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令和3年10月7日 知事定例記者会見 質疑全文

最終更新日:
記者会見

知事記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

令和3年10月7日 知事定例記者会見


質疑内容


○共同通信
 まず、ワクチンについてなんですけれども、今、夜間接種もやられていて、夜間にしか受けられないという職業の人たちもいるのかなというふうに思っておりますので、事務的なんですけれども、今、接種状況、利用状況について教えていただければというふうに思います。
○知事
 夜の接種と言うんでしょうか。これについては、3,000人分枠がある中で、今まで予約分も含めて1,100人ということです。ですので、まだ余裕がかなりあるので、これでほぼ完了として見ていいのかというところをちょっと我々考えあぐねているので、これは告知されていないと、そこを知らんやったって後から言われるのもどうかなと思うので、特に佐賀市が大分遅れていましたので、佐賀市の10代、20代の皆さん方に何とかお伝えできるように県としてもやっていきたいと思いますので、ご支援よろしくお願いいたします。
○共同通信
 あとワクチンに関連して、3回目接種への考え方を教えてください。
○知事
 9月17日だと思いますけれども、国が設置している専門家の会議で審議が行われて、3回目の接種を行う必要があるとの見解が示されたようです。そうしたことなので、これから具体的に詳細が分かってくると思いますので、市町医師会とも連携しながら準備をしておきたいなと思います。
 やはり我々の実感として見ると、早く打った方がぱらぱらと陽性になる方がおられる。これは全くデータ的にということではなくて、ぱらぱらと医療従事者の方とか出てきたりしているので、きっとある程度定期的にやっていくことになるのかなというのが私の見立てでもあるんです。


○NHK
 なりわい補助金について、これは全体が本激でないとなかなか適用は難しいということで、大町と武雄の商業に関しては局激ということで、適用については今後どのようになるのか。
○知事
 これは我々の最重要事項ということで国にも大分、様々なルートでお願いをしておりました。非常に(当時の)加藤官房長官はじめ、皆さん方が2回被災ということを大変重く受け止めていただいたということを大変我々は感謝しておりますし、やはりこういった血の通った対応をしていただけるということを本当にうれしく思っています。
 詳細は今最終の詰めを行っておりまして、いわゆる佐賀県になりわい補助金のようなスキームが対応できるように、このなりわい補助金というのは非常に手厚くて、まず、1億円の定額補助が、10分の10というのがありますし、さらに3億円の補助まで4分の3補助すると、事業者が4分の1で済むというスキームとセットで対応できるので、それが特に、今回我々は本激ではないんだけれども、それでもやっぱり2回あって、それから、債務が多重になっていたりする方もおられるので、そういうことを大変政府が考えていただいたということであるので、県としてしっかりと対応しなければいけないなと思っています。


○NHK
 新型コロナの第6波に関連して、財源は地方創生臨時交付金をこれまで充当してきたと思うんですが、残額が2億8,000万円となっていますが、これについてはどうでしょうか。
○知事
 本当ですね。ここは本当に県によっての対応が違うんですけど、我々からすると、今回、特に思い切って事業者向けの(売上減少率)20%ダウンでというので、19億円だったかな、非常に大きな予算を使ったりとか、それから、時短とまん防と併せて、今回、ここでたたくべきところだということで、ほとんど残りがないという状況になりました。
 ですので、ここからできる限り第6波は遅くなってほしいなと思う気持ちと、今、私も知事会で申し上げているように、何とか交付金の増額、新たな補正予算を岸田内閣で考えておられるということでありますので、その中で、できるだけ早くその決定がなされれば、その先に向けて様々な事業展開ができるようになると思っています。これは全国各知事共通の思いだと思います。


○朝日新聞
 まず、2点ありまして、1点目が諫早湾干拓事業に関してなんですけれども、5日の大臣就任会見で金子農水相が開門は厳しいという姿勢を示した一方で、長崎、佐賀を衆院選後に訪れる方針を示されています。これに関しての受け止めをお願いします。
○知事
 金子大臣は有明海のことはよく分かっていらっしゃると思いますし、知事もやられていたので、経緯も含めて、その上で、どういうお考えで佐賀と向き合おうとされているのかというところに関心があるわけですが、大臣の話の中で司法で解決するしかないという話があったようですけれども、その司法でやるのは、判決で真の解決は難しくて、話し合いのほかに解決方法はないと司法は判断して和解協議の指揮をされているわけですよね。ですので、結局、裁判が幾ら判決が出ても、それに対して対抗するということになると、いたちごっこになるので、だから、実際はやっぱりよくお互いで話し合って協議しましょうねという流れになっているんだと思うんですよね。ですので、国も非開門を前提にした協議でないと応じられないというかたくなな姿勢でなくて、そういった協議に出てもらいたいと思っているわけです。
 ですので、佐賀県に来られるというのも、非開門を前提に話を聞きに来られるということの趣旨がよく分からない。だから、有明海を再生するために共に頑張りましょうという趣旨なのか、その辺の訪問の意思を明確にしていただきたいなと思います。


