続きまして、交通事故ワーストレベルの脱却に向けて。
この話も御案内のとおりであります。昨年は、総件数とか件数自体は減っているんです。そういうことでワーストワンを脱却してという話はさせていただいておりましたけれども、やっぱり死者が増えてしまったというところを非常に我々は重く受けとめております。死者数の推移ですけど、平成29年、平成30年、平成31年とまた増えておるわけです。ポイントは、昨年の歩行中の死者が非常に高かった。死者の中で、歩行中が56%ということになっておりまして、ここを何とかしなければいけないということです。
調査で、信号機のない横断歩道で歩行者を見かけて止まる車は、県内で約20%しかないことがわかりました。これがたしか一番高いのは長野県だったかな、六十何%止まりです。うちは20%しか止まらないということで、かなり問題だなと思っております。
なので、当たり前といえば当たり前なんですが、JAFさんと一緒になって、「横断歩道で止まります。」というステッカーを用いた「横断歩道マナーアップ活動」を開始したいということで、県職員とか、あと、市町、企業約2,000台にこのステッカーを張って、後続車に追突防止の注意喚起をしたりということでして、横断歩道で止まるという本来当たり前のことをぜひ皆さんに実践していただいて、この20%をもっと上げていきたいと思っております。
ずっとやってまいりました「佐賀のよかろうもん運転」ですね、合図出さんでもよかろうもん、信号守らんでもよかろうもん、車間詰めてもよかろうもん、スマホ使ってもよかろうもん、こういったものの根絶に向けてしっかりと対応していきたいと思います。
「SAGA BLUE PROJECT」、「すすめ、安全なミライへ」にさらに取り組みまして、交通事故でお亡くなりになるというのは、ご家族も、周辺の地域もそうですけれども、全てを悲嘆の底に落とし込んでしまいますので、そういうことが本当にないように、県民全体の運動として取り組んでいきたいと思っております。
「守れる命を守りたい」、交通事故で大切な家族や友人を亡くさない安全な佐賀県にしていきたいと思います。