地域でがんばっている皆さんを訪問する広聴事業『山口知事のさー行こう!!』 89番目の訪問先は、神埼市の「本間農園」です。
※訪問の模様は、県内のケーブルテレビ局で放送するほか、外部動画サイト(YouTube)でもご覧いただけます。
今回は、神埼市の養鶏農家である本間農園を訪問し、農園で卵や鶏肉をふんだんに使った自家製のお菓子やウインナーをいただきながら、関係者の皆さんと意見交換を行いました。
本間農園は、堆肥の発酵熱を利用した自然養鶏の手法で、抗生剤などの薬剤を一切使わず、ヒナからニワトリを育て、卵を生産されています。今年の10月には生みたての有精卵をたっぷり使ったプリンや焼き菓子、親鶏肉100%のウインナーを販売する「ほんまの小窓」をオープンするなど、六次産業化にも取り組まれています。また、代表の本間さんは新たな移住者の受け入れ支援や山間部の連帯といった地域の絆づくりにも挑戦されています。
まず初めに、養鶏をはじめたきっかけをうかがい、本間さんは栃木県出身で、元々携わっていた畜産関係の仕事の縁で佐賀県に移住。その後、それまでの経験を活かして養鶏をはじめたそうです。
次に、「ほんまの小窓」で提供されているウインナーやお菓子をいただきました。多くの養鶏場では、親鶏は卵を産む役割が無くなれば廃棄処分になります。しかし、本間農園ではこれまでの感謝の気持ちをこめて「ありがとウインナー」と名付けた親鶏肉100%のウインナーを生産されています。どれも、とても美味しく、プリンは卵の味を最大限に活かす甘さひかえめ、ケーキはふんわりした食感でやさしい味でした。
最後に、本間農園の皆さんと意見交換を行いました。
脊振地区は福岡市に近いという強みがあり、20年ほど前から移住者を受け入れてきたところ。山間部という特徴を上手く活かすことができれば、新規就農しやすい土地であるとおっしゃっていました。今後、ご自身の経験を活かして新規就農者の支援や、脊振地区と同じように福岡市に近い山間部である佐賀市三瀬地区と連携して、様々な取り組みに挑戦していきたいと語られていました。
【山口知事のさー行こう!!】
ご自身も移住者であった本間さんは農園の六次産業化をはじめ、新規就農者の支援や山間部の連携といった様々な分野に挑戦をされていました。今後の活躍について、県としても大いに期待しています。
地域資源の磨き上げに取り組む佐賀さいこう!