○佐賀新聞
幹事社の佐賀新聞から二、三質問させてもらいます。
改めまして、今日、岩田政務官から報告を受けましたが、率直に受け止めをお聞かせください。
○知事
そうですね、私としては2点確認したいと思っておりました。特に、今回は地元選出の岩田政務官でありましたので、とにかく地元の皆さん方の思いを受け止めて、しっかりと寄り添った対応をしていただきたいということです。
もう一点は、事故原因などについての説明も受けていたわけですけれども、そうしたことの確認と、それに対応した明野での点検の手順の確認ができたかどうかということについてお話をいただいたと思っております。
○佐賀新聞
知事の中で、飛行再開というところについては、了承というふうな捉え方でよろしいのでしょうか。
○知事
あくまでもこれは地元の気持ちがとても大事だと思いますので、これから3つの市町にお話に行かれるというふうに聞いておりますので、その対応をしっかりやっていただいて、それをまず見守りたいと思います。
○佐賀新聞
今後、防衛省に求めていきたいことというのは、改めてあられますでしょうか。
○知事
本当にもう二度とこのような事故は起こしてはいけないということです。自衛隊さんが国防とか災害対応をしっかりやっていただいているということは、これは国民の皆さん方でも分かっていることだと思いますけれども、その上でも、この事故というのは、そういったことに関する多くの信頼というものに対して非常に傷を負うものでありますので、本当に念には念を入れて再発防止をする、それから、もう2年たちましたけれども、こうした事故を決して風化させないという強い気持ちを持つことが大事だと思います。
○読売新聞
対策の説明もありまして、10名の訓練が完了したということと容器は発注済みですという話があって、ただ、まだ訓練は終わっていなくて、容器もまだ届いていない。ちょっと中途半端な対策という印象もありますけれども、そこの付近はいかがでしょうか。
○知事
そこも受け止めて、しっかり我々として確認させていただいて検討していきたいと思います。
○読売新聞
検討するというのは何を、どういった検討を。
○知事
我々として、もちろんこれからどういう対応をしていただけるのかということが地元の最大の関心事ではあるんだけれども、今日、説明を受けたので、そういったことに対してのチェックというものもさせていただきたいと思います。
○読売新聞
仮に飛行を再開した後でも、そういうチェックは引き続き行っていくという趣旨ですか。
○知事
もちろん今回の説明というものが合理的だったのかということと、それから、当然これからずっとずっと、飛行を再開されても、その後もこういった問題については幅広くしっかり確認をし続けていくという姿勢が大事だと思います。
○佐賀新聞
知事、この後、地元に回られて、彼らの反応とかを見て、了承するかどうか改めて判断するということですか。
○知事
もともと了承するしないというところの手続というものはないわけですけれども、我々とすると、やはりどう考えるのかということは大切だと思いますので、しっかり3市町の対応を注視して、そして、我々としての考えもはっきりさせていきたいと思います。
○佐賀新聞
ちょっと話は変わるんですけど、先日、佐賀県が国交省に対して出していた新幹線に対する質問の返答が来たということなんですけど、知事はもうそれは見られましたでしょうか。
○知事
さっきちらっと、5分前ぐらいに斜め読みしましたけれども、その程度です。
○佐賀新聞
受け止めを。
○知事
受け止めって、まだよく見ていないので。でも、そんなに・・・。慎重に回答いただけたと思っていますけれども、早いなという。
○佐賀新聞
早いという。
○知事
ただ、非常に我々とすると入り口で確認しなければいけないと思っていたことなので、これからそれに対して、県議会もありますし、いろんなところでしっかり確認をさせていただきたいと思います。