1 佐賀県立大学(仮称)整備事業について(その1)
○朝日新聞
予算の中から幾つかお尋ねしたいんですけれども、今回、県立大の予算が含まれているということで、議会でも様々な議論があって、結構根強い反対論もあるかと思います。今回、いよいよ本予算というか、という状況になることになると思うんですけど、それに向けての知事のお考えというか、ご所感とかはいかがですか。
○知事
佐賀県の構造的な問題を大きく前に進めるというチャンスだと思っています。今、私は中教審の委員でもあるんだけれども、やはり佐賀県の場合、小中高というところから、この大学に対する連携というところがとても弱かったので、今、県大を造るということを一つの契機に、佐大や西九州大とか武雄アジア大学とかとの連携というのは非常に加速度的に進んでいて、そことさらにいわゆる経済界、それから、農業界、そういったいわゆる産業とも連関というのができるようになってきたので、県大をつくる意義というのはとても大きいと思うし、やはりなかなか今、こういう物価高とかいろんな状況の中で、県外の大学に行けない、できれば県内で行かせたいというニーズも大きくて、そういう皆さん方に少しでも早く、その体制をつくって、今からつくるからには、めちゃくちゃいい大学を、みんながすごいな、佐賀県大行きたいなという大学を必ずつくりたいと思っているので、というと、令和11年の春開学に間に合うスキームということで、今回、できるだけ早くと思っていたわけですけれども、何とかこの9月議会に間に合うことになったということで、設計をずっとしてきましたので、それに応じた建設費も出せるようになりましたので、今回、継続費という形でセットさせていただくということです。
心配だったのは、大体どのぐらいかかるんだということで、全体で200億ということで、財政計画も含めてそれでやっていたので、こちらのほうも資材高、物価高がすごくて、そういった中でいろいろ工夫をしながら、今回、この予算ということになりました。そういう資材上昇の分も折り込んだ形ではありますので、基本的に何とかこの200億以内でということで実現していきたいと思っておりますけれども、それは今後の状況も踏まえて、今の(物価上昇率)8%でも激しいんだけど、とんでもないような状況になったら、またそのときには検討が必要かなとは思っています。
○朝日新聞
関連なんですけど、今、その物価高騰の話をされましたけれども、いろいろ完成予想図なんかも出されていて、どういう校舎にするとか、ある程度固まっていて、ちょっとマイナーチェンジというか、いろいろ検討することも残っているとは思いますけれども、基本的な大枠としては変えないでこの予算というのを押していらっしゃる。
○知事
検討の過程でいろんなアイデアはあったわけですけれども、幾らかシンプルになりました。だから、もっといろいろ工夫をしようとか、デザイン的に考えて議論されたこともありましたけれども、やはり予算をしっかり抑えていこうということで、若干、そういう修正というものが施されていて、まずは、いい大学をスタートさせるということを主眼に考えております。
2 農業者への支援について
○朝日新聞
あともう一点、お米の関係なんですけど、先ほど米の価格の下落が非常に激しいということで、しかも物価は高くなっていて、かなり経営的に、農家さんの経営が苦しいというふうな話をされて、一応、県のほうで今回支援ということだと思うんですけれども、実際にどのぐらいの打撃を受けていて、これがどの程度のというか、まだまだ国の支援が焼け石に水みたいな感じなのか、それとも、国でどういうことをしてほしいかということも踏まえて、県がどのぐらいのことができているのかというのを、知事の感覚としてはどんなでしょうか。○知事
県として、それほどのことができていると思えません。というぐらい、ずっとこれまで佐賀県の農家たちは苦しんで、場合によっては自分の、ほかの、例えば、何でも、人によっては年金からでも手出ししてでも農地を守ってきて、米を作ってきたわけです。それは自分の責任だっておっしゃる方もおられたし、そこまでしてっていうぐらい責任感を持ってやってきたわけです。なので、米って、ですから、工業製品じゃないので、我々の命をつなぐ大切な食料品なので、これは本当に国策として、食の安全保障という言葉で私も知事会とかでも言っていますけれども、まさに我々の命を守ること、それなので、国として安定的な価格がしっかり維持されるような形に制度設計をしてもらいたいなと思うし、それこそ、もともと買い戻しもやってほしいと僕は思うんです。だって、もともとは備蓄していたわけでしょう。だから、そこを王道で普通に戻していくというのは私から見ると普通のことかなというふうに思うので、ぜひ、一朝一夕に、明日あさってで量を増やしたり減らしたりできるものじゃないので、そういったところと、そうやって責任感を持ちながら現場で頑張っている農業者のみんなのことを、これは都市部を含めて国としてぜひ考えてもらいたいなと強く思います。
