今年9月、スロベニアで開催された熱気球世界選手権では、佐賀ゆかりの4選手が日本代表「カリガネジャパン」として国別順位で第2位に躍進し、個人でも藤田雄大(ふじたゆうだい)選手が第2位に輝きました。
チーム名の由来である渡り鳥「雁」のように、チーム一丸となって飛び立ち、互いに支え合いながら勝利を目指す姿は、世界中の人々に日本の、そして佐賀の底力を感じさせてくれたことと思います。
今、佐賀県では、「SAGA スポーツピラミッド(SSP)構想」を掲げ、佐賀から世界に挑戦するトップアスリートの育成とともに、誰もがそれぞれのスタイルでスポーツに関わり、楽しむことで、スポーツ文化の裾野が広がっていくことを目指しています。
選手たちの大空での活躍を皆で支え、応援し、楽しむことのできるバルーンフェスタは、まさに、SSPの先駆的存在ともいえるでしょう。
さらに、2024年には、“体育”から“スポーツ”へ名称が変わる初めての「国民スポーツ大会」と「全国障害者スポーツ大会」が開催されます。
スポーツが新たな時代を迎える今、人の心を熱くし、人と人とを結び付けてくれるバルーン競技が、この佐賀の地からますます盛り上がっていくことを期待しています。
3年ぶりに有観客開催となる今年の大会では、熱気球を愛するすべての人たちの想いが、色とりどりのバルーンに乗って、この秋の大空を一層輝かせてくれることでしょう。
さあ今年も、この広く澄んだ佐賀の空を高く見上げ、繰り広げられる熱い戦いに皆で声援を送りましょう!