今回は、佐賀市の佐賀市もろどみ
in食の会を訪問し、エツ料理試食と会員の皆さんとの意見交換を行いました。
佐賀市もろどみ
in食の会は、佐賀市南部でエツに関係する11の飲食店等の店主らにより結成された団体です。毎年、エツの漁期である5月から7月にかけて「佐賀市もろどみ徐福えつ銀色祭り」を主催し、会の加盟店でのエツ料理の提供や、筑後川昇開橋に「えつのぼり」を設置するなど、エツの認知度向上と消費拡大に努められています。また、令和3年4月に、エツの食文化や有明海の水産物、佐賀市もろどみ
in食の会に関する情報発信を行う女性グループ「えつじょ」を結成。現在6名のメンバーが所属されており、同年5月より活動を開始されています。
初めに、エツ料理の試食を行いました。エツは日本でも限られた場所にしか生息していない「幻の魚」で、毎年漁が解禁になる5月1日から7月20日までしか味わうことができません。エツは鮮度が落ちやすく、小骨が多いため、「骨切り」などの熟練した調理技術が必要になるとのことでした。お刺身や唐揚げ、お寿司などをいただきましたが、独特な歯ごたえとクセのない味わいが絶品で、佐賀の日本酒との相性も非常に良いのではないかと思いました。
次に、佐賀市もろどみ
in食の会の皆さんと意見交換を行いました。
諸富では、エツは定番の食材で、多くのご家庭で自らエツを調理して、初夏の味覚として楽しまれているそうです。しかし、エツの漁獲量は年々減少傾向にあり、昔は一網に1000匹ほど獲れていましたが、今は一網に10匹ほどしか獲れなくなり、資源の保護が必要とのことでした。
また、県内外の多くの人にエツをPRするために、同じくエツが獲れる隣の大川市と連携した事業や「えつじょ」による積極的な情報発信に取り組んでいきたいとのことでした。
【山口知事のさー行こう!!】
諸富in食の会の皆さんのエツ料理の振興や、諸富の町おこしに対する熱い想いを伺うことができました。ぜひ、多くの方に「幻の魚」エツを食べに諸富まで足を運んでほしいと思います。
地元の特産品への愛が溢れる佐賀さいこう!!