もう一つ、国勢調査2020はじまります!
国勢調査は2020年で開始からちょうど100年たちました。これが佐賀県の人口の推移でありまして、この話をするといつも思うんですが、昭和40年というのは私の生まれた年です。87万2000人ですけれども、ちょうど佐賀県より下に滋賀県と奈良県がいて、同じぐらいの人口だったんだけれども、彼らは140万人ぐらいになってしまっていますね。佐賀県は今、下がってはいるけれども、何とか下がり止まりみたいな形、鈍化をしていて、先だって山梨県を推計人口(※後段にて「推計人口」と訂正)で抜いたので、今度の国調も上に立っているんじゃないかなと期待しておりますけど、そんな感じで、何とかここから反転をするような形でこれから佐賀県を盛り上げていきたいと思っているわけなんですが、そのためにもこの国勢調査というのはとても大事であります。ここにありますように、議員の定数は人口で割りますから、国会議員だとか県会議員とか、それから様々な行政施策の基礎資料としても重要でありますし、教育、民間など、広範囲の分野でも利用することになりますし、そもそも我々県の財政からしてみても、一人の人口というのが交付税等、様々な部分に跳ね返ってくるような形になっているので、しっかりと県にお住まいになっている方の実態を把握するということはとても大事でありますし、佐賀県でいえば、大隈重信侯は統計に関心が高くて、「統計伯」とも呼ばれていました。やはり「国勢」という言葉を用いて統計の重要性を訴えたのは大隈さんということで、初代統計院長にも就任しているということも豆知識として知っていただきたいと思うし、やはり全てのこれからの政策の基になるのはこういった統計なのでありまして、ぜひ県民の皆さん方に統計調査にご協力いただきたいということであります。
10月1日現在で調査を行うわけでありますが、調査事項はご覧のとおりです。
今回のポイントは、調査員が各世帯を訪問して調査書類を配布するわけですけれども、今年はコロナの年でもあるので、まず、インターネットの回答期間がありますから、ネットで回答できる方はネットで回答するほうを推奨ということであります。それでも、なかなかネット環境がなかったり、なかなか取扱いが難しいなと思われる方は、調査票での回答期間もありますので、その場合については郵送か、調査員に手渡していただくということになります。
改めて、withコロナ時代の国勢調査ということでありますが、調査員が訪問するわけですけれども、もちろん、発熱などの症状があれば、調査活動は中断いたします。そして、できる限り、インターホン越しで行います。対面での説明の場合は、マスク着用だとか距離を保つとか、そういったことをしっかり徹底して調査に当たります。そして、スマホ、パソコンで回答できるということで、先ほど申し上げたように、インターネットでの回答ができる方はお願いしたいというふうに思っています。IDやアクセスキーは調査員が配布する調査書類に記載されているということでありまして、今年は非常にコロナ禍での国勢調査ということで厳しいところもありますけれども、みんなで気持ちを一つにして協力していきたいと思います。感染の不安を極力減らして、安全・安心な調査を行わせてください。
「いまを知るその積み重ねが未来を創ります!」、詐欺、不審な調査にご注意ください。
ということで、今日は若干多かったですけれども、新型コロナウイルス禍の中でありますが一つになって、チーム佐賀、オール佐賀で乗り越えていきたいと思います。よろしくお願いします。