続きまして、サガマリアージュ 新プロジェクトを始動したいと思います。
佐賀県は2016年に有田焼創業400年事業というものがありまして、2018年に維新博がありました。ここで、佐賀の食材を佐賀の器に盛って料理人を呼ぶという事業が非常にフィットしまして、特に料理人の皆さん方が、器がいいことは知っていたけど、佐賀の食材はすばらしいねというところ、水産物とか農業生産物がすばらしいねという話になって、マリアージュがうまくいっていたので、いよいよ2020年には「アジアベストレストラン50」ということで盛り上がっていたんですけれども、それに附帯事業も多かったんですが、まさに去年の３月、コロナの直撃を受けまして、ウェブ開催ということになってしまいました。その後、本当にこのいい流れをどうつなごうかということを検討していたわけですが、新たなステップに行きたいと思います。
ということで、サガマリアージュ、新たにロゴも決めまして、食材と器と料理人というコラボレーションです。USEUM SAGA、非常に今まで評判がよかった人間国宝の三右衛門さんだとか、井上萬二さんだとか、中島宏さんとか、そういった人間国宝の器で御飯が食べられる期間限定レストランですとか、サガマリアージュラボという料理人と食材・器の作り手による研究会、それから、食のプロフェッショナルによる特別講座、この３弾構えで新プロジェクト、サガマリアージュを行っていきたいと思います。
まず、サガマリアージュラボですが、この５月に始動して、第１弾は５月11日でしたか、arita huis（アリタハウス）で実施済みですが、こういった様々なメンバーがそれぞれの感性を共有して磨き上げるといった研究会をスタートしたいと思います。今後は県内各地に広めていきます。
続きまして、USEUM SAGA、こちらについては、またさらに期間限定のレストランイベントということで行っていきます。arita huisで増永琉聖さんという若き才能と、それからabysse（アビス）という６年連続ミシュラン１つ星の目黒さんということで、皆さん方が初出演していただきまして、いわゆるUSEUM SAGA、佐賀の人間国宝の器で料理を提供していくという事業をやっていきたいと思います。
さらに、アカデミーのほうでは、これは６月に開校ですけれども、武雄市出身のChez Inno（シェ・イノ）のオーナーシェフ古賀純二さんに特別講師でお越しいただきまして、様々な特別講座、計６回開校予定ですけれども、毎回テーマを変えながら、多角的な視点で食に向き合う姿勢を学んでいきたいと思います。
ということで、サガマリアージュ、こちらのほうも“美食の街”サンセバスチャンを目指していきたいと思っています。