そして、ここからが2月補正の中で、2月補正全体では約34億円の減額補正になりますが、今日は来年度にかけて執行していく国の経済対策関連の約187億円分の説明をしたいと思います。
まず、8月豪雨災害対策でやろうとしている2月補正なんですが、これまで様々な復旧支援をやってまいりました。まちづくりの支援のため、経産省と話をして、なりわい補助金の、本激じゃなくて局激だったんだけれども、なりわい補助金と同じ程度の支援金を国に用意しておりまして、ただ、それは武雄と大町だけだったので、県単独で全県下の支援をしたりとか、いろんなことをやってまいりました。農業機械の買い替えなどについても支援をしてまいりました。さらに、止水板など様々な次なる備えをやるための支援もしてきたんですが、今回の補正は、さらに防水壁、さらに2階にピロティ化をしていくとか、そういったところに対しては上限額1,000万円、補助率4分の1、ただし、市町から補助を受けている者ということで、市町と連携して補助するところというスキームが成立したところについては、こういった、例えば、場所を変えるとか、1段上の──上のというのかな、復旧・復興にとどまらない、そういったものに対しての支援をしていこうということにしました。
さらに伝統産業、例えば、家具とか和紙とか、そういったものに関しては、県が直接2分の1で上限2,000万円ということで支援をするということで、中には、伝統産業は一回なくなるとなかなか戻ってこないので、ここは手厚くして県として支援をしていこうという支援を、充実策を予算化しております。
さらに、チャレンジ補助金というのかな。アフターコロナを見据え新たな発想で事業の“変革”に挑む企業を支援するということで、これは前からあった補助金で、県が事業化してチャレンジ補助金をつくってみたら非常に評判がよくて、枠をオーバーして応募が来ました。 業態の中で、様々な新しいビジネスに、例えば、キッチンカーを導入するとか通販サイトを作るとか、お店なのにそこで別の商売を始めるとか、いろんなところに活用していただいたんですけれども、非常に人気があるということで、さらに今度の2月補正で1事業所につき50万円から200万円補助するということで、ここに例が書いてありますね。補助率3分の2以内で。
今回は、SDGs対応をするというようなところについても対象に追加するということで、コロナ禍でありますけれども、前向きに対応していく事業者を支援していきたいと思っています。
さらに、OPEN-AIR佐賀を推進していこうということで、このコロナ禍の中で我々とすると、やっぱり波戸岬のキャンプ場というのは成功事例で、行政でキャンプ場を運営していたんですけれども、全然駄目だったので、民間事業者と協調してやってもらいました。そしたら、本当に利用者は5倍に増え、収入は10倍に増えるということで、ウィン・ウィンになっています。やはり民間を活用して、しっかりルールをつくって民間が頑張ってやるというところってとても大事だなと思います。吉野ヶ里のフォレストアドベンチャーもそうですけれども、そういう形でぜひ多くの事業者が佐賀でやりたいなと思っていただく環境を連携してやりたいなと思っています。
そういった意味で、吉野ヶ里公園なんかも今、様々な連携をやっておりますが、こっちは海、こっちは平野ということで、今まで北山キャンプ場という名前で来ていただいた、こちらについてもReブランディングをしていこうということで、オートサイト化、ビュースポット整備とか、様々な体験ができるようにリニューアルしていきたいと思っています。仮称としているのは、ちょっと名前ももう一回考え直そうということでしております。
ということで、非常にそれぞれのアウトドアスポットが生まれ変わるという形になっていくんじゃないかと思います。
そのほか、経済対策の主なものとして、これまで継続的にやっているものが多いんですけれども、食肉センターの整備、多久にある牛と豚を中心とした施設ですけれども、そういったものについての整備をさらに促進していく。
それから、これも国庫ですけれども、県版のGo To トラベルというものを予算化しております。
さらに、農林業については様々な生産出荷施設の整備ということで、大体国が経済対策で補正に乗っけているものについて、そのまま対応する形でここに乗っけております。
さらに、農業大学校牛畜舎の整備も国庫ということで、こちらも整備する。
さらに、原油価格高騰への対応といった意味で、様々な、特に、例えば、漁業者の船とか燃費が高いというので、船底にいっぱい貝がついたりするので、それを除去する費用とか、そんなものに助成するとか、できる限り燃料消費の削減に向けた支援といったものをやる予算だと。
そのほか、社会資本整備などに28.6億円というのが2月補正の予算案です。
ということで、お話し申し上げてきましたけれども、大体皆さん方に見ていただいたとおり、人材とか人づくりとか担い手づくりというものに焦点が当たっている事業も多かったかなと認識いただいたと思いますけれども、こういう形で人材をそれぞれのエリアに配置して、こういう難しい、多様化して変化している時代だからこそ、改めて人というものを大切に、人に投資をしていくということを選んだわけであります。
ということで、県民の皆さんとともに、世界に誇れる佐賀の時代をつくっていきたいと思います。