地域でがんばっている皆さんを訪問する広聴事業『山口知事のさー行こう!!』 87番目の訪問先は、鹿島市の「アリモリローズ」です。
※訪問の模様は、県内のケーブルテレビ局で放送するほか、外部動画サイト(YouTube)でもご覧いただけます。
今回は、鹿島市のバラ農家であるアリモリローズを訪問し、バラを栽培されているハウスの見学やアリモリローズの関係者の皆さんと意見交換を行いました。
アリモリローズは、市内唯一のバラ農家で、ハウス栽培で年間24万本、約30品種のバラを栽培されています。丁寧な作業、少量多品種の生産で、プロの花屋にも認められるブライダル用などの高品質なバラを栽培されています。
まず初めに収穫されたバラを拝見しました。スタンダードな赤いバラから、珍しい淡いグリーンのバラまで色とりどりの美しいバラに心が癒されました。
今年はコロナ禍の影響により、思うように出荷ができず、花の単価も大幅に下がりました。特に、ブライダル用の白いバラは需要が減り大きな打撃を受けているそうです。バラは約1カ月間しか保存ができないため、結婚式の中止や延期は非常に苦しかったとのことでした。
次に、実際にバラを栽培されているビニールハウスの中を見学しました。「切り上げ法」や「アーチング法」と言われる栽培方法などを、実際に苗を見ながら説明していただきました。また、他の農家さんと差別化するために、香りの強いバラなど、特徴的なバラも栽培されていました。実際に匂いを嗅いでみると、とてもフルーティーな香りでした。
また、お話の中で、バラの生産者がなかなか増えないということもお聞きしました。有森さんご自身は、農業大学校に通っていた頃に農家研修で偶然にもスプレーバラに出会い、そこからバラを栽培する道を選んだそうです。有森さんのハウスは山あいにあるため日照時間が短く、栽培の苦労も多いということでしたが、長年続けられているのは、バラへの熱い思いがあるからこそだと感じました。
【山口知事のさー行こう!!】
コロナ禍の影響により、結婚式などのイベントが中止や延期になったこともあり、花き生産者は大きな痛手を負いました。そんな厳しい状況でも、一生懸命栽培されてきた努力が少しでも報われるよう、県としても応援していきたいと思います。
困難に負けず美しい花を栽培する佐賀さいこう!