2つ目ですが、佐賀の街を楽しく歩こう!歩くライフスタイル推進プロジェクトということで、今回は2点発表させていただきたいと思います。
たびたび申し上げていますように、本県は非常に車社会になっていて、歩くことが少ない。さまざまな面で、まちづくりの面、公共交通維持の問題でもそうですし、健康の問題もそうですけれども、非常に大きな課題になっておりますので、みんなが歩けるようなまちづくりをしていこうということです。
さまざまな面の解決が可能になる。そして、みんなが考えるヒントを得るということもとても大きなことだと思いますので、これから精力的に取り組んでいきたいと思っています。自分たちが暮らしやすいまち、そして我々がやることによって佐賀を訪れる人にとっても過ごしやすいまち、社会をつくっていきたいと思っています。
ということで、まず着目したのがバスでして、我々が取材しますと、意外なことに気づきました。というのは、佐賀県の小学生、中学生の子供たちがバスにあまり乗ったことがない人が多いという事実があって、大学生になって都市部に行ったりしたときに、えっ、バス、乗り方わからんみたいな、佐賀にはこれだけバスが走っているのにということに気づきましたので、大人になっても公共交通機関を利用しやすいように、ふだんから路線バスに乗って街なかを歩いたり、社会見学をしたり、そんなことができたらいいなということで、車内のクイズやスタンプを集めながら、佐賀のまちを回る。そして素敵な商品が当たるという、バスでも「バスでGO!こどもノリノリなぞときスタンプラリー」というものを用意させていただきました。7月20日から9月8日ということで、夏休みの機会に、まだバスに乗ったことがないという佐賀の子供たち、ぜひ一度バスに乗ってみませんか。
続きまして、「佐賀の偉業や偉人の功績」を知りながら、街なかや偉人ゆかりの地を楽しく歩いてもらうためにということで、御案内のとおり、維新博のときに25体、県庁から佐賀駅の中央大通り沿いに偉人の銅像が立っているわけですけれども、皆さんの声を受けて、この25体はそのまま存置してあります。それぞれの市町のほうにも11体のコピーと言ってはあれなんですが、色違いのものが分布しております。それぞれの出身地ですね。例えば、下村湖人だったら神埼市とか、辰野金吾だったら唐津市とか、そんな感じになっているわけですが、それぞれQRコードがくっついていまして、そこにこのアプリを照合すると一緒に写真が撮れるようなスタイルになっていて、それを集めていくと、25体集めるとコンプリートやったかな。各市町の方まで全部やると、超コンプリートということで、すてきな商品が当たるということです。できる限り街なかを歩いていただこうという、さが偉人ラリーというものを7月20日(土)から1月31日(金)までスタートしたいと思っています。
この後もおもしろい企画ということで、佐賀県オリジナルウォーキングアプリとか、「佐賀さいこうフェス」での歩くきっかけづくり、それから、この城内エリアもみんなが歩きやすいように少しずつ変えていきたいなと思います。歩いてみたいと思える環境づくり、仕掛けづくりに取り組んでいきたいと思っています。
私も去年7月20日に日本橋をスタートして、自分の部屋の中でルームランナーで歩いているわけですけど、ちょうどあさってで1年を迎えるわけですが、もうすぐ鹿児島中央駅に着くという、1,800キロ超、踏破しております。多分そういうのも、自分の中でつくったアナログアプリなんですね。何かモチベーションがないと歩くということを人はやらないので、我々もそういったところでモチベーションに結びついて、みんなが歩く習慣がつくように、そんな社会づくりにチャレンジしていきたいと思います。御提案がありましたら、ぜひよろしくお願いします。