3 市町立小中学校スポットクーラー応急整備支援事業について
○朝日新聞
あと一点、スポットクーラーを配置するということなんですけれども、すみません、これはそもそもなぜ佐賀が一番全国で体育館の空調率が低いんだろうかという、そこの原因と、それから、それを前々から問題意識として、なかなか佐賀は空調の整備が進まないねというのは知事としても何か、あるいは県としても把握された問題意識を持っていらっしゃったのか、進まなかった原因が何かあるんであればそれは何なのかという、それをちょっとお聞かせいただければと。
○知事
何なんでしょうか。一つは、大体よその県だと、これは市町なので、避難所というか、小・中学校の体育館は。そうすると、福岡県もそうだけど、やっている市とやらない市というのがまだら模様になるんですよ。だから、進んでいる市と進んでいない市とかなるんだけど、佐賀県の場合は、簡単に言うと、大町のひじり学園(と武雄中)以外はほとんどなかったので、そういった形で横との比較というのがなされなかったというか、全体として、夏休みはとか、避難所の空調の問題というのはあんまり、だから、みんなでなかなか前に進まなかったのかなと思うんです。
実際、今回は、熊本の例なんかもそうですけれども、避難所は、これは全部が避難所になっているわけじゃなくて、私らが行った氷川町も、使えない学校もあったし、その前が道路が割れていて。だから、使える体育館と使わない体育館というのを恐らく選んでいくんだと思うんですよ。もし、だから、本格空調があるところを中心に避難所が開設されていくんだと思うんだけれども、いろんなバリエーションをしっかり準備して、オペレーションしたほうがいいかなということで、今回、県は1つの体育館で2個ずつスポットクーラーを入れるんです。なので、そういったことでかなり数がありますから、それを集中的にトラックで運んで、設置された避難所に集中配置をするというオペレーションを今から計画をつくっていくということだというふうに思います。
今回、市町を調べたところ、本格空調の検討をしているところもあります。これは国費で、これは高市総理も発表していましたけれども、前倒しでやっていくという支援もありますけど、なかなか、使い勝手があんまりよろしくないというか、構造的な、断熱材とか、そこまで全部やらないといけないとか、事業の条件が厳しくて、いわゆる設置費が億単位ということで、なかなか市町からすると二の足を踏んでいたところがあるので、国のほうにそういったところの改善もしていただきたいと思うし、市町には本格空調の検討もしていただきたいと思うし、ただ、今回、我々として、この設置を進めることで、さっき何か0.8%ってありますけど、今年度末にはどのぐらいになるんだっけ。(「30.9です」と呼ぶ者あり)30.9%にまずなるので、もうさらに1年足すと(「70.6」と呼ぶ者あり)70%を超えるので、そうすると、もう今の数字だと全国で1桁に入ってくるというか、そういうふうになっていくので、一番下が全国2位か3位になっていくという形になると思うので、別にそれがどうかということではないんだけれども、やはり何というんでしょう、市町のいろんな事情もよく分かるので、今回は県として一つ支援をするということで一緒になって、とにかく今、暑くてきついと言っている子供たちとか保護者にしっかりまず今できる策をお届けしたということであります。
4 九州新幹線西九州ルート(その1)
○朝日新聞
あともう一点ありました、新幹線の予算が付いたところで、外部の学識経験者とかのサポートとあるんですけど、これは検討会自体には入らず、県が折に応じて検討会の中身で議論されたことを、そちらのほうに別途ご相談されるとか、そういうイメージでしょうか。
○知事
はい、そうです。基本的にコンサルと、あとは学識経験者何名か指定して、その方々に出された資料を見ていただいて、それについて分析していただくということで、それをさらにこの技術検討会の中で話をするということ、それは基本的には表に出しながらやっていきたいと思っています。
5 佐賀県立大学(仮称)整備事業について(その2)
○西日本新聞
補正予算の県立大の件でお伺いしたいんですけれども、昨年の秋に基本設計を示されたときは、たしか建設費最大140億円というふうに見込んでいたと思うんですけど、今回、数億円はみ出しましたけれども、これは建築資材の高騰などが理由ということでよろしいんでしょうか。
○知事
