2つ目は、もう皆さん方もご案内のとおりです。バルーナーズのB1昇格が決まりました。本当にすごい、天の配剤かと言われるぐらい、SAGAアリーナが5月13日というのは最初から決まっている中で、その1週間前から、6日、7日をしっかり勝ち抜いて、そして13日、14日とさらにまた連勝するということで、筋書きを作ってもなかなか、映画もドラマもあんなふうにはできないものですけれども、本当に見事にはまりまして、佐賀県民と共にバルーナーズの昇格を、そしてアリーナの誕生を喜び合えたということは、SAGAアリーナがこれから何十年続くか分かりませんが、本当にすばらしい誕生になったかなと思っております。
もともと、まだバルーナーズのことに詳しくない方もおられると思います。本当に5年前、1年目ですけれども、SAGAアリーナというのができるよということで、アリーナができるからチームができるという、このパターンはなかなかないんですけれども、でも、それだけすごい画期的な、NBAに匹敵するようないいアリーナを造るからということで、そういう呼びかけが始まって、最初は練習会場の確保にも苦労して、社会人リーグのときには観客が関係者だけのときもあったそうであります。特に井上選手とか、中西選手はこの頃からいるので、本当に私も感無量なんですけれども、富士の山の中の廃校の小学校で練習して、試合になると諸富まで出てきてということでした。そこから2年目になりますとB3に初参戦したわけですけれども、これもすごい不思議なことで、初めてB3というのに出たのにもかかわらず、最初のほうは下のほうにいたんですけれども、途中でコロナの中でぐうっと上がっていって、ふっと1位になったらコロナで試合が途中で止まっちゃいました。60試合あるのが40試合で、ここで打切りということになりまして、以降、試合ありませんということになったので、いわゆるプレーオフもなく、その時点での1位だったバルーナーズがB2に上がるという特例措置になりました。
ということでB2に上がって、2年間頑張って、一応、西地区の3位とか4位になってきたんですけれども、やはりプレーオフに行きますと、西地区の3位とか4位でプレーオフに行くとアウェイで敵地でやるということになりますので、いずれも連敗連敗ということで初戦敗退をしてきたわけですが、今年はついに西地区の1位でプレーオフに出たということになるわけです。
これは多言を要しないと思いますけれども、本当に、こんなシーンがこうやって生まれる、本当に奇跡だなって、最初の頃、彼らの訪問を受けて、まずやってみるわという時代から見ると、本当にソフトとハードがうまく融合して、みんなの気持ちが1つになるといろんなことが起きるんだなということで、佐賀のSSP構想も含めた未来に向けて、とても大きなきっかけになりました。こんなこと、こんな観客なんていうのは、僕らからすると、とても夢のような話でありました。
ということで、明日から西地区2位のヴェルカさんも千葉に勝ってきまして、これまでずっと九州列島はB1チームなかったんですけれども、佐賀と長崎がなぜか九州2県昇格という華々しい快挙ということで、両雄が激突するということになったわけですが、我々が1位で長崎が2位だったので、我々のホームでやると。上位のほうでやりますから。ということで、SAGAアリーナのほうで明日、明後日やるということなんですが、ぜひいい戦いをしたいなと思います。ぜひ長崎ヴェルカの関係の皆さん方、ブースターの皆さん方もできる限り公共交通機関を、いつもは車でアリーナに行っているみたいですが、佐賀はなかなかいっぱい集まってきますと、渋滞もしますし、病院もありますので、佐賀に入りては佐賀のやり方で、ぜひ公共交通機関でお越しいただいたらありがたいと思っております。
こうなったらB1制覇、夢を成し遂げるまで佐賀県はこれからもずっと応援をしていきたいと思っています。