2つ目ですが、多文化共生で一人ひとりが輝く佐賀県へというご報告です。
佐賀県は様々なきっかけを大切にしながら、海外との交流・連携を深めてきておりまして、九州佐賀国際空港、伊万里港・唐津港、そして、佐賀牛の輸出など、お茶の輸出、そして、インバウンドに向けた観光、スポーツキャンプの誘致ですとか、それから、ロケの誘致ということも今もなお進行中ということに加えて、特に地域ごとに、タイとは文化交流、フィンランドは政策連携、オランダは有田焼などクリエイティブ連携、そしてスペインはガストロノミーということで、それぞれのきっかけに応じた連携をしているのが大きな特徴であろうというふうに思っております。
さらに、佐賀県で暮らす外国の皆さんが今増えております。佐賀で暮らす外国人の皆さんは今1万人を超えるようになってきました。対前年度の増加率は全国2位ということで、非常に多くの伸び率です。働く外国人も過去最多ということで、これはどんどん今から更新する勢いであります。人口も外国人の皆さん方が佐賀を気に入っていただいていることが相まって、28年ぶりに社会増ということになっているわけです。
今、我々が思います外国の皆さん方は本当にあらゆる分野で人材として様々なところで担い手としてご活躍いただいているし、仲間だろうというふうに思っているので、「さがすたいる」の考え方でもありますけれども、本当に共に尊重し合って、支え合って活躍できるような、そんな佐賀がつくれればいいなというふうに思っています。
我々の取組ですけれども、本当は我々も外国語がいろいろしゃべれればいいんでしょうけれども、日本ということもあって、日本語で交流できるような形での居場所づくり、それから、言語の問題もありますので、防災、災害のことについての共有化を図ること、いつでも無料相談ができるような、22言語で今相談可能ですけど、何かあったら電話をいただけるような体制をつくったりとか、お互いの文化を一緒に考えるようなセミナーを行ったりしております。
さらに、「働きやすいさが」ということで、先だっての補正予算にも計上させていただきましたけれども、和式トイレの改修だとか、寮の改修だとか、外国人の日本語力アップを応援することであったり、さらに、企業に対するセミナーを増やしたり、さらに、留学生と企業がお互いを知ってもらうような交流会をSAGACHIKAで開きましたけれども、こういった形で留学生の皆さん方が佐賀にせっかく来ていただいたことで、大学にしても専門学校にしても、それを契機にできれば佐賀で就職していただきたいと思っております。そういったことも増やしていきたいと思います。
初めての試みなんですが、11月24日に「佐賀さいこう!国際運動会・交流会」というのをやってみようと企画しております。みんなで参加できる巨大バトンリレーや玉入れや借人競争ということで、気軽に参加してもらって、ああ、佐賀ってこうやってみんなで交流ができるようなところなんだということがまたそれぞれの国に波及できるような形で、これもチャレンジでありますけれども、やってみたいと思っております。
外国人から選ばれる佐賀県に、そして、外国人も日本人も一人ひとりが心地よく暮らせる佐賀県にしたいと思っています。
この政策やっていて感じるんですけれども、外国人の皆さん方に心地よく障壁なく佐賀に住んでいただこうということをみんなでやっていると、自然と日本人にとっても居心地がよくなるということで、「さがすたいる」の考え方というのがしっかり浸透していくわけでありますので、本当にいい施策になっていくんじゃないかなと思っております。