今回は、唐津市の七山むらづくり協議会を訪問し、活動場所の見学、関係者との意見交換を行いました。
七山むらづくり協議会は、唐津市七山の9つの団体(七山よかこつ景美隊、滝登り実行委員会、瀧栄倶楽部、七山青年団、323景美隊、七山元気印研究会、のいばる養秀会、農産物直売所「鳴神の庄」、鳴神温泉ななのゆ)で構成され、各構成団体から選出した委員17名と相談役4名で運営されています。20~70歳代の延べ150名ほどの会員が所属されており、人口減少・高齢化の進行が著しい七山において、30代・40代の会員を中心に、景観整備等を通した地域活性化に取り組まれています。
また、七山の情報発信を行う地域おこし協力隊の募集・採用活動を唐津市とともに行い、令和3年4月、山口県岩国市より野田宗作さん・早百理さんご夫婦を七山初の地域おこし協力隊として採用されています。
初めに、活動場所の一つである鳴神公園周辺を見学しました。公園やその周りは七山むらづくり協議会の皆さんによる草刈りや樹木の植栽などがされており、緑に囲まれた美しい景観が広がっていました。すぐ横を流れる玉島川も遊歩道整備や雑草の除去がされており、多くの家族連れで賑わう大人気の川遊びスポットになっているそうです。
次に、七山むらづくり協議会代表のお二人、地域おこし協力隊のお二人と意見交換を行いました。七山むらづくり協議会の皆さんは、観光客だけでなく「地域の人も満足できる地域おこし」をテーマに活動されています。景観整備活動のおかげで、鳴神公園周辺は人気の川遊びスポットになった一方、ゴミのポイ捨てや違法駐車も増えてしまい、これらの課題への対応が必要だとおっしゃっていました。また、地域おこし協力隊と協力した「七山のアミューズメント化」構想もうかがいました。空き地や遊休農地などの課題をうまくメリットに変換して、自然の中でキャンプ場や農園体験などができる場所にしたいとのことでした。
地域おこし協力隊のお二人は、七山の自然の美しさに魅了され、七山初の地域おこし協力隊に応募されたそうです。「七山の地域新聞を作る」というミッションのもと、七山の農家の方の取材や、SNS等を通じた七山の魅力発信に日々奔走されているとのことでした。
最後に、玉島川に入りました。冷たく透き通った水がとても気持ち良く、佐賀が誇る素晴らしい川遊びスポットだと感じました。
【山口知事のさー行こう!!】
七山むらづくり協議会の皆さんと地域おこし協力隊のお二人が協力して、自然を生かした持続可能な地域づくりに生き生きと取り組まれていることを知り、大変嬉しくなりました。
美しい自然を生かしたむらづくりに取り組む佐賀さいこう!