今回は、全国初の化粧品容器のリサイクル工場を見学し、環境に配慮したプラスチック容器製造のあり方や循環型社会の推進について、意見交換を行いました。
株式会社BEAUTYCLEは、化粧品・トイレタリー製品の使用済み容器や生産時不良品を回収し、再資源化、再製造を手がける企業で、化粧品容器メーカーのツバキスタイル社とグラセル社が共同で2021年に設立、2023年に神埼市に工場を竣工しました。化粧品・トイレタリー容器の再資源化と容器製造を一貫して行う「ボトル to ボトル」を 化粧品業界で初めて実現し、大きな注目を集めています。
まず、リサイクル工場を見学しました。
使用済みや製造過程で出た不良品等のリサイクルの対象として回収した容器を、ペレットいうプラスチック容器の素材に再資源化する工程を、工場内部に特別に入らせていただき、間近で見ることができました。単にリサイクルと言っても、化粧品容器の場合は、油分等が容器に付着していたり、材質や色が多様だったりするため、これまでリサイクルが進んでいなかったようです。BEAUTYCLEでは10以上の工程を経ることによって、ミクロン単位のゴミや樹脂の内部まで染み込んだ不純物を取り除いていると聞き、徹底したリサイクルに驚きました。
続いて、容器の製造工程を見学しました。
ここでは、先ほどのリサイクル工場で再資源化されたペレットを使い、容器を製造していました。BEAUTYCLEの最大の特徴は、このようにリサイクルと容器製造を1か所で行う「水平リサイクルシステム」にあります。まさに、この工場内で持続可能な取り組みが行われており、循環型社会を具現化している取り組みだと感心しました。
最後に、環境に配慮した容器製造など、今後の展望について意見を交わしました。
プラスチックを作る企業の使命として、ただ単に企業の成長だけでなく世の中と共存しながら成長していくため、リサイクル(再生)事業は欠かせないことだと認識されていること、そしてこの「ボトルtoボトル」の循環モデルを佐賀県から全国、そして世界に発信していきたい、という素晴らしい夢を伺い、これからの循環型社会の推進を語り合うことができました。
【山口知事のさー行こう!!】
株式会社BEAUTYCLEは、プラスチックの再資源化、その中でも化粧品分野で初めての水平リサイクルシステムは大変特別なことです。県でも、循環型社会や環境保全に力をいれており、志を同じくする企業が神埼にあることを大変うれしく思っています。これからも一緒になって、循環型社会の推進に取り組んでいきたいと思います。
全国初の化粧品容器のリサイクルシステムに取り組み企業がある佐賀、さいこう!