はみ出し分については……
○県職員
はみ出したというか、ベースになっている、当時104億と出していたんですが、ベースを整理し直して上がったというところがございます。詳細は午後、記者レクのあとにまた説明させていただきます。
○知事
私的に言うと、140億円で、積算してみたらそういう数字になったということかなというぐらいのイメージだったんですけどね。
○西日本新聞
総事業費は200億円以内に収めたいというお考えは今も変わりないということですね。
○知事
はい。それを考えながら、全体としてみんなで作り上げたので、収まるんじゃないかと私は思います。
6 九州新幹線西九州ルートについて(その2)
○西日本新聞
発表項目以外でお伺いしたいんですけど、西九州新幹線に関して7月に二者合意されて、それに関する報告などで、近く長崎県知事ですとか、JR九州の社長などに面会される予定がございましたら教えていただけますか。
○知事
平田長崎県知事とは、明日の午前中に、10時15分からこの部屋で実施したいと思っています。頭撮りして、今回は2人で会おうと思っていて、二者合意の話を改めて私から平田知事に説明したいと思っています。終わったらそれぞれ、もし皆さんからのご所望があればそれぞれぶら下がりに応じるというか、そんな感じでどうですか。
ちなみに、JR九州の古宮社長については明後日で調整をしております。
○西日本新聞
それぞれ具体的にどんなことをお話しする予定なんでしょうか。言える範囲で。
○知事
基本的に二者合意はいろんな議論があったので、あそこに書いていることは結構しっかり書いたつもりではあるんだけれども、その考え方というか、その心とか、これから一緒に検討していきたいこと、それから、全体としてのスケジュール感ということについてはお話ししたいなと思っています。
基本的に、もう11回も会って2人で話したことなので、あの処方箋どおり、あの合意どおりに一つ一つちゃんとみんなが誠実に向き合っていくと、着工に向かっていくようにはなっているんです、最速で。なので、ここにあるように、環境アセスはどうしても必要なので、この間であそこに書いてあることについて整理ができれば、そうすると、その整理ができたことが新たな合意ということになるわけですけれども、そうしたらそのまま着工ということになるので、もちろん予断を許さないところはありますけれども、みんながそれぞれ真摯に向き合う、JR九州はJR九州で、長崎県は長崎県さんで、我々は我々で、国は国でということを2人で知恵を出し合いながらやったので、そこの部分の説明を、どういうつもりでこのプラモデルを作ったのかと──プラモデルはおかしいか。そんな感じです。その取扱いについての説明をしたいと思っております。
7 福岡県議会について
○西日本新聞
あともう一点、隣の福岡県議会の関連でお伺いしたいんですけれども、福岡県では執行部側が議会の一般質問に関する質問を執行部側がつくっていたということが既に明らかになっていまして、これに関連して福岡市も調査したら、同じように執行部側が市議の質問をつくっていたということが既に明らかになっています。
昨日の佐賀市長の定例会見では、佐賀市ではそのようなことはないと市長は否定されていました。佐賀県では執行部側が県議の質問を過去に作成していたりすることがあるのかどうかというのを教えてもらえますか。
○知事
それについては私もすごく関心を持っていて、知事になってから四、五回は、そんなことないよねと。議員さんに自分で思ったまま質問してもらっていいからと。もちろん質問取りはしているんですよ。だって、いい議論ができるように、どんな質問をされるんですかという質問聴取というのは佐賀県もやっていて、そのときに、そこで別に説得する必要もないし、そこで何か調整してということもしなくていいから、素直に議員さんが私に向かって言うことをそのまま聞いてきて、議会で議論すればという話はずっとしてまいりました。
なので、そういうふうにしていると思うし、私も昔、鳥取県で片山知事と一緒にいたときに、片山知事が質問を書いている職員に激怒していたことがあって、すごくそれが印象に残っています。でも、そうだよなと。議員がそこで質問する話なので、それを執行部、理事者側が質問をつくって、これでどうですかというのはやっぱりおかしいですよね。でも、昔はそういうのがどこの県も、私の記憶でもあったような気がします。