○読売新聞
改めてオープンされた「SAGA TRACK」の魅力を、知事の言葉で教えてください。
○知事
ここは、佐賀県が標榜しているSSP構想というものをよく知っていただけるように構成されていて、スポーツのすばらしさというものに出会おうと思ったら、ここにふと立ち寄っていただいて、いろんなこれまでの佐賀のすばらしさだとか、これから佐賀がスポーツとともに目指そうとしているものというものが体感できるようになっております。
そして、あそこをぜひ見ていただきたいんですけれども、授乳施設だとか、それから、おむつを替えるところとか、いろんな人たちが、すべての人たちが楽しんでいただけるように工夫したいと思うのと、それから、2024年の佐賀国スポ、それから全障スポについてのご案内をこれから徐々にしていこうというふうに思っておりますので、今までの過去の佐賀とこれからの佐賀のスポーツシーンが、ずっとここでいろんなものが蓄積されていってというふうなことを考えております。
本当ね、やっぱり返す返すも残念なのは、そうやってSSPをずっと一緒にこれからやっていこうと言っていた古賀稔彦さんが、こんなタイミングで、それこそ聖火リレーとか、東京オリパラを前にして、まさかこんなことになるなんていうのは、本当に佐賀県にとっては痛恨の極みなので、何とか、先ほど古賀さんのSSPについての思いもここで見ることができますし、古賀稔彦メモリアルとして、ここの施設をしっかり、古賀さんの遺志が成し遂げられるように、我々は取り組んでいきたいという非常に強い気持ちを持っています。
○読売新聞
あともう一点、このオープンを機に、県内や県民へどういう影響が、いい影響が出ればというふうに考えて……
○知事
ここはですね、全く、あそこの喫茶もそうですけれども、SAGA CHIKA全体が、いわゆるそれまではどちらかというと、ここには組合があって、県職員のためのゾーンだったんだけれども、全く開放して、県民の皆さん方に自然使いをしてもらうようなエリアに、今、生まれ変わっていて、実際、SAGA CHIKA、CAFE BASEもほとんど、半分ぐらいは県庁外の方というか、普通の方、一般の方に親しんでいただいているので、そういうことをこれからもどんどん広げていって、この県庁自体がアートというか、交流するいろんなところの拠点なんだということ、いわゆる県民のための県庁舎なんだという取組を、これは屋上とともに、それから周辺も含めて、さらに進めていくプロジェクトの一環です。
○FBS
すみません、古賀さんの展示に関連してなんですけど、先ほどちらっとお話しあったと思うんですが、この展示物は昨日ですか、いつどのような形で佐賀県に運ばれてきたか、改めて説明していただいていいですか。
○知事
メダルのほうは、古賀さんほうからあらかじめ、もちろん元気なときから、お借りしたいという話はしていたんだけれども、急にお亡くなりになったので、大丈夫なのかなと思って確認をさせていただいたところ、ご遺族の方に快諾をいただいて、今日ここに予定どおりメダルが届くことになったことと、それから、昨日お母さんが来られて、であれば、自分のところ、みやき町にある県民栄誉賞の、最初にさしあげたやつも持っていって一緒に飾ったらというアドバイスもいただいて、これは急遽、届きまして、そういうことで、本当に古賀稔彦ファミリーというか、皆さん方が古賀さんの佐賀県に対する思いというものを、そのまま我々に伝えていただいて、こういうふうに実現できたことをとてもうれしく、ますます、これから古賀稔彦と共に佐賀県のスポーツシーンをつくっていきたいという気持ちになりました。本当に関係の皆さん方、ありがとうございました。
○FBS
もともとメダルと道着は展示される予定だったということですか。
○知事
はい。
○FBS
当初どおりの予定だったと。
○知事
はい。それは古賀さんと約束したので。