○朝日新聞
 ありがとうございます。
 最後に、衆院選と市長選がこの後行われる予定だと思いますけれども、それぞれ意中の人はいらっしゃるのか。いましたら教えてください。
○知事
 さすがにそれはお答えできないんですが、でも、これから佐賀市長選挙と市議選があって、それから2週間後ですかね、衆議院議員総選挙があって、そこからまた、先ほど決まったという報告が来ましたけど、2週間後に県議選の唐津が補選があるということですので、ぜひ、県民の皆さん方、政治参加する大切な期間なので、それぞれ有権者であられる皆さん方は、ぜひ投票に行っていただけるようにお願いしたいと思います。


○西日本新聞
 Go To トラベルキャンペーンについて質問します。
 政府に再開を検討する動きがありますけれども、観光事業者を中心に再開を望む声がある一方、反対意見もあります。再開に対する所見と、これから秋の観光シーズンに入るので、県境を越えた移動についてどうお考えなのか、教えてください。
○知事
 この両点に関して言えるのは、とにかく、怖いのはタイムラグ。やっぱり政府の事業決定までのスキームがやっぱり遅かったり、どうしても今まで──今だったらいいのにというのに、だんだん企画をして実現になると、あれ、そろそろ上向いとるなという、何か、本当にそういったところが課題になるので、例えば、今であれば、じゃ、今日からというんだったら、私は特に今、ワクチン接種とか、それから陰性証明とか、今いろんなパターンで人を動かそうという動きが進んでいるので、そういった中で理解は得られるんじゃないかなと思いますけれども、今から準備して、そのときに、例えば第6波がもう仮に来たようなときにちゃんと引き返せる、そういう柔軟性が必要だなと思っています。
 これは、都道府県だったらできるんですけれども、国って非常に大きな船で図体がでかいので、一旦起きた意思決定とか、準備していたプロセスが変えられないという弱点があるので、そこをこれからどうやっていくのかということなので、さすがにこれまで、第5波まで経験してきたので、そういった経験を生かして、ぜひ事業設定をしていただきたいと思います。
○西日本新聞
 先ほどのゾンビランドのスタンプラリーですとか、佐賀城本丸のイベントがあっているということで呼びかけをされていましたけど、それについては、県外から来ても大丈夫というのは。
○知事
 はい、結構です。特にこのゾンビランドは、外を200か所動き回るので、リスクは少ないと思いますし。仮に、この中で件数が増えてきたりとか、いろんな状況が起きたら、その時点ですぐ判断させていただきますが、今の状況から考えて、県外から来ていただいてもかまわないと思っています。


○佐賀新聞
 ちょっと柔らかい話題で質問なんですけれども、ちょっと私自身、eスポーツに興味があって、それに関して質問なんですが、eスポーツは世界的にも広がり続けていて、大規模な大会というのも増えてきていて、最近では県外の高校生が体育祭の中で、高校で大会を開くというような様子も目にしました。
 2019年に茨城県で開かれた国体では、文化プログラムとして、初めてeスポーツ選手権が開催されて、今年も三重国体は中止になったんですけれども、そのeスポーツ選手権というものはオンラインに切り替えて開かれるというようなことになって、コロナ禍でも一定の柔軟性がある催しとして期待が集まっているところです。
 一方で、佐賀県はリアルのスポーツが非常に注目されているんですが、eスポーツの振興の動きというのはあまり見たことがないなという印象です。そういう意味では、2024年の佐賀の国民スポーツ大会でそういうeスポーツ選手権を開くような取組ですとか、完成を控えているアリーナでの大きな大会の誘致とか、そういう何か取組のお考えなどあれば教えてください。
○知事
 そうですね、eスポーツは盛り上がって、茨城国体のときに初めてやるということになって、盛り上がってこの後楽しみだなと思っていた瞬間にコロナ禍で国体ができなくなってという話になりました。何となく若い人というイメージがあるんですけど、僕が楽しみにしているのは、eスポーツって高齢者とかが始めるとeスポーツのレベルって設定が可能じゃないですか。簡単にやるところから難しいところまで。なので、意外とeスポーツのいいところを取り入れていけば生活が豊かになっていくんじゃないのかなと思うし、特にこの前、鹿島高校が優勝しましたよね。ああやって前向きに頑張っている学校もあるので、サンライズパークも今5Gだとか、様々なところでいろんな人たちが楽しめるような空間にしたいと思っているので、そうした中でeスポーツも積極的に取り入れていきたいなと思いますし、少なくとも何も問題がなければ、我々としては初めの国スポでも、文化プログラムになるのか分かりませんけれども、eスポーツは取り入れていきたいと思っています。


○記者
 すみません、1点だけ。佐賀市長選に関して。ご自身で考えるポイント、こういうところに注目している、こういう政策に注目しているということがあれば教えてください。
○知事
 そうですね、自分のときも若干そうだったんですけれども、市長って、やっぱりなってみて、いろんな人の考えを聞いてみて考えることって多いんだと思うんですよね。ですので、今まさに多くの方が出られて激戦と聞いていますけれども、我々とすると、なった方といかに話合いをしていくのか、お互いの中でお互いの立場を理解していくのかということが大事なのかなと思っています。





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