「大人になったらどうしようと思っている
誰かが大人にしてくれるというもの
なのだろうか」 (柿沼晴子『二十歳の躓き』より)
20歳という線を引き、突然「大人」として
扱われることに戸惑いを覚える。
そんな人もいるだろう。
けれど、その戸惑う心の中には、きっと大人への期待もあるはずだ。
大人になるということは、
地図のない旅へ出発するようなもの、
無限の世界へ挑戦するようなもの。
そして、まだ見ぬ素晴らしい未来に出会うこと。
その始まりに、あなたは一人立っている。
もう、誰かに進む道を示してもらうのではなく、
そう、進む道を決めるのは、自分なのだ。
今から150年前。
欧米列強の脅威迫る中、
世界を見据える佐賀の若者たちは、
志をもって時代の荒海に漕ぎ出し、
新しい明治の世を築いた。
そして今、グローバル化、少子高齢化、ロボット、AI――
あなたを取り巻く世の中は、変化し続けている。
道標となるのは自分自身。
大きな志を胸に抱き、選んだ道に歩みを刻む。
そんな「大人」になってほしい。
今日という晴れやかな日を迎えた皆さん、おめでとう。