武雄市消防団は、武雄市の地域防災力の要として、非常時には消火活動や地域住民の避難誘導を行うほか、平常時にも消火訓練や防火啓発活動等に取り組み、地域住民の安全と安心を守っています。当日は、小松政武雄市長にもご同行いただきました。
はじめに、女性分団の皆さんによる応急手当の授業を拝見しました。女性分団に所属する49名の団員のうち、約半数は応急手当普及員の資格を有しており、地域の学校や自主防災組織を対象に救命法の指導等を行っているそうです。当日も、女性分団の皆さんは、胸骨圧迫を行う際の注意点やAEDの使い方など、大変丁寧に指導されていました。
いざという時に備え、命を救うための技術を広めることは、地域防災力の充実・強化を図る上で大変重要です。地域のため、皆さんがさまざまな角度から日々活動されていることを再認識するとともに、とても心強く思いました。
その後、消防団の皆さんと意見交換を行いました。皆さんから、「消防団員のサラリーマン化に伴い、昼間の火災に対する初動対応が難しくなっています」、「なかなか団員の確保に苦労しています」など、地域防災力の中核を担う消防団活動を維持する上での課題をお聴きしました。このほか、「これからは災害に遭われた方の心のケアも勉強していきたいです」と活動上の目標もお話しいただき、地域の安全・安心の原点である皆さんを取り巻く現状やお考えを深く理解することができました。
【山口知事のさー行こう!!】
平常時・非常時を問わず、地域住民の安全と安心を守るために活動されており、非常に頼もしく思いました。これからも、消防団活動の重要性や魅力を発信していき、消防団の皆さんとともに、地域防災力の充実・強化を図ってまいります。
消防団活動が活発な佐賀さいこう!