議員さんが質問をつくれなくて、書いてくれと課長に言ってくるという光景、それはどことは言いませんけど、そういうのはあったのかなと思うので、せっかくこれを機に、議員さんは議員さんで自分で勉強されて、そのままの形で質問をされて、それに対して答弁者側も答弁するというやり方をやればいいと思うし、私が聞くところによると、都道府県によってはあらかじめ見せ合ったりする、調整したりするところもあると聞くので、それは佐賀県には全くなくて、逆に言えば、私がどう答弁するかは、うちの職員もあまり分からないというか、知事、こんなことを言うんだということで、だから、議員さんは議員さんで、私がそれはいい提案ですね、やりましょうということもあれば、こういう意味で検討しましょうということもあるので、そういう、何というんでしょうか、真摯な議論ができるようにしたほうがいいと思うし、揚げ足を取るようなことはお互いやめて、両方ともそれぞれ住民の幸せを祈ってやっているので、そういう場になるように、この際、日本全国がそうなったらいいなと念じておきます。
○西日本新聞
佐賀県では、そのように執行部側が作成している事実はないという理解でしょうか。
○知事
質問書いたりしていますか。みんな首振っていますけど、聞いてみてください。
○西日本新聞
職員に対して、この件に関してアンケートや調査をする予定というのはないんですか。
○知事
まあ、総務部長に聞いてください。しなくていいと思いますけれども、私は。結構言っているよね、そういうのは駄目だよって。
○県職員
じゃ後で、具体に関しては担当部局で対応しますので。
8 九州新幹線西九州ルートについて(その3)
○日本経済新聞
先ほどの西九州新幹線のアセスに関するもの、新幹線で、これはだから、ここに書いてあるタイムスケジュールで、今回ともう一回とおっしゃいましたか、検討会に関するものという感じですか。
○知事
今日は調査方針を確認して、もう一回ぐらいこの近いところで確定するというか、調査のやり方を。で、そこから調査に入るというイメージと私は認識しています。
○日本経済新聞
そこで出てきた資料に対しての精査、県としての精査であったりとか、これはどうであるとか、そういう県としての答えであったりとかするのを出すのをサポートする方々に払うお金というのがこの予算ということですか。
○知事
そうです。だから、我々としてもこっちこれ、ここでいろいろ課題を検証するわけですね。特にじゅくじゅく(軟弱地盤)、この掘ったときの。我々も例えば、有沿道路とか、道路関係では分かるんだけど、じゃ、新幹線ってどのぐらい必要なのかとか、それこそ接続するときの合流地点での合流というものにどのぐらい技術的な課題があるのかとかですね。いや、九州新幹線に合流させる場所での問題ですけど。とか、そういう何か二者協議の中で水嶋次官からいろいろ課題について言われていたので、事務屋同士で話しても、それは何ていうの、技術的な課題は技術者同士で、開かれた形でみんなに発表しながらやって整理していったらどうですかということで、そこは合意ができたから、ここアセスに行くということと併せて、そのやり方についてここで整理をするということなんです。
ですので、この中身については、ここ、機構というのはずっと新幹線とかを造っている専門家集団なので、とてもこの我々の土木だけではなくて、これどうですかって一応いろいろプロたちに聞いて、そういった結果も我々もちゃんとお出ししながら進めていきたいなという感じです。
○日本経済新聞
ただ、そのスケジュールにすると、その黄色い部分でしょうか、そのグリーンの部分が入って。
○知事
このグリーンの部分は、国と機構、要はこっちですね。これ事業主体というか、この調査主体は、この緑なので。
○日本経済新聞
黄色の部分というのは。
○知事
黄色、そう、この黄色がこれです。この緑は、彼らの調査です。国と機構の。
○日本経済新聞
それと、先ほどおっしゃっていた、あしたその二者合意の内容に関して長崎県知事にご説明される。それを県庁に来てもらってということですが、古宮社長とはこちらでやるんですか。それとも、知事が。
○知事
こちらに来ていただくという形で。
○日本経済新聞
それも、やはり2人でという、知事と長崎県……
○知事
この二者協議の合意の話については2人でしたいなと思っていて、その後については、もっと4人とか6人とか、やるときは三者で会うこともあるとは思うし、そういった、状況に応じて対応したいと思いますが、今回まではトップ同士で、2人でやっていきたいなと。
○日本経済新聞
結構お時間を取ってしっかり話すイメージでしょうか。
○知事
今、時間どのぐらい取っているんですか。
○職員
30分程度です。
○知事
30分程度でいいと思います。
9 佐賀県立大学(仮称)整備事業について(その3)
○日本経済新聞
それとあと、県立大学のところの予算についても伺いたいんですが、これが継続費ということで、長いスパンでの予算ということで146.6億円、令和8年度から11年度とあります。これは今回補正予算の中に入るのが小さい文字で書かれている600万円というところだけなんでしょうか、それとも、要するにこの75億円の補正の中に入る分は幾らというふうに理解すれば。
