もう一点ですが、「新たなステージへ SAGAスポーツピラミッド構想(SSP構想)」という話です。
こちらのほうも、ベテランの記者さんはだいぶ、何度も聞いている話ではあるんですけれども、今回また新しい方もおられるということで、佐賀県が考えているSSP構想をもう一回おさらいをしたいと思います。
もともと、8年前から始めたSAGAスポーツピラミッド構想ということで、いろんなところでこのマークがシンボルマークになっています。プロスポーツチームの胸に飾ってあったりとか、いろんなところの施設にもあるので、お気づきの点もあると思います。佐賀県は様々なスポンサードをするときに、提供を佐賀県ということではなくて、このSSPで表記をしております。官民一体となって様々な支援でそこに基金をつくって応援をするというスタイルになっております。
トップアスリートを育てることと併せて、この三角形の裾野の拡大、要は、「する」だけじゃないです、スポーツは。「観る」、「支える」でもいいし、みんなで熱狂的に応援すると、そういうようなところが広がっていくと、そこに関して、アスリートたちが引退後も様々なビジネスチャンスがあるというか、セカンドステージの場が増えるという、そういう意味で、この頂点も上へ、裾野も広がり、この三角形が大きくなるようにしようというのがSAGAスポーツピラミッド構想でございます。ということなので、我々からすると、このSAGA2024、昨年の国スポ・全障スポも、あくまでも跳躍点。これが目標ではなくて、この先の姿ということを考えながらこの大会をつくり上げてきたということでございます。ですので、国スポが終わった後もSSP推進局というスポーツ部局は存続をさせて、新たにさらに充実させたチームをつくって、スポーツにおける地域振興というものをこの国のリーダーとして図っていきたいと思っておるわけでございます。ということで、政策提案でも、スポーツ庁の誘致ですとか、自衛隊体育学校の誘致ということも打ち出しているという流れでございます。
大きく、我々の考え方とすると、この体育というカテゴリー、戦後教育の中で体育が果たした役割というのは非常に大きなものがありました。ただ、ややもすると、画一化したものだったりとか、規則を重んじるということだとか、そちらのほうに特化した形で、みんなで笑顔でスポーツを「する」、「観る」、「支える」という部分がどうしても少なかったので、そこを解放して、今回の新しい大会もそうでしたけれども、いろんな、自由だったり、感動だったり、ナイトゲームだったり、アルコールを入れたりとか、いろんなところで新しい時代のスポーツをつくっていこうということでございます。
で、条例を制定したわけでありますけれども、その中でもいろいろ理念があって、基本的な施策があって、まず、寮を3つ造ったというのが大きくて、佐賀県って面積の小さい県なので、あまり寮も少なくてですね。なので、アスリートのための寮をこしらえて、県外からの人たちに住んでいただけるような、そして、育成ができるようなものを造りましたり、練習環境の充実ということで、レスリングセンターや、クライミングベースだったり、ホッケー場を造ったりということ。で、セカンドキャリアの形成支援を行って、さらにはこの支える文化というものを定着していこうということでございました。佐賀県内は、スポーツをするだけじゃなくて、しなくたって、スポーツを楽しめるんだよというのはだいぶ広がってきたように感じております。ですので、そういうことができますと、このスポーツビジネスというものの拠点にもなって、様々なお金も回っていって、みんながハッピーになって、佐賀県民にもお金を使っていただく楽しさというものも提供できて、それがまた、まちの潤いになるということを考えているわけであります。県民誰もがそれぞれのスタイルで楽しむ環境。もちろんeスポーツも対応していきたいということでありまして、毎年5月25日は「SSP構想の日」ということにしております。
この日はどういう日かというと、5年前、2020年にインターハイとか甲子園がなくなって、そのときに佐賀県は、全ての高校の予選、県大会をやることに、大きな決断をしました。隣県の福岡県などがやらないという同じ日に、佐賀県は全部やるという決断をしたというのは当時は非常に大きな話でありましたけれども、そういうみんなのために、スポーツに全力を尽くしているみんなのために試合をさせてあげているという大きな決断をした日をこの制定の日ということにしております。
それから、SAGAサンライズパークが一つの象徴でもあるわけですけれども、日常と非日常の交差点ということで、様々なこの、いろんなコンサートだったり大きな試合のときに非日常に来るだけではなくて、普段からランニングループなどでランニングをしたり、日常使いと交差するという、まだまだこれは我々の構想の途中ではあるんですけど、さらにそういうふうになるような形で進めていきたいと思います。様々な我々のコンセプトが評価をされて、受賞させていただきました。今度、来る6月2日にはスポーツ庁長官賞というトップ賞を受賞するということでございまして、ますますこれを契機に新しいスポーツシーンなり文化シーンをサンライズパークから発信していきたいと思っております。
さらにですね、パラスポーツの仲間を増やそうということで、全障スポはなかなか、特に団体スポーツは出場の門が厳しくてということなので、出場できなかったチームを中心に「SAGAパラスポ2025」というものを創設してみようということで、今、各都道府県に声かけをしているということなんですが、だいぶ評判もよくて、いろいろ競技数も増えていきそうです。ボッチャ、車いすバスケットボール、バレーボールということで、今後、競技を追加予定ということでございます。
ちなみに、九州ブロック大会、なかなか本大会に、滋賀全障スポに到達するのが難しいわけなんですが、今回は3つの団体スポーツが全障スポにいけるということになったので、ぜひ3つのチームは頑張っていただきたいという報告も併せて行わせていただいております。
ということで、「育成県SAGA、SSP構想をさらに推進」していきたいと思いますので、こちらのほうもよろしくお願いします。
では、3点、ピンを簡単に説明したいと思います。