2本目でありますが、第4回佐賀県伝承芸能祭を開催させていただきます。
今、コロナ禍の中で佐賀さいこうフェスも何とかおおむね予定通り行うことができました。伝承芸能祭も何とか今(感染状況が)抑えられた形で迎えたいと思っておりますけれども、今年は県内10団体、特別出演2団体ということでありまして、ゲストには佐藤さん、岩屋さん、北原さんということで、11月23日10時から17時まで佐賀市文化会館大ホールで行いたいと思っております。今回が4回目になります。
まずは、心に響く県内10団体ということでありまして、浮立だとか獅子舞だとか、それから太鼓、狂言、それから、大念仏ということで、さらに唐津くんちの囃子ということで、10の団体が出演して伝承芸能をご披露いただくということであります。
コロナ禍でなかなかそれぞれの行事が執り行えないということで、伝承芸能が伝承されるのかという今極めて危機にもありますので、むしろ、こうやって盛り上げて、佐賀県各地の伝承芸能が引き続き行われるように県も努力していきたいと思っています。
さらに、特別出演ですけれども、今年も広島県の安芸高田市から芸北神楽(げいほくかぐら)のゲスト出演ということで、八岐大蛇(やまたのおろち)。まさに一丁目一番地に戻って、一度来ていただいた原田神楽団のこの八岐大蛇の大きな演出を楽しんでいただきたいと思います。
特に、我々がこの芸北神楽と連携しているのは、スピードもそうですし、演劇性、非常にドラマチックな、見る者を魅了する、そういったところにも惹かれているわけであります。楽しみにしていただきたいと思います。
さらに、佐賀にも神楽という新しい芸能を持ち込もうということで、この安芸高田市との文化交流の中で、直接指導を受けながら今、佐賀の神楽団が練習をずっとしておりまして、先だって私も嬉野に見に行きましたけれども、大分上達をしてまいりました。何とか8か月の特訓である程度形になってまいりましたので、今回、特別出演で滝夜叉姫(たきやしゃひめ)を披露していただくことを考えております。今は、滝夜叉姫なんですけれども、今後は佐賀の演目というものにも取り組んでいって、佐賀発の神楽も作り出していきたいと思っております。新たな文化を創造へということであります。
ということで、そこには本物の伝承芸能がある。伝承芸能を承継していくということもそうですし、先ほどの神楽でもそうですが、新しい側面が掛け合わされることによって、新たな芸能文化が創造されるのではないかと思っております。伝承芸能祭、よろしくお願いします。