○NHK
くすかぜ広場なんですけど、歩くをテーマにしたということですけれども、こういうふうな歩く拠点に決められた理由をもう一度知事のほうから教えていただきたいのと、あと、町なかの活性化に今後このくすかぜ広場はどういうふうに年間を通して生かしていきたいと考えておられるのか、伺いたいと思います。
○知事
佐賀県は大変すばらしい県なんですけれども、幾つかの課題があって、その1つが糖尿病の方と糖尿病予備軍が全国でワーストワン、ツーを行ったり来たりしているという状況なんですね。その原因をよく分析してみると、やっぱり歩かないということがあまりにも大きくて、車で横づけする。駐車場のニーズが高くて、車でほとんど生活が成り立ってしまうというものが課題なので、何とかして歩いていただきたいなということでずっと様々な施策をやってきたんですけれども、その中で、まち歩きの拠点という意味でくすかぜ広場を考えさせていただきました。ここは佐賀城やこころざしのもりや、それから、駅前の銅像群とか、いろんなところの中心にありますし、ずっとこのくすかぜ広場は、最初、オープンした頃はいろんなイベントなどを行われていたようなんですけれども、ここのところ人があまり入らないゾーンになっていたので、むしろここをリノベして、これは国の拠点交付金も2分の1いただいて、そこの指定も受けたので、であれば、それでいこうということであります。
これからこれがどうなっていくかなんですけど、今までよりはずっとよくなるなと思いますが、あとは市民、県民の皆さん方がどれだけご愛顧いただけるのかということと、あとはそこにこれから歩く拠点として、それこそ様々なCSOやNPOの皆さん方がどういった活動をしていただけるのか、それから、何があっても、お隣のNHKさんがどのように活用いただけるのかといったあたりで、みんなでつくり出していく、そういう拠点で、我々があんまり歩く拠点と声高に言っているわけだけれども、実際にそれが根づくかどうかというのはみんなの力、我々も含めてですけど、そういったことで、だんだん意味のある広場として、何か歩き出すとしたらあそこに集まろうというふうになっていったらいいなと今考えております。