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有明海漁業協同組合訪問後の知事インタビュー

最終更新日:


○佐賀新聞
 中ではどういったやりとりをされたんでしょうか。
○知事
 そうですね、まず、ノリの状況についての意見交換をさせていただきました。その後、私のほうから、今回の自衛隊の使用要請につきまして、今回の要請は国防の問題であって、このように安全保障環境が厳しい中で受け入れていただきたいというお話をさせていただきました。そして、覚書付属資料を変更させていただきたいということは受け入れていただきたいということと同じ趣旨だということもあわせて申し上げました。
 それから、私の運営委員会の説明の後、15カ所の支所において、事業主体の防衛省さんが説明をしているわけですけれども、まだ3カ所説明ができないところがありまして、早津江と南川副と芦刈ということでありましたので、こちらのほうも説明ができる環境を整えていただきたいというお話をさせていただきました。それはタイミングを見てということでお答えをいただきました。いろいろ、今ノリの漁期がありますので、そういったものも見ながらということでした。
 その後、いろいろお互いのことに関して意見交換をする中で、1つは国が事業主体で当事者なので、国として説明責任を果たしてもらいたいという流れの中で、德永組合長さんからは、どちらかというと、漁業者に対して札束でというか、どうしても措置の面が先に説明の中で出てしまうんだけれども、そういうことではなくて、国防なら国防という観点で必要なんだという趣旨を正面から訴えてもらえないかなというお話がありました。
 私も全く同感で、これに関しては国防というみんなで分かち合わなければいけないことについて私も受け入れを表明したわけでして、ぜひ防衛省さんにはそういった本来のあり方、趣旨ということをきっちりと説明された上で、さまざまな今回の措置というものについても説明いただきたいということについて話し合いをしました。
○佐賀新聞
 5月に知事が説明されたときとちょっと違いがあるとすれば、公害防止協定の変更と受け入れが同じ意味なんだということを強調したということですか。
○知事
 もともと5月24日にもお話しさせていただきましたけれども、昨年8月でしたかね、私が受け入れ表明したときには公害防止協定の変更について申し入れをさせていただくという決定を私はしたわけなんですけれども、そこの言い方が鶏か卵かという議論をされたりするのもあったので、もともと協定というものを直すということは、受け入れるということなんですよね。逆に、受け入れるということでなければ直す必要はないわけです。ですので、その修正を申し入れたということ自体、私が受け入れていただきたいという昨今の国防の問題で要請があったからだということと同じ趣旨だよというのは、十分これまでも伝わっていたと私は思っていたんですけれども、改めて説明をさせていただいたということです。
○佐賀新聞
 間もなくノリも繁忙期を迎えますけれども、どういった形で今後協議を進めていくことになりそうですか。
○知事
 これは特に南川副地区は地権者の皆さん方も多くおられるところでもありますので、皆さん方がどのような形で国の説明を聞かれるのかということなんですけれども、きょう德永組合長さん初め、組合長さん、それから、専務さんと話した中では、タイミングだというお話がありましたので、今、非常に厳しい海況の中でノリの作業をされておりますから、それが一定めどがついたころというのが一つのタイミングなのかなと私は思いました。
○読売新聞
 今言われたタイミングというのは、例えば、年末の一旦、秋芽ノリが終わるころなのか、あるいはシーズンを終わって来春というイメージなのか、そのあたりは。
○知事
 これは私の感想ですけれども、秋芽から冷凍に行くまでの間というのはそんなに時間があると思えないので、ワンシーズン、一区切りついてというタイミングだというふうに認識しました。
○読売新聞
 その点は知事としてはやむを得ないかなということですか。
○知事
 これは事業主体は国ですから、私が急いでいるわけでもありませんし、かといっておくらせることはしないと常々申し上げているので、そういうペースでいいんじゃないかと私は思います。
○西日本新聞
 知事が今年5月に運営委員長の前で見直し要請されて、半年ぐらいたっていますけれども、少し前進しているというような感触なんでしょうか。
○知事
 そうですね、まず聞いていただいているということ、そういう環境になってきているということは言えると思います。ただ、きょうも議論されましたけれども、国が本当にこの要請について真摯な態度で漁業者の皆さん方に向かい合えるのかというところがこれからの極めて大きな焦点だと思います。





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