女山大根は、多久市の旧女山村を中心に江戸時代から栽培されてきた伝統野菜です。根や葉の美しい赤紫色の部分には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを多く含み、大きいものは10kgを超えるものもあります。さらに、青首大根に比べて1.5倍ほど糖度が高く、煮崩れしにくいため、煮物や汁物、和え物に適していると言われています。
地理的表示(GI)保護制度とは、農林水産物等の産品をその生産地や品質の基準等とともに登録し、知的財産として保護する国の制度です。佐賀県では、国税庁が所管する酒類で日本酒「佐賀」が登録されていますが、農林水産物では女山大根が初の登録です。
山口知事は、GI登録へのお祝いを伝えるとともに、切干大根の煮物と醤油漬を試食し、「とても甘くておいしい。女山大根の美しい色を活かして、一年中買ってもらえるように、ピクルスなどさまざまな加工品にも挑戦してもらいたい。」とコメント。
女山大根は、12月から2月が収穫期で、主に多久市の直売所「幡船の里」で販売されます。ぜひ一度ご賞味されてはいかがでしょうか。
以上、広報広聴課レポーターがお伝えしました。