○共同通信
私のほうからも3点、日韓関係と諫早干拓問題、あと参院選についてそれぞれお尋ねします。
日韓関係なんですが、日本政府による半導体材料の輸出規制措置、これらの日韓関係、対立が深刻化していますが、地理的にも近くて佐賀空港にも韓国便が飛んでいますけれども、外国人観光客の中でも韓国人が多くて、そういう佐賀にあって、輸出規制措置に対する知事のお考えを聞かせていただけますでしょうか。
○知事
もちろん、国と国との関係についてはそれぞれあると思いますけれども、できれば地域と地域とか民間同士の関係、それから国民同士ということについては冷静に、しっかりと交流を続けていくほうが私はいいと思います。例えば、日韓知事会議、日韓海峡沿岸県市道交流知事会議ってあるんですが、日本でいうと、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県の知事で、向こうは釜山広域市、全羅南道、慶尚南道、済州特別自治道の知事で、これを30回ずっと、何があったって続いているわけですよね。そういう関係って続けていくことが大事だし、今度の高文祭も韓国は来ていただけることになっていますけれども、ぜひ来ていただきたいと思います。そういうことを続けていくことが、これからの未来に向けた信頼関係になると思うのと、私も韓国の関係の皆さんからいろいろ聞くと、どこまで広がっているのかなと。意外と冷静になっている方も多いという話も結構あって。かといって、うちでいうと韓国便というのが非常に大きなことになっているわけだけれども、厳しい状況になっしいます、正直言って。要は、数字が落ちている。勝手に広告とか宣伝を打てる雰囲気じゃないと思います。打つと、いろんなところから指摘が入るので。こういう環境というのは、非常に悩ましいなと思っていて、大分便と、うちの便も非常に厳しい状況で、今、ティーウェイ航空と交渉というか、話し合いをしていますけれども、もちろんこれまでの関係があるので、その中でティーウェイ航空はティーウェイ航空で頑張ってくれようとしているんですけれども、やっぱり数字というものが出てくると、どうしても民間企業ということがあるので、何とか、先ほど言ったように、地域と民間という意味では、交流は続けていけるように、国と国はいろいろあるでしょうけれども、というところをしっかりやっていきたいなとは思っています。