、だから、例えば、ラグビーとかバレーボールとか、ハンドボールとか、こういう大勢出るやつの団体種目は1試合の勝負が大きく違ってくるんですね。なので、そういうところ頑張って。あとソフトボールとか軟式野球とか、こういったところについてどうなのかということと、あとはそれぞれ個別競技もありますから、こういったところでしっかりポイントを重ねていってというところであります。
最後に、皆さんに3回御説明させていただきましたけど、おさらいのような形で整理をさせていただいております。
天皇皇后両陛下の御日程はこのような形で、バレーボールを見て、「HAMA BAR」に行っていただくということです。愛子様については、本丸に行っていただいて、アリーナーで柔道を見ていただいて、赤十字血液センターと名尾手すき和紙、佳子様はこういう形で九陶ですとか、あとはろう学校に行っていただく。秋篠宮皇嗣皇嗣妃両殿下は盲学校、ひがさす、そして(全障スポ)開会式と水泳ということであります。
ほかにも多くの皇族の皆様方、一応これは整理して表にしておきました。
承子様、高円宮妃殿下は大川内山とか行っていただくようになっています。嬉野のティーリズム。彬子様におかれましては、佐賀錦ですとか、それから、整肢学園こども発達医療センター。瑤子様におかれましては、SAKURASで木版摺更紗(もくはんずりさらさ)、みんなの公園とか、寛仁親王妃信子殿下については、柔道や陸上競技。佳子様は2回来ていただくことになっておりますので、2回目は全障スポということで、このときには基山のPICFAですとか、それから唐津の曳山展示場ですとか、星生学園、それから、“あいさが”こういったところを見ていただこうと思っております。
ということで開会式を、4日後に控えまして、改めて、SAGA2024について、皆さん方に説明させていただきく機会を得ましたことを大変感謝しております。ありがとうございます。