続きまして、小児・AYA世代の若年がん患者をサポートいたします。
おさらいですけど、AYA世代、15歳から39歳の皆さんのことを言います。
これは治療中のAYA世代のがん患者の悩み、将来や仕事、そして経済的なことを考えたりします。
がんサバイバー、AYA世代で発症してがんサバイバーになりますと、悩みの中の2番目に、不妊治療や生殖機能に関する問題、がんにかかっていろんな治療を受けたけれども、子供がちゃんと生まれるのかななんていろんなことを思ったりするようであります。そういったことで、こうした悩み、不安を和らげるような取組を開始いたします。
ということで、妊よう性温存治療ということで、がん治療により失われる可能性があります。ですので、あらかじめ妊娠するための力をそういった治療の前に事前に温存する治療のことでありますので、精子とか卵子をあらかじめ取っておいてということです。ただ、これは保険適用外なので、高額になることもありますから経済的に大きな負担となるので、それを佐賀県が助成したい、支えていきたいということであります。まさに「子育てし大県」だと思っています。
対象は40歳未満のがん患者、それから、医師に診断されて妊よう性が低下する、または失うおそれがあると言われた方であります。
助成上限額は、精子の採取・凍結保存については3万円、卵子等の採取・凍結保存については25万円ということでありまして、様々なものについての助成をしていくということでございます。将来的に子供を産み育てることができるという希望を持っていただきたいということです。
さらに、住み慣れた自宅で安心して療養生活を送ることができるようにということです。
末期がんの患者なんですけれども、例えば、40歳以上であると介護保険でケアの対象になるわけですね。それで、日常生活用具は19歳までは小児慢性特定疾病という制度があるんだけど、ちょうど訪問介護は若い世代、この紫のところが制度のはざまになっております。こちらが経済的に患者さんにとっても家族にとっても大きな負担となる。佐賀県は国の制度のはざまをつくのが得意な県です。在宅ケア費用の9割をここで助成させていただきたいと思っています。
対象となる方は40歳未満の末期がん患者、そして、居宅介護等の支援が必要な方ということで、最大で月5万4,000円を助成させていただくということでありますので、そういった若い世代の末期がんの患者さんにもしっかり寄り添っていきたいと思っております。よろしくお願いします。
さん愛プラザ、それから、がん相談支援センターなどに、何でもご相談いただきたいと思います。今、非常に厳しい状況の若い世代の皆さん方に寄り添っていきたいと思います。よろしくお願いします。