始めに、松尾宏校長のご案内で学校内を視察しました。現在の大町ひじり学園の校舎は、平成25年に小学校と中学校を一体として建設されました。
まず、職員室を訪問しました。大町ひじり学園では、小学部、中学部の先生方が同じ部屋で執務をされており、お互い相談や連携がすぐにできるように配慮されていました。
次に、小学部では、ちょうど午前中の授業が終わり、皆で給食の準備に取り掛かるところでした。子どもたちの元気な様子や、給食係の皆さんが一生懸命に準備する様子など、とてもよい雰囲気でした。中学部では、小学部と違い、とても落ち着いた様子で成長が感じられます。9学年にわたる子どもたちが同じ空間で学校生活を送ることで、中学部の皆さんは、小学部のお手本にならなければならないという責任感が芽生えるそうです。校舎内を拝見して、校舎一体型の小中一貫校の様子やその効果などを感じることができました。
その後、8年生(中学2年生)の皆さんと一緒に給食をいただきました。メニューは、白石のれんこん入りのつくねと有明海苔の和え物、みそ汁でした。始めは、私が日頃食べているものよりも薄めの味付けだと感じましたが、素材の味をしっかり感じることができました。旬の食材を使った安全安心の給食をたくさん食べて、身も心も大きく成長してほしいと思いました。
給食を食べながら、皆さんの夢を聞かせていただきました。プロ野球選手や声優、大町町長、そして佐賀県知事になりたいという皆さんの夢をとてもうれしく、そして楽しく聴かせていただきました。私からは、「夢は、前向きに一生懸命考えていれば必ず実現できます。将来に向かって、大きく真っ直ぐにがんばってください」とお伝えしました。元気な皆さんと、いろんなお話ができ、とても楽しい時間でした。
最後に、コミュニティ・スクールの取組で学校運営に携わるPTAや地域の皆さんも交えて意見交換をさせていただきました。
皆さんからは、毎朝の挨拶などの見守りや地域でのイベントなど、子どもたちとの交流の様子を聴かせていただきました。水川一哉町長からは、「子どもたちが大きくなっても大町町を大切に感じてくれるよう、町全体で子どもたちのためにできるかぎりのことをしてあげたいと思います」とのお話がありました。PTA活動も、保護者同士が協力しがんばっているとのことで、とても心強く思いました。また、大町ひじり学園が力を入れているキャリア教育では、「夢に向かって 絆・全力・挑戦!」を合言葉に、子どもたちが夢をもてるように地域とも協力して活動をされているとのことです。
学校、地域が一体となって、子どもたちを育てていこうという取組は本当にすばらしいと感じました。
【山口知事のさー行こう!!】
大町ひじり学園を訪問して、小中一貫教育の現場を拝見し、また、学校運営を支える地域の皆さんとお話をさせていただき、様々な気づきをいただくことができました。
これからの佐賀県を支えていく子どもたちを育てていくために、それぞれの小学校や中学校が、地域の実情に合わせて、しっかりと活動していくことが大切だと思います。佐賀県の子どもたちが地域を大切に想えるよう、そして自分の夢に向かってがんばっていけるよう、心から願っています。
子どもたちが夢に向かってがんばる佐賀県へさー行こう!!