幕末期、佐賀藩第十代藩主・鍋島直正は、天然痘に苦しむ人々を憂い、西洋から入手した種痘を世継ぎへ接種することでその信頼性を全国へ伝え、多くの命を救いました。県民の尊い命と向き合った2021年。未曽有の危機を乗り越える強い気持ちは新たな出会いを生み、人と人をつなげています。
コロナ禍で国体・全障スポが中止となった鹿児島県と痛みを分かち合いたいと決定した佐賀大会1年延期は、佐賀藩と薩摩藩が科学技術力を高めあったように「双子の大会」として絆を深め、共に盛り上げようと準備を加速しています。
「オープンエア佐賀」は、“こんな時だからこそ”始まりました。澄んだ空の下、観光、子育て、ワーケーションなど自然と調和した環境をつくり、九州各地から皆さまをお迎えしています。困難があっても、いろいろな幸せのかたちを手を取り合い、創り上げたいと思います。
時代は変わり、まちは変わっても人の温かさは変わりません。今を懸命に生きる人たちに想像力を働かせ、既存概念にとらわれない構想力を持ち、チーム佐賀・オール佐賀で進んでまいります。