○知事
なので、この146.6億円は8年度、9年度、10年度、11年度にそれぞれ割り当てられるんですよ。おっしゃるように、8年度に入っているのはこれだけです。600万円だけ。だから、さっきの75億円の中で幾ら入っているかといったら、600万円。
○日本経済新聞
それは必ずしも均等割ではなくて、来年度以降に必要に応じて146.6億円がそれぞれの年度に割り振られると。
○知事
だから、工事が本格化するときには何十億円と入るわけです。それが継続費だから設定されていますよね。それはまた後ほど割り当ての説明があると思います。
10 令和8年熊本地震 佐賀県の被災地支援について
○読売新聞
まず、震災の関係で、もうすぐこの地震から1か月になろうと思うんですけれども、今、この1か月振り返ったときの佐賀県としての支援の総括というか、評価と、今後、中・長期的な支援が必要になると思うんですけれども、その辺をどういうふうに考えているのかと、あと、しまい方というか、今後どう現地に引き継いでいくのか、その辺の方針についてお話しいただきたい。
○知事
熊本地震については、10年前もありまして、そういったところの経験というのが生きてきているのかなと思いますし、避難所の運営とか、そういったところについては進歩が見られていると思います。国の全体の調整もよくできていると思うし、対口支援の在り方というのも整理がされてきたなと思っています。
ただ、意外だったのは、結構車で寝泊まりしている方が多いです。ので、そこをどうしていくのかというのは、何で避難所じゃなくて車なのか、もちろん自分の家が心配だからとかあるんでしょうけど、車で寝泊まりすることの課題とか、何かちょっと別の課題も今回はあるのかなというふうに思いましたし、やはり水がないということに関する苦しみ、特に、シャワーとか、そういった課題を整理しなければいかんなというふうに思います。
ということで、今、大体うちは42人ぐらいがずっと現場に行っているわけですけれども、本来は、もちろんこうやってすぐ支援をするというのは全国でやるべきだと思うけれども、でも、基本的には一般原則として、熊本県でも元気な市町もありますから、熊本県内でできることはやっていただくという原則で運用していただきたいなとは思っております。ただ、まだそんなにたっていなくて、家屋調査とかはなかなか簡単にいけていないというか、予定どおりにいかないと現場からの声も届いているので、そういう地元でできない部分については助けて支援をしていきたいと思っているので、そこの見極めをしながら現場の状況を踏まえて、徐々にどういう形で地元の皆さんに任せていくのかということを考えながら、これから──どうでしょう。そういうことを考えながら調整していくのが9月になるんでしょうか、ということだと思います。
11 九州新幹線西九州ルートについて(その4)
○読売新聞
新幹線の現在地について基本的なところを少し聞きたいんですけれども、新幹線のほうなんですが、技術検討会である程度調査範囲を絞り込んでいくイメージになるんでしょうか。例えば、そうすると必然的にルートもけっこう絞られていくと、あるんですけれども。
○知事
特に、さっき2つ言いましたけど、これは二者協議の中でじゅくじゅく、要は地盤地盤。地盤の話というのは両者でそれなりに話をしたので、そこを実証していく。彼らも佐賀県内の地盤のボーリングの刺し方というのはしていないので、まだ。僕らは幾らかしているんだけど、そこを一緒に佐賀県内のどこでやるかも含めて、数か所でやることになると思うんですよ。その場所をどこにするのかとか、それがどの程度であれば、杭をどの程度打ってどうすればいいんだろうか、大丈夫なんだろうかということ。だから、彼らは彼らで我々のデータを欲しがっているところもあって、我々はもちろん提出、道路でやっているやつとかも提供するし、一緒になってやっていくというところと、あとは、さっき言った2つ目の例で言うと、合流するというところ、要は、ふだんいわゆる九州新幹線、スピードはガーッと走っているわけですよね。そこに斜めに入っていくというか、合流していくということに対する、そこの部分の分岐の在り方というのが結構二者協議でも言われてきたので、そこのいろんな課題というのは。でも、それって、事務屋2人で話していてもなかなか難しいじゃないですか、そこで結論を出すのは。だから、いずれにしても、アセスが9年度なので、それに向けて、そういった課題について検証をしていくと、例えば、これができる、これができないということが、みんなの見える中で分かってくるので、そうすると、そこを踏まえた上でアセスができるんじゃないかということで合意したということです。ですから、有効に今年度の期間を活用していきたいという趣旨です。
