○共同通信
ありがとうございます。次は、諫早湾干拓問題なんですが、7月26日に最高裁で弁論が開かれて、双方の主張が展開されるわけなんですが、先日、漁業者側の敗訴が決定しています。情勢としては流動的なんですが、常々、漁業者側に寄り添うというふうにおっしゃっている知事として、今後の訴訟とか、そういったものに対する期待や今のお考えを聞かせていただけますでしょうか。
○知事
私も福岡高裁の請求異議訴訟に関して、最高裁が7月26日に口頭弁論という話になって、ちょっとわかっていただいたのかな、私は高裁判決に向けて、漁業権を形式的にそんなふうに扱うってどうかなと思ったし、もともと確定した判決だから、その既判力というのもあるしなという話を申し上げていたんですけれども、そうしているうちに、2本の判決について上告を棄却するという話が出てきて、しかも同じ小法廷だったので、あれれって思ったのが正直な気持ちです。非常に驚きがあったわけですけれども、そういった意味では、非常に厳しい状況になっているのかなと思いますけれども、7月26日に弁論がありますので、そういったところをしっかり注視していきたいという気持ちです。