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山口知事のさー行こう‼ 第119回 農業法人かねひろ(令和6年12月10日(火曜日))

最終更新日:

 地域でがんばっている皆さんを訪問する広聴事業『山口知事のさー行こう!!』 119回目の訪問先は、太良町の「農業法人かねひろ」です。




※訪問の模様は、県内のケーブルテレビ局で放送するほか、外部動画サイト(YouTube)でもご覧いただけます。


 
(1)農園と有明海をバックに、川﨑とよひろさん、娘さんと話す山口知事。日当たり抜群、有明海を望む絶好のロケーションだ。
 今回は農業法人かねひろを訪問し、全国有数の大規模農園の機械化・効率化の取り組みを見学し、稼げる農業や担い手の拡大について意見交換を行いました。

 代表の川﨑豊洋さんは、お父様から引き継いだ4haの農園を5倍以上に拡大し、全国有数の大規模農園をつくり上げました。農業機械が通行できるようにコンクリートで固められた通路とみかんの木々が整然と並ぶ広大な園地には、陽の光がさんさんと降り注いでいました。園地は高台にあり、有明海に海苔の網が張られた支柱が並ぶ様子もよく見えました。

 
(2)収穫体験をする山口知事。胸の高さから足元までいっぱいに実るみかんを1つ1つ収穫するのは、足腰に負担がかかるとのこと。
 まず、川﨑豊洋さんと園地を歩きながら、これまでの取り組みについて説明を受けました。
 農園の拡大には初期投資が必要ですが、ミカンの木は成長に数年かかります。川﨑さんご夫妻は耕作放棄地を活用して園地を拡大する中で7年連続の赤字に苦しんだこともあったそうですが、昨シーズンは年間約250トンを生産、販売されるなど、近年は黒字が続いているそうです。

 
(3)ゼリーを試食する山口知事。農業法人かねひろは、みかんはもちろん、ジュースやゼリー、はちみつなどの商品も製造・販売している。
 はさみを使って収穫体験をしてみました。胸の高さから足元までびっしりと生っているみかんを250トンも収穫するのは、莫大な労力がかかることがすぐに分かりました。訪問したこの日は12月で、収穫の最盛期。早いものは9月、残暑が厳しいうちから収穫するとのことで、足腰への負担はいかばかりかと思いました。
 獲れたてのみかんを食べてみると、甘い果汁が口いっぱいに広がりました。黒酢アミノ酸を肥料として使う独自の農法で、糖度が高く酸味とのバランスもとれたみかんを栽培しているそうです。この農法を開発するのには5年以上の歳月がかかったとのことで、苦労がしのばれます。ジュースやゼリーも甘くて美味しかったです。
 「自分で作った品物は自分で売る」と心に決めているという川﨑さんは、直営店舗やインターネット通販サイトを運営されています。「黒酢みかん」ブランドのみかんやジュース、ゼリーはふるさと納税の返礼品として大人気だそうです。

 
(4)収穫コンテナを椅子代わりに、川﨑とよひろさん、ちさこさんと車座になる山口知事。これまでの苦労話から町の農業の未来まで、幅広いお話を聴けた。
 独自の農法の開発、ブランド化、そして販路の拡大と様々な取り組みをされていることが評価され、川﨑さんは2022年度の「佐賀農業賞」で農林水産大臣賞を、2024年度の「全国優良経営体表彰」の販売革新部門で全国担い手育成総合支援協議会会長賞を受賞されています。

 最後に、これからの農業について意見を交わしました。
 川﨑さんは、耕作放棄地が増えないようにとの思いから、フランチャイズ農業を通じて地元の農業を盛り上げています。将来的には、トレーニングファームを運営して新たに農業を始める人を育てたいとのことでした。

 
(5)並んで佐賀さいこう! ポーズをとる、山口知事と川﨑さんご夫妻、娘さん。
【山口知事のさー行こう!!】
 農業法人かねひろの川﨑さんは、生産から加工、販売まで様々な面で工夫を凝らした経営をされていました。農業を通じて地元を盛り上げたいという志のもと、さらなる規模の拡大や多角化を目指して、未来に向かって進んでいる姿が印象的でした。県も、「さが園芸888運動」などを通じて、佐賀の農業を盛り上げていきたいと思います。

 新しいビジネスモデルで農業が盛り上がる佐賀、さいこう!

 

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