続きまして、医師定着のため「SAGA Doctor-S プロジェクト」に取り組んでおります。
医師不足というか、その中でもちょっと顕著なのが若手医師の層が薄いということで、県内定着をしたいというプロジェクトなのです。
ちなみに、佐賀大学医学部の女性比率というのは全国で1、2を常に争っているような女性の多い形になっています。なので、半分は女性医師の卵なんですけれども、そういう皆さん方にいかに佐賀県に残ってもらうのかというのが我々の急務ということになっています。特にここが減ってしまいますからですね。
ということで、我々として取り組むべきこととして、これから3つのSということで、「SAGA Doctor-S プロジェクト」を展開したいと。
1つは、Spirit(スピリット)ですね。佐賀県はご案内のとおり、東大医学部発祥の元だったり、医師免許をつくった土地であったり、最初に天然痘の種痘を打ったりとか、様々医学のあけぼのの土地なわけですから、そういうところの志をしっかりと植え付けさせていただくということ。
逆に、女性が多いので、様々な医師の活動のサポートもする「学ぶ・働く・暮らす」をSupport(サポート)できるような体制も完備させていただかなければいけないと思っています。
それから、Satisfaction(サティスファクション)、「働きやすく・働きがいのある医療機関へ!」ということで、みんなが働きたいと思うような環境改善を推進していくということで、こういう3つのSをやることによって、Settlement(セトルメント)という定着を図っていこうというプロジェクトです。
ということで、キックオフを「働きやすい病院つくろうフォーラム」ということで、みんなで考えていくということで、9月4日の4時半から、裵英洙(はい・えいしゅ)さんをお招きして、病院長さん、それから子育て経験のある女性医師さん、様々な皆さん方、そして、ウェブ視聴もできるようになっておりますので、みんなで佐賀県の働きやすい病院づくりについて盛り上げていきたいと思っています。
それから、「医療の途を目指す若者の「志」を醸成!」しようということで、自治医科大学・佐賀大学医学部の医学科合同進学説明会ということで、現役医師さんの熱血講演なども通じまして、医者のリアルな魅力を体感していただこうということで、医学部進学を検討している受験生と保護者の皆さん方に、この医学の世界というものを紹介して、早い段階から佐賀県の医者なんだということに対して強い思いを持てるような、そういうプログラムにしていきたいと思っています。
医”志”を未来につなぐために「オール佐賀」で頑張っていきたいと思います。