皆さんは、30年前に三瀬トンネルが開通したことをきっかけとして、三瀬を訪れる観光客のために、地元で何か出来ることはないかと、自ら考えお菓子作りを始められたそうです。皆さんからこれまでの経緯や日々の作業のことなどをお伺いしながら、そのお元気な様子に触れることができ、とてもうれしくなりました。地域の皆さんが自ら考え、地域の農産物や人の力を活かし、30年もの間、活動を継続されてきたことは、本当にすごいことだと思います。
その後、隣の中鶴集落のなかんつる加工組合を訪問しました。昨年発足したなかんつる加工組合は、地元の米を原料として、集落の女性9名で、味噌や麹の製造をしています。
なかんつる加工組合の皆さんも、集落で何か仕事ができるようにしたいと思い、元々味噌作りが盛んな地域であったことを活かして、加工組合を立ち上げられました。訪問した際は、ちょうど味噌作りの作業をされており、皆さんが一生懸命作業に打ち込まれている姿に、活動の発展にかける熱意を感じました。
昨年の加工組合発足後に仕込んだ味噌が、今年の8月頃、第一号として完成します。熟成中の味噌を少しだけ味見させていただきましたが、出来上がりがとても楽しみです。これから活動が軌道にのるまでには、いろいろな困難もあると思いますが、地域の力を結集して、おいしい味噌を作っていただきたいと思います。