では、今日の報告事項にいきます。
まず、新時代のエンターテインメントアリーナということで、SAGAアリーナがついに出来上がりました。
昨日、私も見に行ってまいったんですけれども、非常にせり上がる急勾配の観客席、そして、勾配35度は国内最大ということでありまして、勾配35度はどのぐらいかと考えると、スキー世代だったりもするので、35度というと、非常に直角に上から見えると思うんですね。そういうような感じで劇場型というか、みんなが集約して物を見られるような感じになっております。そして、これがせり出して移動席が出てきますと、中央に狭いスペースが現れますので、どの観客席からも見やすく、臨場感あふれる体験ができるということになっております。ここが1階、2階で、この3階にライトがついているところがいわゆるVIPルームと言われる、SAGAアリーナの一つの特徴になっています。VIPルームと言っても別に偉い人が来るということではなくて、みんなで借りることができたりとか、飲食をしながら団体で使えるというようなイメージで思っていただければいいかと思います。これを世界的にはVIPルームと言っているので。もちろん、皇族の皆さん方が来られた時とかも使わせていただきますけれども、3階席はそういった意味で特別な部屋の集まりと思っていただいて。そして、さらに4階はお値段も含めて大衆的というか、非常に入りやすい環境という、立ち席も含めてですね、というのが4階もあるというイメージです。
さらに大型ビジョンという意味では、この3つを標準装備しているのは、全国でSAGAアリーナのみということで、このリボンビジョンというリボンですね、これが完全に一周しております。そして、センタービジョンがあって、さらに、この壁面ビジョンが両側についているという形、この全ての装備、標準装備しているのはうちのアリーナ、全国で唯一ということでして、非常に圧巻のステージショーが見られるという状況になります。
ほかにも、観客席に工夫を凝らしております。
まず、全席ドリンクホルダーを設置しております。どこの席でも飲み物が飲めるという状況であります。そして、沖縄アリーナが非常に女子トイレが多いことで有名なんですけれども、佐賀県は男子トイレも変更できるということも含めて、最大マックスのときにはそれを上回る、1万人の沖縄アリーナを上回る女子トイレの箇所数ということに、150から160まで可能になっておりまして、心置きなくいろいろドリンクを楽しんでいただける環境ということに配慮をいたしました。
先ほど言った4階のスタンダード席があって、1~2階はハイスタンド席ということで、座ってみましたけれども、4階のスタンダード席よりはゆったりという感じなんですね。この4階席で言うと、野球のスタンドよりもちょっとゆったりしているけれども、この前を移動しようとすると、ちょっと足ごめんなさいという感じです。それに対して1~2階については、隣に座っている席の人たちを気にしながら前を通ったりするところ、ほとんど配慮しなくていいようなゆったり感があって、この席の幅も、こちら(4階のスタンダード席)よりも5センチゆったりしているということになっています。
さらに、升席が用意されていて、ここはもう本当に自由にくつろいでいただくということ。さらに、このボックス席については、ベビーカーも一緒に横にくっついたりしながら楽しめる席が2階にはありまして、さらにカウンター席は、ここに立食しながらということで、ちょっと席から離れて、ここに立って一緒に何か話そうぜみたいなこともできるようになっている。さらに、ペアシートについては、ドリンクホルダーが両側にあって、ちょっと接近しながら夫婦で、それから、友達同士でということができる。さらに、サイドテーブル付の席が90席があって、食べ物を置いたりすることもできる席があったり、ファミリーグループ席で3人の席があったり、5人の席があったり、それぞれのファミリーに応じたグループ席がある。さらに車椅子席が96席、テーブル付で車椅子でも楽しめるということで、”さがすたいる”に合わせた形で、いろんな皆さん方が、いろんな形で。そして毎回、今回はどこの席に行こうかと楽しめるような環境を整えているというのが大きな特徴でありまして、日本中のアリーナって、大体体育館型が多いですけれども、本当の真のアリーナ型になっているという意味では、我々とすると、沖縄アリーナとうちのアリーナかな。それに加えれば、有明アリーナぐらいかなと思っております。
ということですので、いわゆるVIP専用フロアというのは、みんなで使います。
例えば、この席で言うと、80人程度がパーティーができるようなかたちになっていて、この空間は実は何かメインステージを見ようとすると、ちょっと距離があるんですね。だから、普段はずっと飲食をしながら、試合前の環境なんかを楽しんでいただくことにも使えるし、ちょっと気が向いたらアトラクションを見に行くという形で、ちょうどここが入口になりますので、こういう使い方ができたり、逆サイドに行きますと、プレミアムラウンジというのが2室、大体40人×2で用意されています。こんな形で様々なプレーを見ながら語れるというようなもの。
そのほかに個室10室というのがあって、これは8人だったり、10人だったり、12人だったり、様々な活用ができる。団体としても楽しめるようなVIPルームになっているので、3階はプレミアムなエリアということでありまして、ですので、それなりに料金もいただいて、そういったものについては様々なアスリートだったりとか、そういった皆さん方に還元できるような形にしていこうということです。