○読売新聞
改めて、今回、自分たちで建設コンサルだったり、学識経験者を用意するというのは、押し込まれないというか、あまり向こうにリードされないような形を意識されたのか、狙いを改めて。
○知事
狙いというか、一言で言うと新幹線は詳しくないからですね。だから、結局、何というんでしょうかね、県民の中で議論してもらうのに分かりやすく状況を提供したいわけです、我々としてみると。それこそ、まだ決めなきゃいけないことは幾つもあって、そのときの条件というか、こう分かったほうがよくて、我々も国交省さんとか機構さんの言っていることをそのままうのみということじゃなくて、我々なりに技術者に確認をして、これはこういう趣旨だということを自分たちの言葉で説明できたらいいなと思うわけです。なので、国がこう言っています、皆さん見てくださいじゃなくて、県は県なりにこう評価しますということを言いたいなと思ったので、これはそういった意味で、我々とすると、よりよい形になるための必要なサポートかなと思っています。
12 佐賀県立大学(仮称)整備事業について(その4)
○読売新聞
県立大学、不勉強で恐縮なんですけれども、建設費は入札して契約しないと分からないかなと思っていますが、その辺の契約とか、その辺の手続というのは、どんなやられるんでしょうか。
○知事
これはあくまで予算なので、この予算の中で入札になるわけですよね。だから、落札されるだろうと僕らは思いながらこれを設定しているわけです。それでも不落札になる場合もあって、うちの近くでいう裁判所とか、それこそ放送局もありましたけど、我々にすると、今のこの高騰ぶりがあるから、それも含めて予算化しているので、実際これを発注するときというのはもっと先になるので、そのときにも十分落としていただけるんじゃないかということを考えながら、この予算が組まれていると、そんな感じで大丈夫でしょうか。
○読売新聞
将来的な物価高も加味されているという理解でいいんですか。現時点の物価高の水準を足しているだけじゃなくて、令和11年度までも……。
○知事
基本的に(物価上昇率)8%でやっていて、入札の時期もイメージを、大体今の計画ではあるので、そういった形で設定をしています。例えば、SAGAアリーナも、最初は予算が200億円ぐらいなんですよ。ところが、すごい物価高騰だったので、そのときは予算が足らなくて増額補正を議会にお願いしてやったという経緯があるんですけれども、今やると、例えば今、鹿児島さんは470億円とかなっているんですよ。7,000席とか言ったかな、アリーナ。だから、もう本当に今の物価高騰ぶりというのはすごい激しくて、その激しいものを織り込んで予算化しているけれども、この激しいのがさらにもっと激しい状況になったときにはまた措置が必要だということですが、8%を超えてさらに上がっていくということになると、結構この国全体が大変な状況なのかなと思ったりしてということで、ある程度そこの辺のバッファーも見ながら予算化しております。
○県職員
県立大学も含めた予算関係は、この後、事務方のレクもございますので、そちらでもご質問ください。ほかにご質問ありますでしょうか。
○NHK
県立大学について教えてください。
知事がこの予算説明の中で、佐賀県の構造的な問題を大きく前に進めるチャンスだとおっしゃったんですけど、ここで言う構造的な問題というのは何なのかを、ちょっと改めて教えてください。
○知事
やはりまず、この4年制の県立大学がない県というのは、47都道府県の中で4つしかないんです。逆に言えば、43都道府県は、佐賀県よりも人口が少ない高知県も、島根県も、鳥取県も、福井県もあるわけなんですよね。そこは、当然のように大学教育と県政がリンクしていて、そこからどういう人材を育てて、どう社会人にして産業界とつないでいくのかということができているわけですよ。
ところが、我々の場合は、ずっとそこの議論がなくて、大学の数って今まで2個しかなくて、日本で一番大学の少ない県だったわけです。ということと、今は4大に進学する人って、高校卒業生の半分を今超えているんです。昔みたいに6分の1だった時代だったらまだしも、今、半分を超える段になると、年間3,000人以上の人たちが県外の大学に、もちろん喜んで行っていただく方は、佐賀を好きでいて行っていただいてもいいんだけど、泣く泣く行く人もいるわけです。なので、4大に行く人が増えている段階で、やっぱりそれに対して手を打たないというのはどうかなと。それは高校だって、高校に行く人が増えたら高校つくりますよね。ましてや、標準仕様だと思っているんです、私は県大というのは。なので、何でこんな議論になっているのかというのもいかがなものかなと思うぐらい、私にとってみると、もっと早くやるべきだったと思います。
