○佐賀新聞
最初に、予算についてお尋ねします。
るる事業をご説明いただきましたが、全体的に、知事が特に予算編成の過程で留意した点、特に思いを込めた点についてお聞かせください。
○知事
かねてからご案内していたとおり、国スポ・全障スポ対応というところに非常に予算がかかるわけであります。特に佐賀県は、昭和51年に国体を開いたときに、大きな整備、まさに今のサンライズパークのところを中心とした整備を行っているんですけれども、その後、大きな更新事業も行っていなかったので、この際、しっかりSSPと絡めてやっていこうということで、そこに市町への助成も含めて注力をしていたわけですけれども、今回、災害対応で激特なども含めて、例えば、令和2年度でいうと、ヘリコプターなんかも含めて約70億円程度かかることになって、財政的にどのように今後運営していくのかということも見据えながら、さはさりながら、これからの佐賀県にとって様々な芽が出てきたところをさらに伸ばしていかなければいけないので、全体としてのそういった構成といったところ、そして、県民の皆さん方が各地各所で大いに頑張っておられるし、支援を待っている皆さん方にどのようにして声を届けられるのかということに注力しながら、できる限りメッセージ性のあるような予算にするべく努力をする。そして、今後しっかり財政運営計画どおりで、何とかこの国スポ・全障スポ後に向けて柔軟性のある予算編成を組めるのかということに注力してまいりました。
○佐賀新聞
若干かぶるかもしれませんけど、積極型予算ということをおっしゃって、将来負担比率の話もありましたが、4,855億円というのは、県税収入などは伸びない中で、かなりの強気の編成に映りました。財政規律についての知事のお考えをお聞かせください。
○知事
私も佐賀県民の皆さん方と話す中で、財政をしっかりやっていく、無駄遣いをしない、そして堅実に倹約をしながらやっていくというところの大事さというのは、ひしひしと私も感じています。その中で、そういう皆さん方の思いを受けながらも、やはり知事、リーダーの仕事というのは未来を見据えながら、どういうところに布石を打っていくべきなのかというところに注力すべきだと思っていて、明治維新150年のときには維新博、今回、国スポ・全障スポがあって、スポーツ大会は初めての大会なのでというところを利用して、それを最大限の浮揚のきっかけとなるようにということで、ある部分、使うときには使う、守る、締めるべきところは締める、そういったところというものをしっかりやっていく。そして、全て説明責任を果たしながら、正直に今の置かれている状況を県民の皆さん方に公開しながら、やりとりをしていくということが大事なんではないかというふうに思っています。