さらに、うちの特徴としては会場へ直接搬入できるような形でありまして、裏方さんにすごく優しいような環境、それから、完全に黒を基調としておりますので、色付きで出て来られた演者の皆さん方が非常に目立つ形になります。
そして、エントランス、これが6か所ありますので、同時チェックインが可能です。こっちが方向的にいうとスタジアムの方向です。
実は、SAGAアリーナはメインの他にもサブアリーナというのを設けていまして、例えば、バスケとかバレーだと、ここで練習してから本番に行くということも可能なんですけれども、普段、コンサートの時などについては直接外から出入りが可能なので、ファン向けのグッズの販売会場にも使えるという設計にしております。
さらに、アスリートの皆さん、特にホームチームについてはこのような形で、高さは2.2メートルということで、フィーラー選手なんかも通れるように、現地確認をして頭がつかえないような形でみんなが、ホームチームが試合に勝てるような工夫も施しておりますし、シャワーも高い位置につけられるようになっています。
それから、トイレも列ができるでしょうけれども、どこが空いているというのが一目瞭然に分かるようなシステムになっていて、数も非常に多いわけですけれども、そのほか5G、そしてネット環境でトイレの空き状況もスマホでチェックできる、そういうシステムを入れることで快適に過ごせるような工夫が随所になされております。
ということで、これからなんですが、ちょうど今月26日にアリーナの引渡式・定礎式を行うことにしております。報道の皆さん方、ぜひお越しいただきたいと思います。
そして、3月上旬には、今ちょうどSAGAアリーナの前に鉄塔が、光というか、囲われている照明灯が1つあると思いますけれども、あそこにミヤザキケンスケ君が絵を描いて、これから乞うお楽しみなんですが、何々タワーというのが出現すると。
それから、4月中旬になりますと、いよいよ栄光橋、まだ今は工事中ですけれども、この開通式を行って、ランニングループ、サンライズパークの売りはランニングのコースが3つ設定されると。イケてるコースが3つできるということなので、そこのオープンだったりとか、先ほど言ったアプリのリリース、5月上旬になりますと、パークテラスとカフェ・ショップがオープンし、いよいよ5月13日にはグランドオープンということでありまして、願わくば、ここでバルーナーズのB1昇格の試合ができたらなと思っておりますが、こればかりは試合結果に左右されますので、そういった状況も見ながら、この流れをつくっていきたい。
さらに、6月4日には「With You!(ウィズユー)佐賀県文化芸術祭」ということで、第1弾の出演者が決定しました。唐津くんちは3つの山ですね、2番「青獅子」、5番「鯛」、10番「上杉謙信の兜」ということで、多久山笠だったり、佐嘉神社の巫女舞、面浮立チームや、それから佐賀のティーンズミュージカルSAGA、鳥栖のティーンズミュージカル鳥栖ですとか、アルモニア管弦楽団、それからバレエのプロジェクトチームの野村さんとか、そういう皆さん方ということで、思い切り佐賀県の今まで培ってきた伝承芸能を含めたアトラクションががっとこのアリーナに息吹を、佐賀県中の吐息を吹き込んで、まさに県民のアリーナだという形にしていきたいなと思います。入場については4月より募集開始をさせていただきますので、乞うご期待ください。
それから、これは先だってもお話をさせていただきましたけれども、例えば、6月10日、11日はフィギュアのスケートショーということで、今日は安藤美姫さんがこの後、私を訪れてくれて、今日いろいろ出演者の発表もあると思いますが、そういったプロスケーターのショーがあったり、B'zのコンサートが、コンサート的にいうと、これがスタートになるわけでありまして、初めてのアリーナで初めてコンサートをしていただく方というのは非常に気を遣うわけでありますけれども、B'zさんが非常に佐賀のことを愛してくれていて快く引き受けていただいた。ですので、いろいろ6月17日の前から様々なトライをして、このアリーナがどんなアリーナなのか、どんな音響なのかというチェックをしながらコンサートに臨んでいただくことになっております。
さらには、ペインクリニック学会が学術集会、特に学会系はこれから様々なものがめじろ押しになってくると思います。2025年には日本青年会議所、いわゆるJCの全国大会もこの佐賀で初めて開かれることになっております。
さらに、7月の下旬になりますと、ユーミンのコンサート、さらに8月の25日、26日、27日についてはディズニー・オン・アイスが初めて佐賀で開かれるということで、これまで福岡に行かなければ見られなかったものが、むしろ福岡ではなくて佐賀で開催するというイベントも多くなってくると思います。そのぐらいすばらしい器になっております。県のイベントもアリーナでやろうと企画しているんですけれども、アリーナがいっぱいになって県ですらなかなか予約が取れないという状況になっております。そういったことも非常にありがたいことかなと思います。これから新しい形のアリーナなので、どのような形でこれを運営して、様々なビジネスシーンだったり、スポーツシーン、それから、コンサートのシーンに結びつけていくのかというのがポイントになろうかと思います。
ということで、皆さんの胸に多くの感動をと思っております。乞うご期待をください。