ですので、ただ、こうやって遅い時期にできる大学だからこそできることってあるので、今までつくった県立大学ってやはりずっと長い歴史はあるものの、その中で積み重ねてきた先生方というのがいて、なので、今回新たに今、先生を募集しているわけですけれども、むちゃくちゃ生きのいい先生方が今集まりつつあるわけで、そういう新生県立大学だからこそできる新しい大学の姿というのをこの国に示していきたいというふうに思っています。
13 予算全体について
○NHK
予算全体の話になるんですけれども、漠とした質問で恐縮ですが、何か特に思い入れのあるものであったりとか、あと、どんな思いでこの予算を組まれたのか、ちょっと漠としたところでコメントいただければと思います。
○知事
今、もちろん賃金上昇というのはあるんだけど、それ以上に今、物価高が非常に強くて、なかなか実質所得というか、県民の中で、これは県民自身もそうだし、事業者も苦しんでいる方が多々おられるので、そういう皆さん方に、先ほども申し上げたように、十分じゃないけど、十分な支援じゃないかもしれないけれども、それでもやはり、人が見ていてくれて、支援してくれて、一緒に頑張ろうと言ってくれているってすごく元気になるので、そういったところに力を入れて、まず、足元を、今、起きていることに対して対応するというメッセージを込めているということと、さっきの賃金アップもそうですけれども、これをやるんだったら、そのときにしゅぽっと、今だけというんじゃなくて、それがさらに生きるような形で、将来に向けて、ああ、あのとき苦しかったけど、この設備投資をしたことによって、結果的にずっと生きているよなという形になるような支援を、アドバイザーも含めてやるようにしているので、足元と未来ということを常に考えながらセットされた予算だと思っていただけるとありがたい。
14 お米について
○NHK
最後に、お米についてなんですけど、お話しいただいたことと重複する部分もあるかと思いますが、政府が備蓄米を放出した、これによって需給バランスが崩れたという話がありまして、知事も工業製品じゃないんだという話をされていたんですけど、この国の対応と、あと、今、備蓄米を買い戻すかどうかというところで、農家側はできるだけ早く買い取ってほしいという話がありますが、そういうところに対する、改めて産地の首長としての要望というか、どういうふうに対応してほしいとか、今の対応をどう見ているかというのを改めて教えてください。
○知事
国の基本なので、単なる市場経済の話だけで終わらせてほしくないなって。本当に責任感を持ってやっているので、しかもこれは、国土をつくっているんですよね、農業というのは。それが支えているものでもあるので、そこに関する国全体の、これは国もそうだけど、国民全体の意識というところを、これを機に考えてほしいなと思うんです。
買い戻しも、あれはもともと備蓄用なので、それがなくなっていったら、それをそのままもう一回備蓄するって、別に自然なことだと思うんですよね。だから、自然なことを自然にやることによって、もちろん、消費者は少しでも安くという気持ちも分からないでもないけれども、そもそもの米を作る人がいなくなります。ただでさえ、今、担い手が減っているのに、こういう状況になると、米を作っている人間の矜持というか、誇りさえ失われるような議論をされると、非常に切なく思っています。
15 佐賀県立大学(仮称)整備事業について(その5)
○佐賀新聞
私も県立大の関連で、議論になっていること自体がということもありましたが、未だに慎重な意見の方もいらっしゃる中で、今回、9月議会が一つの山場かと思うんですけれども、説明の在り方とか、今までにないような工夫みたいな部分とか、何か執行部側のですね、そういう説明の在り方の部分での働きかけといいますか、というので、何か考えていらっしゃることがあれば、伺いたいなと思うんですけど。
○知事
これはもう3年ぐらいずっと、議会でもどれだけの時間を費やして説明したかということなので、そこをさらに説明を尽くしていくということしかないと思うんです。なので、本当にいい大学になると私は確信しているんです。なので、信頼していただきたいなと、私もずっと12年間やってきて、一つ一つ丁寧にやってきて、いろいろ言われたこともありますし、例えば、維新博もそうだし、国スポもそうだし、アリーナもそうだし、いろんな一つ一つ、もちろんチャレンジではあったけれども、とても考えに考え抜いてやっているので、一定の信頼をいただきたいなというのが心から思っています。
