山口知事は「人工衛星を使えば、温暖化ガスの濃度や災害の発生状況など、迅速に多くの情報を得ることができるようになってきている。国や県という枠組みだけでなく、これからは世界そして宇宙規模で物事を考えていくことがより大切になっていくと感じた」と宇宙技術のさらなる可能性に期待するとともに、たくさんの質問で盛り上がる会場の観覧者に対して「若い世代が宇宙への情熱をもってくれていることがとても心強い。幕末維新期に佐賀の先人たちが新しいことへ果敢に挑んだように、失敗を恐れずに、ぜひ何事にも志を持ってチャレンジしてほしい」とメッセージを送りました。
山川理事長は「幕末に反射炉や蒸気船の開発に挑んだ佐賀と、いま宇宙という未知の世界にチャレンジしているJAXAと、その想いは通じるものがあると感じた。佐賀からの応援を胸に、さらにがんばっていきたい」と知事のエールに応えるとともに、直筆で『SAGA発 宇宙維新!!』と熱いメッセージを書かれた色紙を知事と宇宙科学館へプレゼントしてくださいました。
9月にJAXAが打ち上げた無人補給機「こうのとり」8号機で、佐賀県太良町の新鮮なみかんが国際宇宙ステーションへ届けられたばかりです(「こうのとり」で佐賀県のみかんが国際宇宙ステーションへ届けられたのは3機連続になります)。ますます身近なものとなる宇宙から、これからも目が離せませんね。
以上、文化課レポーターが現場からお伝えしました。