続きまして、「漁協の山」計画を進めたいと思います。「森川海人っプロジェクト」の一つであります。
「森川海人っプロジェクト」についてはご案内のとおりで、佐賀県は森と川と海を人の力によってつなげていくという、自然をしっかりと大切にしようというプロジェクトなんですけれども、山に暮らす人たち、海や川で営む人たち、そういう人たちがお互いが行き来して、お互いの交流を通して活動の輪を広げていこうという取組なんですが、海の清掃をしたり、山に植林したり、こういうようなプロジェクト。活動者数も年々増えてまいりまして、特に、川の活動が多いというのは、佐賀県はクリークが多かったりするので、そういう活動というのがもともと多かったというところもあるかもしれない。いずれこれをどんどん森と海も含めて増やしていきたいなと思っています。
そして、これまで「チーム森川海人っ」ということで、共感企業が60団体、そして、「森川海人っプロダクト」という製品を登録してPRということに関して、佐賀西高の「さがのき塀」とか、「原木しいたけ」だったり、様々な製品というものがこの「森川海人っプロダクト」に登録されているということで、さらにこれを盛り上げていきたいと思いますが、今回は漁協の皆さんが山づくりに取り組んでいただけるということで、非常に我々としてはありがたいと思っています。
ノリの皆さん方、山から栄養分が川を通して流れてくるからこそ、おいしいノリが取れるんだというのは本当にいつも口癖のように言っていただいているので、今回はその海の栄養の源である山を大切にしていこうということに共感をいただきました。
有明海漁協と佐賀県で山づくり協定を締結して、漁協の山というものをつくっていこうと思っています。北山の山の中でありまして、今後、漁協の山協定調印式を行って、令和3年から植林、令和4年から15年度まで下刈りということで、山の手入れをしていきたいというふうに思っています。
この辺りですね。ですので、できればこれからいろんな子供たちがこの漁協の山に行って、そこで、そうですね、間伐材の椅子等の木工づくりをやるとか、植林をするとか、そういうような漁協のコーナーをつくるということで、ここにあるようなヤマボウシやヤマモモなど、様々な花や果実が楽しめるような植林をこの地域にしていって、子供たちに様々な体験をしていただくということをやりたいと思っています。
ちなみに、今これは漁協さんとこうやって話がまとまりましたけれども、ほかの企業さんも歓迎ですので、ぜひこうやって同じように、まだ森はいっぱいありますから、そういう連携をしてもいいという企業があったら、ぜひ名乗り出ていただきたいと思っています。
豊かな「森・川・海」を人が未来へつなぐという「森川海人っプロジェクト」をこれからますます前へ進めていきたいと思っています。