「人が黑きと云はば、黑き筈にてはなし、白き筈なり、白き理があるべし」
これは、江戸時代から佐賀に伝わる『葉隠』の一節です。
人の話を鵜呑みにすることなく、異なる視点で考えてみる。そうすることで、よりよい発想につながるーー
300年前に説かれたこの教えは、佐賀の人々の気概を言い表していると思います。
古くからアジアとの交流があり、鎖国の時代には長崎・出島を通して西洋の知識や技術を取り入れてきた佐賀の人々は、広い視野を持ち、多様な考えを受け入れながら、新たな時代を切り拓いてきました。
そうした志は現代においてもしっかりと受け継がれており、伝統を大切にしながら、新しいものを受け入れ、発展しようとする佐賀には、県外や海外からも多くの人たちが集まっています。有田焼など伝統工芸に新たな発想を吹き込む人たち、ICTを活用してビジネスを始める人たち、佐賀の海や山に魅せられまちづくりに情熱を注ぐ人たちなど、実に様々です。
また、アジア諸国の成長が著しい昨今、上海、台北、ソウルなど、アジアの主要都市に近い佐賀には、5年前の4倍を超える外国人観光客が訪れており、九州佐賀国際空港の利用者数は6年連続で過去最高を更新しています。
暮らしてみて気づく良さもあります。玄界灘と有明海という2つの海に面し肥沃な平野が広がる佐賀には、日々を愉しむ食文化があります。そのうえ、福岡都市圏に近く電車で約40分。豊かな自然環境と都会の利便性の両方を味わえるのも、佐賀で暮らす魅力の一つです。
佐賀で就職する新卒者の方々には、奨励金支給制度があります。また、就職支援情報サイト「さが就活ナビ」をはじめ、「さがじかん」「人生のS暮らす」「あそぼーさが」等のサイトでも佐賀の魅力を発信していますので、まずはアクセスしてみてください。
佐賀なら、志ある皆さんのやりたいことが、きっと見つかるはずです。
自分の得意とされる分野で生き生きと働きながら、地域での交流の場を広げ、新しい佐賀をともにつくっていってほしいと思います。