それから、県庁では、夫婦一緒の子育てを応援するために「ハッピー・ツー・ウィークス」を始めました。「子育てし大県」を取り組んでおります佐賀県は、骨太な子どもたちを育みたいということでやっております。
いろいろやってまいりました。出会いサポートセンターを設置したり、mamariとの連携をしたり、新刊児童書の全点購入、マイナス1歳からのイクカジ、父子手帳、妊婦動画、それから、実際の「志taiken」などなどをやってまいりました。
その一環として、県庁でも夫婦一緒の子育てを当たり前にしたいなと思っています。今、大体ですね、育休を8日間取ると──8日間というのは、出産補助と配偶者出産時育児休暇ということで、言うなれば、補助的なお手伝いをする育休というイメージなんですが、それは、平成28年から令和2年の間でこのように格段の伸びを起こすことになりました。じゃ、実際、2週間、ツー・ウィークス取ってもらう、一緒にいろんなことをやるために2週間要るんじゃないかなと僕らは思っているんですけれども、それはどのぐらいかというと、今、(取得率は)33%なので、今回の取組は、これをできるだけ100%に近づいていけるように。2週間取るのは当たり前よ、夫婦で一緒に子育てのスタートを切るというのが、2週間は普通だよねというような、主体的に一緒にやる育休としていきたいという思いであります。
ですので、いろんなパターンがあります。連続して取るやり方もあるし、分割取得するやり方もありますし、夫と妻で話し合いながらコンビネーションを取る話もありますし、バトンタッチして、いろんなやり方があっていいのかなと思いますけれども、夫婦で相談していただいて、ぜひ2週間取っていただくということをやっていきたい。
ということで、第1号はもう既におりまして、副知事秘書さんが取って、この前戻ってきました。9月30日までに取って。取得後のコメントなんですが、自分でしゃべりたいということなので、そこで感想をお願いします。
○副知事秘書
私の場合2か月間育休を取得させていただきまして、本当に良い時間を過ごせたなと思っております。育休を取る前は、家のことといえば洗濯ですとか、掃除とか、皿洗いとか、そういったところをしていたんですけれども、こちらにあるとおり育休中は料理ですとか、上の子の保育園の送迎とか、いろんなことを経験することができました。
日々子どもは成長しますので、その成長を家族と一緒に近くで見守ることができたのは本当に自分にとっても家族にとってもよかったなと思っております。
○知事
今日は本人に登場していただきましたけど、かけがえのない時間だったということだと思います。
ここで具体的な取組、ここちょっと言うの忘れていたんですけど、これまでは上司に取らせてくださいという申請だったんです。これからは、私は取りませんという、不取得のほうに申請してもらう。これは考え方を180度変えて。もちろんこれは自由なので、それぞれの職員に義務づけする話じゃないんだけど。それでも、考え方の表裏をひっくり返すだけでも大分意思が変わってくるんじゃないのかなということであります。
それから、生活スタイルに応じた取得パターンというのを話しました。そして、子どもが生まれた全ての職員にHAPPY CARDを贈るということで、少しずつそういう形にみんなの雰囲気が盛り上がっていけばいいなと思うし、こういった取組によって取得率が上がってくるんじゃないかと思います。
ということで、100%は難しいかもしれないんですけれども、そっちに向かって行ければいいなという取組でした。