「シチメンソウを育てる会」はラムサール条約登録湿地の東よか干潟において、絶滅危惧種であるシチメンソウの保護育成や環境保全活動等を行っています。平成6年3月の設立以降、同会の活動をきっかけに多くの団体に東与賀海岸の清掃活動が広がり、シチメンソウ自生地として整備され、平成21年11月には「佐賀県遺産」に認定されました。会の活動は、平成22年2月に「第13回佐賀市景観賞」で特別表彰を受賞、平成28年度に県政功労者知事表彰を受賞するなど、数多く表彰されています。
初めに、会の皆さんと一緒に東よか干潟のシチメンソウ群生地の見学と清掃活動を行いました。秋になると、鮮やかな赤いじゅうたんを敷いたように咲き誇るシチメンソウは、平成30年秋に大規模な立ち枯れが発生し、壊滅的な状態となりました。その際、同会が中心となって多くの団体を巻き込んだ再生活動を行い、令和2年秋には再度赤く色づいた姿が見られるようになりました。今年もシチメンソウはすくすくと育っている様子で、秋の「紅葉」を見るのが楽しみです。会の皆さんの日頃からの献身的な活動のおかげで、とてもきれいな干潟になっています。