一般社団法人古湯・熊の川温泉観光コンベンション連盟は、過疎・高齢化の進行する温泉地が、他と差別化を図りながら歴史ある温泉地として、しっかりとした基盤を作るために、旅館関係者が中心となり、平成29年に設立されました。会員相互に情報を共有しながら街づくりの核になることを目指されています。
今回は、連盟が運営されている富士町観光案内所で理事長を含む5名の方とお話をさせていただきました。
富士町では、近年外国人観光客が急増しており、平成25年は334人だった観光客数が平成30年では4865人にも増えていたそうです。そういった背景もあり、理事長はインバウンドに着目し、戦略を練っていきたいとおっしゃっていました。また、富士町を訪れる観光客の6割が福岡方面、特に糸島市からのお客様が多いということで、福岡方面へのPRに更に力を入れていきたいとのことでした。福岡からは若い観光客の方も多く訪れており、客層をしっかりと分析した方策を練られていると思いました。また、地元の資源を使った観光対策ということで、近くにある北山ダム・嘉瀬川ダムを集客のために活用したいというお話も伺いました。
このような方針で、現在年間62万人という観光客数をさらに増やし、年間70万人を目指しているとうかがい、大変頼もしく思いました。
富士町が盛り上がれば、地元の方々も今以上に自分の住む地域に誇りを持ち、そういった気持ちがさらに富士町を良くしていくという相乗効果が生まれます。県としても出来る限りサポートをしていきたいと思います。
【山口知事のさー行こう!!】
連盟の皆さんの活動や今後の展望、そして何よりも熱い思いをうかがい、富士町はこれからもっと良くなっていくだろうと期待が高まりました。素晴らしい泉源を持ち、それぞれの旅館に個性があるこの富士町の活性化にこれからもご尽力いただければと思いました。
地域の活性化に全力で取り組む人々のいる佐賀さいこう!