O.G.I.は、高校1年生のドラム吉中美音(よしなか みお)くんと中学2年生のベース美夕(みゆ)くんの兄弟によるハードロック・バンドです。O.G.I.は、小城市のイベントや各地のコンテストにも参加するなど、幅広い活動をしています。
始めに、二人の演奏を聴かせていただきました。
1曲目は、オリジナルの「OVER DRIVE」という曲です。演奏が始まると、それまでの二人の優しそうな雰囲気は一変、迫力あるハードロックが響き渡ります。その演奏のレベルの高さには本当に驚きました。
そして、2曲目では、美夕くんが7弦のベースに持ち替えて演奏してくれました。二人のテクニックの高さを活かしたとてもいい曲でした。その曲は、昨日作ったばかりとのことで、驚きの連続です。演奏を聴きながら、二人が音楽シーンで活躍している姿に思いを馳せました。二人の実力は「本物」だと実感しました。
その後、お父さんも交えていろいろなお話をさせていただきました。
楽器を始めたきっかけを尋ねると、二人とも、「DVDを見てあこがれたのがきっかけです」とのこと。お父さんもバンドをされていたそうで、音楽に囲まれた環境の中で、二人が楽器を始めたのは自然のことだったのでしょう。
私から、今後、どのようなところで演奏したいのか聞いてみると、美音くんからは「佐賀らしいところで演奏してみたいです」とのこと。強い個性が感じられる二人の演奏は、酒蔵など、佐賀のディープなところに合うのではないかと感じました。
美夕くんは、昨年、ベースの全国コンテストで総合グランプリを獲得したそうです。才能あふれる逸材が佐賀にいることを知ることができ、私も自分のことのようにうれしく思いました。
お父さんのお話では「二人とも技術的には非常に高いレベルにありますが、音楽で大切なノリとかグルーブ感などの面ではまだこれからです」とのこと。二人にはこれからたくさんの経験を積んで、音楽の深みを追及していってほしいと思いました。
当日ご一緒した江里口秀次市長、中島正之市議会議長からは、「二人の演奏を初めて聞いたときは鳥肌が立ちました」「小城市では、これまでのイベントは、大人による演奏や踊りなどが多かったのですが、この前はキッズファンという子ども向けのイベントをやりました」とのこと。キッズファンには、O.G.I.も出演したそうです。がんばっている子どもたちが活躍できるような場面が、どんどん増えていくことはとてもすばらしいことだと思います。こういった取組が増えていくように、私もできることを考えていきたいと思います。
お父さんからは「O.G.I.は、縁があって佐賀の皆さんにたくさん支援をいただいています。CDを出した時も、佐賀出身のミュージシャンの方々が、録音などで協力をしてくれました。これから、佐賀や小城のイベントにたくさん出て、恩返しをしていきたいです」とのお話がありました。佐賀出身者には様々な分野で活躍している人がたくさんいます。その絆がO.G.I.へつながっていること、そして、またO.G.I.からつながっていこうとしていることをとてもうれしく思いました。
最後に二人から、O.G.I.のCDをいただきました。とてもよい曲でしたよ。ありがとうございました!!
【山口知事のさー行こう!!】
佐賀で、がんばっている二人の子ども、そして彼らを支える家族のことを知ることができて、とてもうれしく感じました。そして、佐賀出身のミュージシャンが二人をサポートしているように、二人の想いが、佐賀のいろんな場所へ広がっていき、同じようにがんばっている皆を支えていくようになればすばらしいと思います。
二人には、これからたくさんの経験を積んで、佐賀出身の世界に誇れるミュージシャンとなってもらえるよう期待しています。そのために、二人を含めた佐賀の次世代を担う子どもたちの活躍の場が増えていくよう、私も応援していきたいと思います。
がんばる子どもたちが輝ける佐賀へさー行こう!!