○佐賀新聞
そこに絡めてなんですけれども、先ほどもお話を伺っていた物価高騰策との絡みといいますか、教育費って家計に占める割合がかなり高いと思うんですけれども、そういった打ち出し方というか、説明の仕方というのは、何か今後変わっていくような見通しはありますか。
○知事
そう。だから、いろいろ、これもいろんな議論がありましたけれども、今こんなに、半分以上が大学に行くという時代になって、大学はお金かかるんですよ。だから、お金かかるけど、でも、行かせてあげたい。県大は様々な費用が安いので。で、大体入学金とかはほとんど佐賀県民は、要はゼロを含めて今検討しているんで。でも、長崎県立大学に行くときには結構払うことになるわけです。長崎県民と違って、とかね。いろいろ、佐賀県で学びたいと思っている人たちはとても貴重なので。その子たちが佐賀の大学で県立大学に行けば、ここで4年間住まうわけで、ここに就職したいという人もあまたいると思うし、県外から来る人もいると思うんで、その重要な機会を失っていると思うんです。今、介護とか看護もそうだし、商店街もそうだし、学校の先生もそうだし、人手不足だらけです、県内。農業者もそうですよね、先ほど言ったように。なので、こんなに人が足らない、いや、昔の佐賀県は仕事が足らなかったんです。今、人が足らないんです。そこを正面から認識したら分かっていただけると思うんですけれども、だから、ちょっと、質問何でしたっけ。
○佐賀新聞
物価高騰対策としての県立大学について。そういった見方もあるのかなと思いながら聞いたんですが。
○知事
ああ。なので、様々な分野にいいことを与えると思います。もちろん入ろうとしている人にもそうだし、今、人材難にあえいでいる産業界。ですから、産業界からは、一緒になって早く大学つくってくれということで、協力企業もいっぱい今いるわけですから、そういう流れの中で、よく、教育にお金かけるのかと言う方もおられますけど、いや、それ自体が佐賀県全体を、高齢者をも含めて支えていくので。看護師さんとか、介護とか、いろんな分野の人が今足らないわけですから、ですので、佐賀県民はすごい佐賀の子供たちを大切に育てているので、その大切に育てた子供たちが佐賀で学びたいと思う人たちがいるならば、ぜひみんなのために佐賀で教育を受けさせて、善良な佐賀県民の懐の中で育って、この佐賀から世界を目指してもらってもいいしという世界をつくるためには、どうしてもここの県大という部分が、機能が必要だというふうに確信しております。
16 佐賀県知事選について
○佐賀新聞
全く別件で恐縮なんですが、知事選関連で、政党への推薦願ということで、自民党への推薦願という、昨日、後援会のほうで出されるということを確認されたかと思うんですけれども、そこに対しての知事の思いと、他政党様への推薦願の検討というのを今後どうされるかというのは。
○知事
皆さんのというか、後援会も含めて皆さんの意見というのがあって、私にとってはそうやって支えてくれる人はとても大事なので、こういった部分に関しては皆さん方の意向を尊重しながらということです。
私自身はひたすら佐賀県民と佐賀県のことを考えて仕事をしようと、これはずっと最初から誓ってやっていることなので、もちろんほかの、幅広く皆さん方と一緒になって佐賀県をよくしていくという体制をつくりたいなというふうに思っております。やっぱりなかなか、いろんな、私も政治的に難しい、対立する場面というのもこれまでもあるわけだけれども、やっぱり私は誠実に真摯に、いろんなことを表で議論していって、県民に分かりやすい形でやっていきたいと思っているんです。ですので、特に福岡県の状況とかを見るにつけ、私は、言っちゃなんだけど、そういうふうな風土を佐賀県につくってはいけないと思っている。そうすると、裏交渉とかしなくなるので。そうすると、何となくいろんな形で政治的にはぎくしゃくする場面もあると思います。でも、やっぱり佐賀県は澄み切った空のように、明るく健全で公正な県政をやっていくという、だから、そこを失うと、それは山口祥義じゃなくなるので、そこはずっと堅持していきたいと思っています。
○佐賀新聞
自民党さん以外の政党というのは今後、そこも周辺に相談しながらとかでしょうか。
○知事
そうですね。私とすると、もともとの考え方として、だから、自民党さんもこれまで2期目と3期目は一緒に頑張っていただいたということもあるし、もちろん県議会でも支えていただいているので、そういうことも含めて総合的に判断しましたし、そういった意味では、今までもずっといろんなチームと連携しながらやってきたので、そういったチームともこれからも連携しながら、いい佐賀県をつくっていきたいと思っております。