民生委員と児童委員についてお話ししたいと思います。
民生委員は、制度創設から100年以上の歴史ということで児童委員も兼ねておるわけですけれども、高齢者、障害がある方、児童、妊産婦の皆さん方の相談・援助・見守りなどさまざまな仕事をしていただいております。今、人口は減っていますが、世帯数が増えていっていまして、ひとり暮らしのお年寄りが増えているわけで、結構大変です。訪問しながら「どうしているの」というようなことを訪問活動しなければいけないので、実はニーズは広がっているということ、佐賀県は定員充足率が99.5%と非常に全国的に見て高いということで、地域のつながりが深い佐賀の地域性が生かされている形にはなっているかなということで、今、2,119名の方が活動中です。
私も、ちょうど100周年がおととしにありましたので、一日民生委員をやってみましたけれども、いかに民生委員の皆さん方が来ていただくことが心の支えになっているのかということを痛感いたしました。ぜひ今後ともこの民生委員・児童委員の皆さん方の活躍に期待したいと思っています。
気軽に相談できるところがいいと思いますし、ちゃんと守秘義務もかかっていますから、安心して相談できるということ、担当する区域でさまざまな相談に応じながら、福祉制度を初め、適切な支援の「つなぎ役」を果たしていくということです。民生委員・児童委員がわからないときにはお住まいの市町役場にお問い合わせいただきたいと思います。
今年は3年に1度の委員一斉改選の年でありまして、12月1日で委員が改めて選任されたり、再任されたりいたします。佐賀の定員充足率は高い水準なんですけれども、委員の担い手を探されている地域もありまして、定員を増やすところもあります。そういったところで、民生委員・児童委員になりたい、なってもらいたい、また、なってくれんかといったときになっていただける雰囲気をつくっていきたいと思っておりまして、地域によってはなり手がなかったりということもあるので、ぜひすばらしい仕事なので、お声がけがあったときはぜひ前向きに御検討いただきたいということです。
人や地域のつながりを深めるために、民生委員・児童委員の活動に御協力をお願いします。