次は、「どこでも合説 WebSAGA」を開催したいと思います。自治体がこのようにウエブ上で合同企業研究セミナーをやるのは初めてと考えています。
これは皆さん方にいつもお話しているご案内の話でありますけれども、今、有効求人倍率も1.27倍ということで、人材難が佐賀でもあって大変厳しい。例えば、建設業も最近は不落札なんか多いのは、なかなか技術者の皆さん方の段取りがつかないからだと言われておりまして、人をどのように佐賀にとどめておくのかということが大事なんですが、もともと有効求人倍率が低い時代というか、就職難の時代も含めて、佐賀県は人材は多くいるものの、県外に出してしまっていたということが大きな構造的な問題でした。そして、県外就職率も高い。県外進学率はもっと高いということで、佐賀県は子供が多い県なんですけれども、それがどうしても出てしまうというような習慣化されたところにメスを入れないとという話は再三私も申し上げてきたところでありまして、県外就職率は、今年は「プロジェクト60」という、裏返しで60%を超える県内就職をさせようということで、足元でかなりいい雰囲気になっております。ただ、これをもっともっと、県外就職した人、県外進学した人をいかに佐賀に戻っていただくのかということも大きなポイントになっているわけでございます。
そういうことで、この「プロジェクト60」に着手して、高校生向けの企業説明会、それから保護者が結構最近はキーになっていて、保護者向けの説明会をやったりとか、学校支援員を配置したり、建設業の企業説明会もしたりとかいうことで、先ほど申し上げたように、今、足元でぎゅーっと上がる気配があります。これはみんなで、高校も含めて、今まで進路指導の先生なども名古屋、大阪にずっと出していくような慣習を改めてもらったりとか、いろんなことの取り組みの成果が今、出つつあるのかなと思っております。
さらに、県外進学者のUターン就職促進のために、さが就活ナビですとか、県職員が大学を訪問して相談会を実施したり、さらには、奨励金の支給なども行ってまいりました。
実は、そういうことをやりながら感じてきたこととして、県外進学者、特に東京とか名古屋、大阪に行った皆さんに佐賀に転職しないですかという話をしたときに、やっぱりネックになるのが交通費、特に最初のハードル、えっ、佐賀は今どうなっているんだろう、どんな企業があるんだろうと思ったときに、交通費をわざわざ行って、もう一回佐賀で企業訪問するとか、そういったところの最初のアタックというところのハードルが高いということがわかりました。
皆さんも多分そうなんでしょう。東京に行って、佐賀といったときに、まず往復で、宿泊費も入れれば10万円かかるよなと、そこの最初の踏ん切りというところにハードルがあることが改めてわかったので、まず、「どこでも合説 WebSAGA」ということで、まずウエブで説明会を企業合同で、これは1個ずつだとウエブ上でやっているんですけど、合同説明会をやっていこうことが一つの大きなポイントです。ウエブ上で企業情報をライブ配信する、チャットで企業とコミュニケーションができる、ちゃんと休みがとれるんですかとか、そういったところもチャットでやられるということですね。だから、30社が一堂に集結するという、一気にチェックができるということでありますので、すばらしい佐賀の企業ときっと出会えるということで、開催日を2020年2月15日土曜日、12時から17時の間はそれぞれの担当者がウエブ上に待機していて、お互いにチャットでやりとりをするということで、わざわざ合同説明会に行かなくてもいいということですね。
特に、出展企業とタイムスケジュールを確認するということで、Aブース、Bブース、Cブースということで、これだけの県内の企業、ちなみに県庁も警察本部も入っておりますけれども、こういう形でそれぞれがWebSAGAに参加するということです。そして、スマホ、PCで開催時間に特設サイトにアクセスしていただく、気になる企業をチェックして、聞きたいことをチャットとかで気軽にウエブ上で更新していただくということなので、最初のハードルを低くすることによって関心ある企業との最初のコミュニケーションがとれる。そうすると、じゃ、いよいよある程度気心が通じた会社に今度は実際に出かけていってという話になりやすいのではないかな思っておりますので、ぜひこれは成功させたいので、告知をお願いしたいなと思っております。よろしくお願いします。より多くの人をすばらしい佐賀の企業とつなげていきたいと考えております。