次のピンは、特にノリの色落ち、西南部ですね。こちらのほうが非常に厳しい状況になっているということで、大きな原因の一つに、サルボウが取れなくなった。赤貝というか。これがもともとこの赤潮の発生で栄養塩が減少していることが大きな原因だったんですが、このサルボウがいてくれると、プランクトンを捕食することができますので、赤潮を抑えることに有効だったんですが、このサルボウまでいなくなったことによって、なかなか赤潮発生が頻発するようになったということもあるので、今回はサルボウの稚貝約100万個をこの鹿島、太良地域の海に放流してみたいと思っています。もちろん、これだけで何とかなるかどうかは分かりません。でも、やれることは何でもやるということでありますので、様々なしゅんせつとかそういったことに加えて、サルボウを放流することで、少しでも光を見いだしていきたいなと思っているわけであります。