そのほかの報告で、未来へ向けた胃がん対策推進事業ということで、佐賀県は全国に先駆けて、胃がんの主な原因でありますピロリ菌を中学生のうちから除去しようということで取組をやっておりますけれども、いよいよ前年度の85%から91%の皆さんに参加していただくように広まってまいりました。今まで累計で、ピロリ菌を見つけて695人もの中学生をそのリスクから防ぐことができております。これからもこの中学3年生が胃がんにかかるかどうかというのは、特に30年後先なのかもしれないけれども、30年後の佐賀を巣立っていったみんなが、ああ、胃がんにかからんねというような未来へのプレゼントという事業でありますけれども、これからも毎年毎年進めていきたいと思います。ぜひ保護者の方は同意書を提出していただいて、2次検査、除菌が必要だと言われても検査に行かない方も幾らかおられますので、せっかくのシステムなので、無料で佐賀県は行っておりますので、ぜひ治療を進めていただきたいと思っております。
それから、肝がん対策です。
肝炎ワーストワンを脱却いたしました。これ、ウイルスというのは肝炎ウイルスのことです。肝炎ウイルスが消えても、リスクは減りますが、ゼロにはならないので、定期検査をしっかりと行っていただきたいと思います。年2回までの助成制度を設けておりますけれども、なかなか活用いただけていない方も多いので、ぜひ肝炎ウイルス治療を終えた方は助成を活用して定期検査をして、肝炎の罹患率を減らし、死亡率を減らしていくという取組も進めていきたいと思っております。
ということで、SAGA2023をどのような形で迎えるのか、東京オリンピック・パラリンピックが来年になって、今年の鹿児島国体がどうなるのか、そして、来年の世界水泳がどうなっていくのか、様々なところが今よく分からない状況になっておりますけれども、我々としてはこの最初の国スポ大会・全障スポ、2023の成功に向けて全力で取り組んでいきたいと思っています。
以上です。